グレープシードオイルで揚げ物!何回までなら使い回して大丈夫?保存方法も

体に嬉しい栄養が豊富なグレープシードオイル。ちょっと贅沢に揚げ物にも使いたいですよね。今回は、グレープシードオイルでの揚げ物の注意点や保存方法などについて解説していきます。

  • グレープシードオイルの原料と抽出方法
  • 栄養と効果&注意点
  • 長持ちさせる保存方法と捨て方

これらのテーマに沿って見ていきましょう!グレープシードオイル情報満載ですので、是非チェックしてみてくださいね。

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グレープシードオイルとは?

グレープシードオイルは、日本ではオリーブオイルや植物油などと比べて知名度の低いオイルですが、そもそもどんな風にできるのでしょうか?その原料抽出方法販売場所ついて見ていきましょう。

何から出来ている?    

グレープシードオイルは英名「Grapeseed oilで、名前の通り「ブドウの種から抽出されたオイル」のことです。種だけではなくワインの絞りかすも原料となっているため、ワイン産業が盛んなフランスやスペインなどヨーロッパで作られてきました。

抽出方法    

主に使われているのは「溶剤抽出法」です。これは溶剤を使って種から出来るだけ多くのオイルを取りだし、その後溶剤を除去する方法です。

稀に「コールドプレス(低温圧搾)法」という、出来るだけ抽出されるオイルを良い状態にキープしながら抽出する方法をとったものもあります。30度以下の低温でじっくりとオイルを絞り取ります。

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どこで売ってる?

最近ではどこのスーパーでも見かけますし、通販サイトでも購入することができます。モノによって価格は様々ですが、安いものであれば1リットル1,000円未満で購入可能です。通販ではまとめ買いがお得なので、興味のある方はチェックしてみてください。

グレープシードオイルで料理は危険?

グレープシードオイルにはたくさんの体に嬉しい栄養素が含まれていると言われていますが、危険性はあるのでしょうか?グレープシードオイルに含まれる栄養素とその効能注意点について見ていきましょう。

おすすめの調理法    

サラッとしているグレープシードオイルは、様々な料理で活躍します。揚げ物やお菓子作り、またドレッシングやソース作りにもおすすめです。味にクセが特有の香りなどもないため、他の素材の邪魔をせず、どんな使い方でも相性が良いのがグレープシードオイルの魅力でもあります。

体に嬉しい効果    

グレープシードオイルにはポリフェノールビタミンEが豊富に含まれ、抗酸化作用があるため、活性酵素という体内やお肌の老化の原因となる酸化物質を減らす働きがあります。

また、リノール酸という必須脂肪酸も豊富に含まれているので、 皮膚病の予防 や、 血中コレステロール濃度を減らし、生活習慣病を予防 します。

揚げ物に使用する際の注意  

グレープシードオイルはクセが少なく、重くない性質を持っていて揚げ物をカラッと仕上げてくれます。しかし、高温での調理はオイルに含まれる熱に弱い栄養素が減ることとなり、また酸化するので香りも変わってきます。

熱に弱い栄養

ビタミンCは熱に弱いため、揚げ物にすると破壊されて効果が得られなくなる

一回使ったら捨てる?

揚げ物に使用したグレープシードオイルは、濾して不純物となる揚げカスなどを取り除けば、一回で捨てなくてもできるだけ酸化するスピードを緩めることができるでしょう

また、空気に触れないように保存することが望ましいです。空気に触れることで酸化し、味や香りが変化してしまいます。火にかけた時点で既に酸化は始まっているので、次回はできるだけ早く使うようにしましょう。

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グレープシードオイルの保存方法  

味や風味影響のあるオイルの酸化は、できるだけ避けたいものですよね。どうすれば良い状態でキープすることができるでしょうか?長持ちさせる保存方法と賞味期限について確認していきましょう!

未開封・開封後の賞味期限は?

未開封である場合は、表示されている1年から2年が賞味期限となっています。開封後になるとできるだけ早く使用することが望ましく、1ヶ月以内には使い切りましょう。開封してから長期間経ったオイルは、味や品質が落ちてしまいます。

保存場所    

 常温で高温にならない、遮光された場所 で保存しましょう。オイルは日光に当たることによっても劣化していきます。そのため、遮光瓶に入っているものの方がより品質を維持しやすくなります

鍋に入れたまま保存できる?    

揚げ物をした鍋に入れたまま保存しておくのは便利ですが、鍋に入れたままにすると空気に触れすぎて酸化がより進んでしまうので、鍋にそのまましておくことはおすすめしません。

長持ちさせるコツ

一度使った揚げ油は、キッチンペーパーなどを通して揚げた後のカスを取り除きましょう。このカスを取らないと油の酸化を加速させます。

保存する容器は、遮光のものを選びましょう。もしなければ透明の空き瓶などに入れてアルミホイルを巻いておくのも良いですね。

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グレープシードオイルの捨て方

グレープシードオイルを捨てる時は、他の油の時と同じようにします。何かに吸い込ませるか、油を固める製品を入れて捨てましょう。

もし瓶底に固まってしまっていたら湯煎やお湯をかけ流すとまた液体に戻るので、綺麗に取り除いてあげましょう。一手間かかりますが、決してそのまま流しには捨てないようにしましょう。環境に悪い上に、詰まってしまう可能性もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?グレープシードオイルはクセがないので、様々な料理に使いやすい油です。

この記事をまとめると

  • 揚げ物として使用後、遮光容器に入れ替えてすぐに使えば一回で捨てなくてもOK
  • 揚げカスは酸化速度を上げるため、綺麗な状態にしてから保存する
  • 未開封であれば1〜2年保存可能、開封済みは1ヶ月以内に使用する

グレープシードオイルは保存方法や、摂取する量に気をつければ、とってもヘルシーでおいしい揚げ物に仕上げてくれるオイルということが分かりましたね。まだやってみたことのない方はぜひグレープシードオイルで揚げ物にトライしてみてください!