ガムをよく噛みますか?ガムは大きなボトルのものも販売されていますが、あんなに食べきれないと思ったことはありませんか?そもそも、ガムに賞味期限はあるのでしょうか?今回は
- ガムの賞味期限は?
- ガムは腐るとどうなる?
- ガムの保存方法
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目次
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ガムの賞味期限は?
ガムに賞味期限はあるのでしょうか?
ガムの原料
ガムはガムベースという植物性樹脂から作られています。
かつて、マヤ族やアステカ族のようなアメリカの先住民族達が樹液の塊を噛む習慣があった事が、ガムの起源だと言われています。
この習慣が後世へと受け継がれ、世界に広がっていったのです。
まず、アカテツ科やクワ科などの木に幹から頂上へ向かってV字の溝をつけ、そこから流れてくる樹脂を採取します。
その樹液を煮詰めてできる淡い褐色の塊が、ガムベースの原料となる植物性樹脂なのです。
植物性樹脂に糖類や甘味料、香料などを混ぜてできあがるガムベース。
さらにかたさを調整する炭酸カルシウムを加えて成形して、ようやくガムは完成します。
ほとんどのガムに賞味期限はない
実は、ほとんどのガムには賞味期限がありません。
ガムには水分がほぼ含まれておらず、使用している原材料も経年による品質の劣化がないものばかりだからです。
また包装の仕様も、外からの水分や微生物の影響がないように工夫されています。
食品衛生法では、常温保存で長期間品質が変わらないものに関して、賞味期限の記載を省くことを認めています。
砂糖や塩の袋にも賞味期限が記載されていないのは、そのためです。
特保ガムは1年〜1年半
ある一定の健康に対するなんらかの効果が期待できる旨を謳った食品が「特定保健用食品」いわゆるトクホです。
特定保健用食品はその品質を落とさないため、賞味期限の記載は絶対。
特定保健用食品のガムといえば口内細菌の増殖を防ぐものや酸の生成を防ぐものなど、口内環境を整えることに特化したものが多く見られます。
そのほか歯科でも歯科医推奨のガムが販売されていたりしますよね。
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ガムは腐るとどうなる?
ガムが腐ってしまうことはほぼありませんが、0%ではありません。では腐ったガムとはどのような状態のものを言うのでしょうか?
非常に腐りにくい
ガムは水分が非常に少なく、また包装も密閉されていたりと腐りにくい食品です。
常温で正しく保存した場合、想像しているよりも長い期間まで食べることが可能です。
しかし保存状態が悪ければ腐ることもあります。
また腐るまではいかなくとも、品質が劣化して風味が落ちてしまうことも。
ではどのような状態なら食べないほうがいいのでしょうか?
溶けたガムは食べない方が良い
あまりに高温の場所に放置すると、表面がべたべたになることがあります。
これはガムの表面を覆っている糖衣が溶けてしまうため。
腐っているわけではありませんが、品質は落ちています。
気にならないなら食べても問題ありませんが、自己責任でお願いします。
白や黒の粒はガムの成分で問題なし
もともとガムには白や黒の粒のようなものが入っています。
これは原材料に由来するもので、食べても問題はありません。
ただし保存場所の湿度が高くカビが生えている場合にも、黒い粒がつく場合があります。
カビと原料の粒は見分けられると思いますが、保存状態が悪かったと自覚があるなら注意したほうが良いでしょう。
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ガムの保存方法
ガムの正しい保存方法についてご紹介します。
冷暗所で保存する
基本的に常温保存の食品は、冷暗所での保管が望ましいとされています。
直射日光を避けて風通しのよい涼しい場所で保管するようにしましょう。
高温多湿を避ける
いくら長期間品質が変わらないとはいえ、それはあくまでも正しく保存した場合の話。
極端に高温な場所や湿度が高すぎる場所などでは品質が劣化することもあるので、注意が必要です。
特に夏場の車内などは熱がこもり、高温になります。
品質が落ちる=腐るというわけではありませんが、あまりに高温だとガムの表面の糖衣が溶けてしまうことがあります。
また製品によっては紫外線によって酸化し、風味が落ちてしまうことも。
夏場は車内には放置しないようにしましょう。
品質は劣化する
保存状態が悪ければ、いくらガムでも品質が劣化することはあります。
では、どのような状態になると品質が落ちていると言えるのでしょうか?
- 乾燥している
- 表面の糖衣が溶けている
- カビが生えている
もともと水分量の少ないガムですが、乾燥しすぎると噛んでもガムベースがまとまらず、口の中でバラバラになることがあります。
また粒状のガムを高温多湿の環境で保管していた場合、表面の糖衣が溶けてべたべたになってしまいます。
板状のガムであっても、湿気によってカビが生える危険性も。
賞味期限がないからと安心していると、保存環境によっては食べられなくなることもあるので注意が必要ですよ。
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まとめ
ガムに賞味期限がない、その理由についてご理解いただけたと思います。
この記事をまとめると
- ガムは水分が少なく包装もしっかりしているため、長期保存が可能な食品
- 特定保健用食品に指定されているガムには賞味期限がある
- ガムは冷暗所で保存するのが基本だが、保存状態が悪ければ腐ることもある
ガムには基本的に賞味期限がないので、保存状態にさえ気を付ければいつまででも保存が可能です。
大きなボトルのものは食べきれないという心配は、無用だったんですね。
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