ごはんの保存方法・保存期間の目安を解説!おいしく時短♪冷凍保存のコツ・解凍方法のまとめ!

食べない日はない、と言っても過言ではないごはん。私たち日本人の食生活に欠かすことはできない食品です。毎日欠かさず炊いているという方も多いと思いますが、ひとり暮らしや少人数の家族だと「毎日炊くのは面倒だし時間がかかる」のが難点ですよね。「時間をかけずに毎日炊きたてのようにおいしいごはんが食べたい!」という方にオススメなのがごはんの冷凍保存です。少しのテクニックで冷凍ごはんが炊きたてごはんのようにおいしくなります。ごはんを炊きすぎて余ってしまった時にも使えるので覚えておいて損はありません。

それでは、ごはんの上手な冷凍保存方法・保存期間の目安・おいしい解凍のコツを詳しくご紹介していきます!

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ごはんってどんな食材?

保存方法をご紹介する前に、私たちがいつも食べているごはんの基礎知識を身につけましょう!

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お米はどうやって作られるの?

当たり前のように身近なごはんですが、そのもととなる米はどうやって作られているのでしょう?米はイネ科の植物である稲の種子です。田んぼに田植えされた稲が成長し、成熟すると籾(もみ)が実ります。籾とは稲の果実に相当する部分のことです。その籾を収穫し脱穀、精米の工程を経て、私たちがいつも食べている米になるのです。

いつもお茶碗いっぱいに食べているごはんの一粒一粒が大切に育てられ複雑な工程を経ていると思うと、一粒も残さずにありがたくいただきたくなりますよね!

お米に種類はある?

日本だけでなく、世界中の人々の食生活を支えている米。米の種類は大きく分けて、ジャポニカ(日本型イネ)インディカ(インド型イネ)ジャパニカ(ジャポニカとインディカの中間型)の3種類があります。

  1. ジャポニカ(日本型イネ)
  2. インディカ(インド型イネ)
  3. ジャパニカ(ジャポニカとインディカの中間型)

ジャポニカは普段私たちが食べているごはんです。炊くとツヤが出て、粘り気があります。日本の他、朝鮮半島や中国東北部でも作られています。インディカはエスニック料理店などでおなじみの細長いお米です。ジャパニカはジャワやイタリアで作られています。

ジャポニカの中でも用途によって、このように種類が分かれます。

  1. うるち米・・・私たちが食べている普通のごはん
  2. もち米・・・炊くと粘りがでるので餅や赤飯に使われる

他にも、古代米のひとつである赤米や、日本酒に使われる醸造米・酒米などがあります。

お米の生産量No.1は何県?

日本で一番米を生産している県はどこだと思いますか?有名な米どころはいくつもありますが、農林水産省の平成30年のランキングはこちらの通りです!

  • 1位・・・新潟県
  • 2位・・・北海道
  • 3位・・・秋田県

新潟と北海道は、それぞれ国内の生産量の約7%を担っています。この上位3県に、東北・関東地域の生産量を合計すると、日本全体の生産量の半分以上になります

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ごはんの栄養素

ごはんは主食として欠かせない食品です。「主食なので炭水化物では?」と思いますよね。実はお米には、その他にもたくさんの栄養素が含まれています!ここではごはんの栄養素を詳しく見ていきましょう。

ごはんの主成分の炭水化物は、体を動かしたり温めたりするのに必要な栄養素です。消化に良く、すぐにエネルギーとして活用されます。また、たんぱく質カルシウム鉄分ビタミン類(ビタミンB1、B2、B6)食物繊維などの栄養素も含まれています。たんぱく質にいたっては、茶碗1杯のごはんに、牛乳およそ半カップ分(120ml)と同量のたんぱく質が含まれています。育ち盛りの子供も、働き盛りの大人も、しっかりとごはんを食べてエネルギーチャージしましょうね!

  • 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • :鉄は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。

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ごはんを冷凍保存するコツ

それでは、いつでも簡単に炊きたてごはんのおいしさを味わえるごはんの保存の目安をご紹介します!ごはんを保存するときは「冷凍」が断然オススメです。ごはんのデンプンは0〜3℃で劣化しやすいと言われています。食感が悪く、パサパサになってしまうので、「ごはんの保存は冷凍」と覚えておきましょう!

保存期間・日持ちの目安は?

  • 冷凍庫で1ヶ月です

保存方法は?

おいしくごはんを保存するにはいくつかのコツがあります!こちらの手順で冷凍しましょう。

  1. 炊きたての湯気が出ているごはんをラップで包む(冷凍用保存容器でもOK)
  2. そのまま粗熱をとる
  3. 金属製バットなどにごはんを乗せたまま冷凍庫へ入れて急速冷凍する

炊き上がったらなるべく早く湯気ごとラップで包むか、冷凍用保存容器に入れるのがコツです。ごはんの水分は湯気とともにどんどん蒸発してしまいます。炊き上がりを湯気ごと保存することで、蒸発する水分をごはんの内側に留めることができ、解凍してもおいしくいただくことができます!

一度に保存するごはんの量は?
ごはんをラップに包むときは、お茶碗一杯分(約150g)を薄く広げながら包みましょう。大きなカタマリで包んでしまうと、解凍時に温めムラができてしまいます。

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解凍方法は?

  • ラップ(保存容器)のまま、電子レンジで加熱

目安は600Wで3分程度、500Wで3分半です。凍時に水か酒を少量振りかけから電子レンジで加熱をすると、よりふっくら仕上がります!

自然解凍はNG
自然解凍をしてしまうと、デンプンが固いままで柔らかくおいしいごはんになりません!

冷凍ごはんを使ったオススメ料理!

冷凍ごはんは程よく水分が抜けているため、料理に使うのもオススメです!ここでは、冷凍ごはんを使うとおいしいオススメ料理をご紹介します。

  • チャーハン・・・適度な粘りと水分でパラっと仕上がる
  • リゾット・・・ごはんが旨味を吸収しやすい
  • オムライス・・・ケチャップとの馴染みが良い

冷凍ごはんを常備しておけば、時短料理になりますね!

まとめ  

ごはんの上手な冷凍保存方法・保存期間の目安をご紹介してきました。保存方法と保存期間の目安をおさらいします!

  • 冷凍庫で1ヶ月・・・お茶碗一杯分の量をラップや保存容器に入れて保存

週末にごはんをまとめて炊いて冷凍ごはんのストックを作っておくのも便利ですね!ぜひチャレンジしてみてください^^

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