ごぼうの主な栄養成分と期待できる効果・効能!ポリフェノールも含んでいるの?

「ごぼう」には食物繊維が豊富に含まれていますが、その効果や効能を知っていますか?便秘解消はもちろんのこと、女性に嬉しい美肌効果やアンチエイジング効果、動脈硬化の予防や糖尿病・がん予防など生活習慣病予防などの効果もあります。

私は最近ごぼうを入れた豚汁がマイブームとなっています。朝から体が温まり、野菜もたっぷり摂れるのでオススメのごぼう料理です。今回は、「ごぼう」に含まれる栄養素とその効果効能についてご紹介いたします。

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栄養成分表

ごぼう100gあたりに含まれる栄養成分を見てみましょう。

エネルギー 65kcal
水分 81.7g
たんぱく質 1.8g
炭水化物 15.4g
灰分 0.9g
カリウム 320mg
カルシウム 46mg
マグネシウム 54mg
リン 62mg
0.7mg
亜鉛 0.8mg
0.21mg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB6 0.10mg
食物繊維総量 5.7g

食品成分表(可食部 100gあたり)

ごぼうの主な栄養成分

ごぼうは栄養豊富な野菜の一つですが、その中でも特に着目したい栄養素を6つご紹介します。見た目は地味なごぼうですが、すすんで食べたい栄養素がいっぱい詰まっています!

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食物繊維

ごぼう特有な食感を作っているのは食物繊維によるものです。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類ありますが、ごぼうには両方とも含まれています。それぞれの特徴と働きはコチラです。

  • 水溶性食物繊維…水に溶けやすく、溶けるとゼリー状になる

    ▶︎小腸で栄養素の吸収の速度を緩やかにし、食後の血糖値上昇を抑える
  • 不溶性食物繊維…①水に溶けずに水分を吸収して膨らむ(便のカサを増やして腸の働きを促進する) ②乳酸菌・ビフィズス菌など善玉菌のエサとなる(お腹の調子を整える)

鉄分

鉄分は体内の酸素運搬に欠かせない栄養素です。人の体内には3%鉄分があり、酸素運搬の働きをするヘモグロビンの構成成分になるのは内65%です。鉄分は2種類に分けられます。

  • ヘム鉄……体内への吸収率が 高い 
  • 非ヘム鉄…体内への吸収率が 低い 良質なタンパク質やビタミンCと摂取することで吸収率はUP

ごぼうに含まれているヘム鉄は貧血にも効果があるとして、サプリにもなっています。

ビタミン

他の緑黄色野菜などと比較すると低い数値ではありますが、ごぼうにはビタミンE・ビタミンB群も含まれています。ビタミンB群は水溶性ビタミンのため、沢山摂取すると尿と共に体外に排出してしまうのでコンスタントに摂取したい栄養素です。

マグネシウム

マグネシウムはミネラルの一つで、約300の酵素の働きを保つのに必要な栄養素です。筋肉や神経の働き・ホルモン分泌・体温調整にも関係してるので重要な栄養です。

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カリウム

カリウムは体内の余分な塩分を体外に排出する働きがあります。体内の水分を保つ=むくみ改善・血圧上昇の予防になります。ごぼう以外の野菜ではトウモロコシにも多く含まれています。

ポリフェノール

ごぼうに含まれるポリフェノールには2種類あり、それぞれ女性に嬉しい働きをします。

  • クロロゲン酸類 強い抗酸化力を持つ 
  • アルクチイン……①女性ホルモンに似た働きをする⇒大豆イソフラボン同様  肝臓がんの進行を抑制する 

ごぼう調理時の注意点 ポリフェノールの抗酸化力は失われやすいため、茹でるよりも電子レンジで加熱する方がオススメ。切る・炒めることでどんどん減少していくので調理に注意!

期待できる効果・効能

ごぼうを食べることで期待できる効果効能を6つご紹介します。ごぼうは女性に嬉しい効果生活習慣病の予防効果がありますよ!

整腸作用・便秘改善

ごぼうに含まれている一番の栄養素は食物繊維です。あのシャキシャキ食感の元となっている食物繊維には、整腸効果や便秘の改善効果があります。

特にごぼうは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方含まれているので、このような効果が期待できます。

  1. 水に溶けずに水分を吸収して膨らむ ▶︎ 便のカサを増して排便を促し便秘改善となる 
  2. 乳酸菌・ビフィズス菌など善玉菌のエサとなる ▶︎ 善玉菌が増えお腹の調子を整える 

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利尿作用

カリウムには、体内の余分な塩分(ナトリウム)や水分を尿と一緒に排出させる働きがあります。腎臓に働きかけ、ナトリウム濃度を整えるために血液をろ過して水分を引き出します。利尿作用が起こることで、

  1. むくみ改善
  2. 高血圧の緩和・予防
  3. 体内の水分過剰の緩和

といった効果が期待できるのです。また、ごぼうに含まれる イヌリンという成分にも腎機能を高め利尿を促す働き があります。

血糖値の上昇を抑える

血糖値の上昇を抑えるのは食物繊維の働きです。ごぼうに含まれている水溶性食物繊維は水に溶けやすく、溶けるとゼリー状となって小腸で栄養素の吸収の速度を緩やかにし、食後の血糖値上昇を抑える働きがあります。

動脈硬化や糖尿病予防

血糖値の上昇を抑えると動脈硬化や糖尿病の予防に効果があります。また、血糖値を下げる腸内細菌がいることがわかっており、この 腸内細菌は水溶性食物繊維をエサ としています。腸内細菌を育てることで血糖値の上昇を防ぎ、結果糖尿病の予防になるのです。

がん予防

ごぼうに含まれるリグニンという成分には、胆汁酸を吸着して排泄させる作用があります。消化吸収されずに便のカサを増やして腸内活動を活発にし、 有害物質を吸収して排出したり有用細菌の繁殖を助けるため大腸がん予防 にもなると言われています。

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美肌効果

最後は女性に嬉しい美肌効果です。ごぼうが美肌に繋がる理由はコチラ!

  1. 食物繊維により便通が良くなり老廃物が浄化されるため
  2. ポリフェノールが老化の原因となる活性酸素を取り除くため

吹き出物やニキビなどに悩んでいる方は、塗り薬などの外的なものよりも内側から浄化してみましょう。人は食べたモノからできているので、体に良い栄養を摂ることはとても大切ですよ。

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まとめ

「ごぼう」の栄養素や、それによる効果効能についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ごぼうは食物繊維が豊富な野菜ですが、その効果は便秘解消だけにとどまらず、生活習慣病や美肌美容効果などあらゆる面で体に嬉しい野菜です。

通年出回っている野菜でもありますので、ぜひ普段のお料理にごぼうを使ってみてくださいね。

 

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