グレープフルーツは健康に悪い？低カロリーで栄養豊富も、薬に注意 |

柑橘系のフルーツのなかでも人気の高いグレープフルーツですが、健康に悪いといわれているのを知っていますか？低カロリーで栄養豊富ですが、なぜそのようにいわれるのでしょうか？

グレープフルーツが健康に悪いといわれる理由
食べる時の注意点
効果的な食べ方について

薬との飲み合わせが悪いといわれるグレープフルーツの注意点などについて、詳しく紹介していきます。

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1 グレープフルーツは健康に悪い？
- 1.1 栄養や効能
- 1.2 低カロリーで美容効果も
2 注意点
3 効果的な食べ方
4 まとめ

グレープフルーツは健康に悪い？

グレープフルーツはそのまま食べるだけではなく、ジュースやゼリー、アルコール飲料などでも人気があります。人気があるのに健康に悪いとはどのようなことなのでしょうか？

栄養や効能

グレープフルーツのカロリーと糖質量は以下の通りです。

（可食部100gあたり）

カロリー：38kcal
糖質量：7.5g

グレープフルーツは糖質・ビタミンC・カリウム・食物繊維が豊富です。酸っぱさが強いグレープフルーツは、ビタミンＣが特に豊富で、柑橘類の中でも温州ミカンよりも多く含まれています。種類にもよりますが、ルビーなどの紅肉種（果肉がルビー色のもの）はβカロテンやリコピンなども豊富です。

低カロリーで美容効果も

グレープフルーツの苦味成分であるフラボノイドの一種・ナリンギンは、食欲抑制効果と脂肪の分解を促す効果があります。そしてグレープフルーツの果汁と果皮油にあるヌートカトンという香り成分は、交感神経を活性化することで脂肪燃焼効果が期待できます。

グレープフルーツに含まれているカリウムは、利尿作用効果があるのでむくみを軽減し、食物繊維は便秘解消効果があるのでダイエットなどにはおすすめです。もちろん、ビタミンCの抗酸化作用で錆びにくい体を作ることが期待でき、美容効果を得られます。

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注意点

低カロリーで美容効果が期待できるグレープフルーツですが、注意しなければいけないこともあります。

薬の効能を邪魔する

グレープフルーツは薬との飲み合わせが悪く、一部の薬の作用を阻害して副作用を起こす恐れのある成分が含まれています。投薬中や薬を飲む必要がある場合には、注意が必要になります。

飲み合わせが悪いのは、グレープフルーツだけではなく、グレープフルーツジュースも同じなので、薬を飲む時には医師に確認してからグレープフルーツを食べたり飲むようにしてください。

フラノクマリンとは

薬との飲み合わせは注意が必要ですが、グレープフルーツに含まれているフラノクマリンが薬に影響を与えているといわれています。フラノクマリンは果肉に多く含まれており、グレープフルーツの種類や産地によっても薬との影響が異なるので気をつけましょう。

フラノクマリンはグレープフルーツだけに含まれているのではなく、柑橘類には含まれているものが多く、柑橘類以外でもパセリやセロリ・みつば・イチジクやザクロなどにも含まれています。

過剰摂取は糖質やカリウムに注意

健康に良いとはいってもグレープフルーツの食べ過ぎは体によくありません。下痢を起こす原因にもある食品成分「FODMAP（フォドマップ）」にグレープフルーツが該当します。カリウムは腎臓が弱い人が摂り過ぎてしまうと、カリウムが上手く排出できずに高カリウム血症になってしまうこともあります。

適量を食べていれば問題はありませんが、過剰摂取に気をつけるようにしてください。

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効果的な食べ方

食べ過ぎには注意が必要なグレープフルーツですが、効果的に食べることでその効果を活かすことができます。

1日の適量

グレープフルーツの1日の適量は1個ですが、FODMAPに該当するため食べ過ぎるとお腹の調子が悪くなってしまう可能性があります。グレープフルーツジュースも同様の効果があるので、飲み過ぎないように注意をしましょう。グレープフルーツジュースの場合は、1日1杯を目安として飲むようにしてください。

グレープフルーツの食べ方

グレープフルーツはそのまま食べるのもおいしいですが、ジュース・ゼリーなどにして食べると酸っぱさを気にせず食べることができます。

そのまま食べる場合は、半分に切ってスプーンですくって食べる人がほとんどですが、グレープフルーツの上下を5mmずつ切ってから果肉を残すように丸みに沿って皮をむきます。薄皮に沿って包丁を入れると、身をキレイに取り出すことが可能です。

スプーンですくって食べるよりも身をキレイに食べることができます。