皆さんは朝食にグラノーラを食べたことはありますか?グラノーラといえば2000年の始め頃になって日本でもよく見るようになり、今ではたくさんの種類が販売されていますよね。
そんなグラノーラですがとても優秀な食品でありながら、食べた後にお腹を壊してしまったという人も少なくないと言われています。
今回の記事では、
- グラノーラとはどのようなものなのか?
- グラノーラを食べた後にお腹を壊してしまう原因
- 一食分のグラノーラの量
- グラノーラに含まれる優秀な栄養素
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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グラノーラってどんなもの?
“グラノーラ”はシリアル食品の一種で、玄米やオートミール・小麦・とうもろこしなどを主原料とした食べ物です。そこにドライフルーツやナッツ・蜂蜜・砂糖などを加えてオーブンで焼いたものをグラノーラと言います。
市販されているグラノーラの中で人気なものには、カルビーが販売している『フルーツグラノーラ(フルグラ)』があります。主原料であるオートミールは、他の穀類よりも栄養価が高く、ダイエット効果や美容効果があるものとして注目されている食材です。
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グラノーラでお腹がいたくなることはあるの?
非常に栄養価の高いグラノーラですが、グラノーラを食べた後にお腹が痛くなってしまう人もいるそうです。次はその理由について解説していきたいと思います。
食物繊維の摂りすぎ
グラノーラには食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消に効果があります。食物繊維と言えば皆さんもご存知の通り体に良い成分で、腸内環境をきれいに整えてくれるなど様々な効果があることが期待されていますよね。
そんな食物繊維ですが、実は摂りすぎてしまうと逆にお腹を壊してしまうということもあるのです。
食物繊維は体の中で吸収されない成分ですので、そのままの状態で腸に移動します。消化されていない状態で腸に移動することで、腸へ刺激を加えて排出動作を促す作用があります。
適切な量を摂取することによって、少しだけ排出動作が促されるのであれば全く問題ないのですが、一度にたくさん食べてしまうことによって腸の動きが過敏になると腹痛や下痢を引き起こしてしまいます。
乳製品と一緒に食べるから
食物繊維街の原因として考えられるのは乳製品と一緒に食べるからということです。グラノーラは牛乳やヨーグルトと一緒に食べることが推奨されています。もちろんおやつ感覚でそのまま食べている人もいると思いますが、ほとんどの方は牛乳やヨーグルトと一緒に食べていますよね。
牛乳やヨーグルトに含まれる乳製品の糖質(乳糖)は、日本人にとってはなかなか吸収しづらい成分であり、乳糖不耐性(乳糖を吸収する能力が弱い)の人が摂取するとお腹を壊してしまいます。また乳糖不耐症ではないものの一度に沢山の乳製品を摂取してしまうと、吸収が追いつかず腹痛や下痢の原因になってしまうと言われています。
このように様々な理由でグラノーラを食べた後にお腹が痛くなることがあるんですね。皆さんはいかがでしょうか?
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グラノーラの一食分の量はどれくらい?
では一度の食事でどれくらいの量を食べて良いか、具体的に解説していきますね。
フルーツグラノーラ(フルグラ)を販売しているカルビー株式会社のホームページによると、フルグラの1食分の目安量は「50g」と記載されています。50gというとお米の1合カップ(180cc)で約9分目くらいが目安になります。
この量を大きく超えてしまったり、牛乳やヨーグルトをたくさん入れてしまうと腸に負担をかけてしまう恐れがありますので、しっかりと量は守って食べましょう。
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食べ過ぎなければとても優秀な食品!
グラノーラはお腹を壊してしまいやすい食品ですが、優秀な栄養素を豊富に含む食生活に取り入れていただきたい食品でもあるのです。
ではグラノーラにはどのような栄養が含まれているのか紹介していきます。
鉄分
食物繊維と並んでグラノーラは鉄分が豊富に含まれています。鉄分は人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
鉄分不足になると貧血になり様々な症状が出てしまうのですが、特に女性は貧血になりやすく、さらに妊娠中の女性になるとより貧血の影響が多く出てしまいます。グラノーラは女性にとってはとてもよいて鉄分補給源になってくれること間違いなしです。
ビタミン類
グラノーラにはさまざまなビタミン類が豊富に含まれています。いくつかピックアップして紹介していきますね。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- グラノーラはシリアル食品の一種
- 玄米やオートミール・小麦・とうもろこしなどを主原料とした食べ物
- 食物繊維が多く食べ過ぎると腸を活発に動かしてしまう
- 乳製品と一緒に摂取する機会が多く、お腹が緩くなりやすい
- 1食分のグラノーラの量は50g程度に抑えよう
- 鉄分やビタミンが豊富
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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