「カステラが食べたい!」と思って文明堂や福砂屋という有名なカステラ店のサイトを開くと、「五三焼」というカステラに良く似たビジュアルの焼き菓子が目に飛び込んできますよね。しかも、見た目はそっくりなのに値段はカステラより高い…!一体この五三焼とはなんなのでしょうか?カステラとは何が違うのでしょうか。
今回は、
- 五三焼とは一体なんなのか
- 五三焼は高級品なのか
- お家でも五三焼はつくれるのか
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目次
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五三焼(ごさんやき)とは?
「五三焼」という名前の由来には諸説ありますが、
- 卵黄が5、卵白が3というカステラの最高峰の作り方で作られているから
- 江戸時代に5つの味(全ての味が5つと言われている)を凌駕しているため「五味カステラ」と呼ばれていたことが基となり、それが明治時代になって「五三焼カステラ」と呼ばれるようになった
- 焼き上がるのが極めて難しく、職人技が求められるため大切な人への贈り物として桐箱に詰められることが多く、そのため桐の家紋である「五三の桐」にちなんで名付けられた
という説が有力です。五三焼は歴史の深い食べ物なのですね。
五三焼はカステラの一種
五三焼はカステラの一種で、「長崎カステラの秀作」と言われています。
卵黄が5・卵白が3の割合
五三焼は卵黄を増やした分卵白を減らして作られているため、卵黄5:卵白3という割合で作られています。
焼き上げるのが特に難しい
五三焼は「技の結晶」と言われており、焼き上げるのは一部の熟練した職人にしか難しいと言われています。
しっとりと上品な味になる
卵を贅沢に使うことで、しっとりとした舌ざわりに仕上げています。この「しっとりさ」も、高級カステラと言われる所以なのかもしれませんね。
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五三焼は超高級品
五三焼カステラは、通常のカステラよりも卵黄の量を増やして作られるため、生地の色味が濃くなり、味にも深みとコクが増します。また、生地を焼き上げるのが難しく、熟練の技術が必要になるため通常のカステラよりも「高級品」とされています。
カステラの1.5倍の価格
- 福砂屋・・・カステラ1本1188円、特製五三焼カステラ1本2916円
- 文明堂総本店・・・カステラ1本1350円、特撰五三カステラ1本2916円
どこで買える?
五三焼カステラは、「福砂屋」・「文明堂」のオンラインショップでも購入することができます。オンラインでしたら手軽に購入できますので、気になる方はぜひ!
ふるさと納税の返礼品にもある
なんと五三焼は長崎県のふるさと納税の返礼品にもあります。「五三焼き ふるさと納税」で検索すると、10000円〜20000円ほどのお値段で出てきますので、ふるさと納税で購入してみるのも良いですね。
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家で五三焼は作れる?
「焼き上げるのには熟練の技術が必要」とされている五三焼カステラですが、実はインターネット上で「五三焼カステラ 作り方」で検索すると、お家で福砂屋風の五三焼カステラを再現したという動画が出てきます。お家で超高級品のお味が再現できるのなら、ぜひチャレンジしてみたいところですよね。
福砂屋風を再現した動画がある
その動画によると、
- 水あめ95g・はちみつ20gを混ぜ、電子レンジで約20秒温めます
- 卵6個を卵白と卵黄に分け、それぞれ別のボウルに入れます。卵黄は全て使いますが、卵白は70g使います。
- 卵白を泡だてたら砂糖10gを入れ再び泡立て、ゆるめのメレンゲを作ります。
- 3に卵黄を少しずつ合わせて混ぜ、さらに砂糖を40g追加で入れ、混ぜ合わせます。
- 1も加えて混ぜます。
- 強力粉60gをふるいにかけて5に入れます。
- 粉っぽさがなくなってから約5分ほど混ぜます。
- ラップをして5分生地を休ませます。
- 休ませた後、約3分ほど生地を持ち上げるようにして混ぜます。
- またラップして5分生地を休ませます。
- 5分経ったらまたラップを外して今度は1分ほど混ぜます。
- 焼きむらができないように、型の周りをアルミホイルで二重に包み、アルミホイル内には型の形に合わせたオーブンシートを敷きます。
- ざらめ25gを12の底に敷き詰め、11で完成した生地をこしながら型に流し込みます。
- 型を落として空気を抜き、160℃に予熱したオーブンで約60分。途中で焼き色を見てアルミホイルを上に被せます。
- 焼き上がったら、焼き縮み防止のために型に入った状態のまま一度台に落とします。
- 粗熱が取れたら型から取り出して完成♪
とのことです。この方法で福砂屋風が再現できるとのことですが、やはりお家で再現するにはなかなかの手間がかかりそうですね。
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まとめ
この記事をまとめると
- 五三焼とはカステラの一種
- 熟練の職人しか焼き上げることが難しいとされる五三焼は超高級品
- お家でも福砂屋の味を再現する方法はあるが、なかなか手間がかかり難しい
この記事を読んで、「五三焼が食べたい!」と思ったら、まずはご自身で作るのではなく購入してみることをオススメします。