ごまはそのまま食べると吸収されない!?ダイエットに効果的な食べ方や副作用も

ごまにはセサミンなどの成分が含まれていることが良く知られており、サプリメントなどにも使用されています。セサミン以外にもごまには健康に良い成分が含まれており、調理法によって栄養の吸収率が違うとも言われています。

今回は

  • ごまは実をそのまま食べても、栄養素を吸収できない!?
  • 栄養素を逃さずに食べる!効果的な食べ方
  • 毎日ごまを食べることで期待できる嬉しい効果&注意したい副作用について
などを詳しくご紹介していきます。いりごま・すりごま・ねりごまなどの吸収率の違いを知って、お料理に合わせてみてくださいね。

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ごまはそのまま食べても吸収されない?  

ごま商品には、「いりごま」「すりごま」「ねりごま」などがありますが、ごまそのものの栄養素には違いはありません。ごまには、不飽和脂肪酸をはじめビタミンEセサミンなど豊富な栄養素が含まれています。

ごまの外皮が原因

ごまは皮に覆われた植物で、この皮の有無によって栄養素の吸収率が違ってきます。

皮のあるごまが体内に入っても、皮が硬く消化されないのでそのまま排出されてしまいます。そのため、食べた量に対して吸収される栄養素が少なく吸収効率が悪いと言えるでしょう。

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ごまの効果的な食べ方  

ここからはごまの栄養素を吸収しやすくする食べ方をご紹介します。

ごまの皮は硬いので消化・栄養素の吸収率が悪いですが、皮付きのごまは香ばしさを感じられ風味も豊か・栄養素も含まれているのでお料理によって使い分けてくださいね。

炒って食べる  

販売されているいりごまを、自宅で軽く炒ってから軽く潰して食べると香りが豊かになり美味しいですよ。弱火のフライパンで1~2分、軽く炒ってから軽く潰します。包丁などで軽く切っても良いでしょう。

生の洗いごまと使って炒ると、更に香ばしく本格的なごまの風味が楽しめますよ。

すりつぶして食べる

栄養素を最大限に吸収したい場合は、すり潰して食べるのがおススメ!時間が経過すると風味が飛んでしまうので食べる直前にすり潰すと良いでしょう。

すり鉢などがなくても、

  • 袋などに入れて口をしっかり閉じ、叩く
  • 大量に使いたい時などは、フードプロセッサーにかける

でご自宅でも簡単にすりごまを作ることができますよ。野菜の和え物などに是非、使ってくださいね!

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ごまを毎日食べたらどうなる?  

ごま10g(大さじ1強)あたり

だけでなくビタミンB群・ビタミンKビタミンEなど豊富な栄養素が含まれています。ここからは毎日ごまを食べると期待できる嬉しい効果について詳しく見ていきます。

ダイエットに効果的 

ごまだけに含まれる“ゴマグリナン”という成分には、セサミンなどをはじめ沢山の抗酸化成分が含まれています。このゴマグリナンには脂質代謝を促進する働きがあり、脂肪が燃焼されやすい形に変化してくれるためダイエットにも最適です。

アンチエイジング効果

また“ゴマグリナン”には、少量ながらも強力な抗酸化作用があります。体内にある活性酸素を除去し、体内細胞の酸化などが原因で起こる老化・ガンなどの予防の効果に期待できます。

肝機能の改善  

活性酸素が体内に増えると肝臓の働きが鈍くなり、肝機能の低下・疲れが取れにくいなどの症状に繋がります。ゴマグリナンは肝臓に直接働きかけることから、肝機能を高め酵素の働きを活発にしてくれるので肝機能の改善効果に期待できます。

便秘解消

程よい油分と食物繊維が豊富なごまは、特に乾燥性の便秘・産前産後の便秘の改善に良いでしょう。ごまには鉄分も豊富に含まれているので産前産後にはおススメの食材ですよ。

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ごまの副作用  

ごまのみに含まれる強力な抗酸化成分は脳の疲れにも良いとされ、ごまへの関心が益々高まっていますがごまを食べた際に起こる不調についても詳しく見ていきましょう。

腹痛・下痢を起こす

ごまに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維と呼ばれるもので、ほとんどが消化されない状態で腸までたどり着くため便かさを増やし便秘解消効果があるとされています。しかし食べ過ぎなどで過剰摂取になると不溶性食物繊維は消化されず腸内に長く留まるため、腹痛や下痢の原因となります。

肌が荒れる

ごまには優れた栄養素が豊富に含まれていますが、成分の半分は脂質(不飽和脂肪酸)で出来ており油分が多いです。そのため過剰摂取すると、油分の取りすぎにより肌荒れ・ニキビなどの症状が出る場合があります。

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まとめ

ここまで、ごまについて詳しく見ていきました。

この記事をまとめると

  • ごまの外皮は硬く消化できないことから、そのまま排出されてしまい栄養素の吸収が悪い
  • 栄養素の吸収率が良いのは、ねりごま→すりごま→いりごまの順
  • ごまだけに含まれているゴマグリナンには少量なのに強力な抗酸化成分が含まれており、抗酸化作用だけでなく肝臓へ直接働きかけるため肝機能の改善にも期待できる

ごまをする際は時間が経つと風味が飛んでしまうので食べる直前にすりおろすと良いでしょう。

ゴマグリナンだけでなく鉄分や食物繊維・不飽和脂肪酸などの栄養素も豊富なごまは、優秀な食材と言えますね。

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