生姜で口が臭くなるのを防げる?活用法や栄養素・アレンジ方法も

食欲をそそる香りと程よい辛味が料理を引き締めてくれる生姜は、メイン料理からリラックスタイムまで幅広く使える食材です。

生姜には、体を温める、新陳代謝の促進するなど、多くの効果があり、積極的に取り入れている方も多いのではないでしょうか?

実は、生姜の効能には「口臭」を予防する効果があるとご存じでしたか?

ストレスや生活習慣、マスクなどで口臭が気になることもあるかと思いますが、生姜を上手く取り入れると口臭を抑制できるのです。そこで今回は、

  • 生姜で口が臭くなる?
  • 生姜で口臭を抑える活用法は?
  • 生姜の栄養素・効能
  • 生姜を使ったアレンジ方法

についてご紹介します。

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生姜で口が臭くなる?

料理でにんにくと生姜を一緒に使うことは多いと思います。

にんにくは口臭が気になる食材の代表ともいえると思いますが、生姜で口が臭くなるのでしょうか?

生姜自体は口臭を抑える

 生姜に含まれる「ジンゲロール」が口臭の原因となる歯周病菌を殺菌してくれることが分かっています。 

さらに、ドイツのミュンヘン工科大学ライプニッツ食品システム生物学研究所の調査で、ジンゲロールが唾液中の「チオールオキシターゼ」を活性化させることで、硫黄を含んだ化合物が分解され、口臭が抑えられることが判明しました。

どのくらいの臭いを抑えられる?

 生姜を食べると数秒で、チオールオキシターゼが約16倍になる とされています。

数値としてはっきりした結果がわかるものはありませんが、体感としては、自分では気にならない程度には抑えられるかと思います。

ただし、にんにくのように臭いが強く、完全に臭いが消えるまで最大48時間かかるような場合は効果が実感しにくいかもしれません。

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生姜で口臭を抑える活用法は?

生姜が口臭を抑えてくれるのはわかりましたが、どうやって摂取すると一番効果が高いのでしょうか?

食べる際のポイントについて解説します。

食後に一口食べる

 食事中に摂取するより、食後に一口食べる方が、口臭予防としての効果は高い とされています。

食後に生姜を単体で一口食べるだけですので、あまり手間もかからないかと思います。

ちなみに、口臭を予防するジンゲロールは、生の生姜に多く含まれており、加熱や乾燥によって生姜独特の香りの素になるショウガオールなどに変化します。

ショウガオールにも殺菌・抗菌効果はありますが、ジンゲロールの方がその作用は強いとも言われています。

できれば生の生姜を食べることをおすすめします。

すりおろし生姜を一緒に食べる

加熱したものを食べるのもいいですが、 一番食べやすいのはすりおろし生姜です 

ジンゲロールは、すりおろしたあと数分で揮発してしまうので、食べる直前にすりおろすようにしましょう。

食事の味付けや風味付けとして混ぜてしまうのではなく、薬味として食べるのがおすすめです。

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生姜の栄養素・効能

生姜には、口臭抑制以外にも、様々な効能があります。

ここでは、生姜の栄養素や効能について解説します。

主な栄養素・効能

生姜の主な栄養素は食物繊維とミネラルです。

栄養素

生姜100gあたり

ビタミンB6

0.13mg

カリウム

270mg

マグネシウム

27mg

マンガン

5.01mg

モリブデン

6㎍

食物繊維

2.1g

生姜には、

  • 基礎代謝を上げる
  • 便秘解消
  • 免疫力の向上
  • 胃腸の働きを活性化させる

などの効能があります。

ジンゲロールには血管を拡張して血流をよくする効果が、ショウガオールには体の芯から温める効果があります。

カロリー・食べ過ぎのデメリット

100gあたりのエネルギーは、約30kcalです。

 口臭予防のほか、体を温めたり、便秘の解消などにも効果 があるので、積極的に摂取していきたい食材ではありますが、食べ過ぎによるデメリットもあります。

食べ過ぎによるデメリットには、

  • 腹痛
  • 下痢
  • 動悸
  • アレルギー症状

などが挙げられます。

 一日の摂取量は、生だと1日10g程度、乾燥させたものなら1日1~2g程度 です。

重篤な症状が出ることは稀ですが、食べすぎには注意しましょう。

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生姜を使ったアレンジ方法

生姜の効能は、どれも有用ですし、特に冷え性で悩んでいる方は日常的に摂取していきたい食材でしょう。

さらに口臭予防ができるのであれば、ぜひ取り入れていきたいですよね。

無理なく摂取できるように、生姜のアレンジレシピをご紹介します。

自家製ジンジャーエールにする

比較的摂取しやすいのはジンジャエールです。

生姜シロップを作る方法もありますが、加熱せずに作るレシピをご紹介します。

材料

  • 生姜:20~30g

  • レモン汁:大さじ1

  • 砂糖又ははちみつ:大さじ1~2

  • 炭酸水:200ml

  • お好みで氷やミント

作り方レシピ
    1. 生姜の皮を剥いて、レオン汁、砂糖と合わせてブレンダーなどで撹拌する
    2. 茶こしで生姜を濾す
    3. 炭酸水とお好みで氷やミントを添える

ブレンダーがなければすりおろしても構いませんし、気にならないようなら生姜を濾さず、そのまま飲んでも個性が出て美味しいと思います。

材料の量は、それぞれお好みで調整してくださいね。

ただ、はちみつを使った場合は1歳未満の子どもが誤って飲まないように注意してください。

その他レシピはこちら

生姜の佃煮

生姜の佃煮は、ご飯のお供にぴったりです。

新生姜を使えば辛味を抑えられますし、普通の生姜でも食べやすくなりますよ。

材料

  • 生姜
  • 砂糖
  • みりん
  • 醤油
  • お好みでかつお節やごま
作り方レシピ
  1. 生姜を短冊かみじん切りにする
  2. 水に10分さらしてアクをとる
  3. 調味料を火にかける
  4. 調味料が沸騰しだしたら、水を切った生姜をいれる
  5. 汁気がなくなるまで焦げないようにまぜながら5~6分炊く
  6. お好みでかつお節やごまをいれる

調味料はお好みで調整してください。

甘く仕上げるなら砂糖多め、辛めで仕上げるなら砂糖少な目醤油多めがいいかもしれません。

砂糖は多めで、みりんと酢は同じぐらいがおすすめです。

まとめ

今回は、生姜で口臭予防ができるのか、口臭予防のための活用方法などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 生姜の殺菌・抗菌効果で口臭を抑える
  • 食後に一口食べると効果的
  • 生の方が効果が高いと言われているので、すりおろしがおすすめ

女性にとって、冷え性の予防などうれしい効果が多い生姜ですが、口臭予防までしてくれるとは驚きですね。

健康効果も期待できますし、口臭予防もかねてぜひ食事に取り入れていきましょう。

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