生姜の保存は冷凍時はそのままで良い?正しい方法や日持ちのコツも

生姜は、薬味としても臭み消しとしても、和食ではよく使われる食材です。

チューブのすりおろし生姜も便利ですが、やはり生の生姜をすりおろしたり、スライスした方が、風味豊かな気がしますよね。

しかし、意外と全部使い切れないのが悩ましいところです。

連日生姜料理だとさすがに飽きてしまうでしょうし、何を作ろうか迷っている間に冷蔵庫で干からびてしまったなんてこともしばしば。

生姜は正しく保存すれば、冷蔵でも冷凍でも比較的長く保存できます。そこで今回は、

  • 生姜の保存方法生姜を日持ちさせるコツは?
  • 生姜の栄養を効率よく摂る方法
  • おすすめの生姜製品2選

についてご紹介します。

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生姜の保存方法

使いかけの生姜を保存するとき、みなさんはどのようにしていますか?

すぐ使うからとそのまま冷蔵庫に入れていると、すぐにカビが生えたり、柔らかくなったりしませんか?

そうならないために、正しい保存方法についてご紹介します。

冷蔵の場合

生姜は亜熱帯が原産の食材ですので、寒さと乾燥に弱いです。

そのままであれば 15℃前後の冷暗所で、乾燥しない場所 に置いておきましょう。

使っていたり部分的にカットしているものは、

  • 切り口の水分をしっかり取る
  • ラップかアルミホイルで切り口をぴったり包む
  • 新聞紙を撒いて野菜室で保存

切り口から水分が蒸発して乾燥するのを防ぐため、ラップやアルミホイルで切り口を保護してください。

また、そのままだと生姜が冷えすぎてしまうので、新聞紙などをまいておくと傷みにくくなります。

冷蔵庫の温度は5℃前後で少し低いので、野菜室での保存がおすすめです

冷凍の正しい方法とは?

冷凍保存する場合、用途に応じて下処理してから冷凍しましょう。

すりおろしなら、製氷皿が保存しやすく、使いやすいのでおすすめです。

 すりおろした生姜を製氷皿に入れ、少量水を入れてから冷凍 します。

 スライスや千切りなどは、水洗いしたあと、生姜の水分をしっかり取ってからカットします。 

切った分はフリーザーバッグに入れて空気を抜き、冷凍します。

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生姜を日持ちさせるコツは?

ちょっとしたことで保存期間を延ばすことができます。

ここでは、生姜を日持ちさせるコツをご紹介します。

丸ごとラップで野菜室へ

先ほど触れていますが、 一度切ったものは乾燥しないようにラップに包んで保存することで日持ちするようになります。 

水分が出るので、キッチンペーパーを使う方も多いと思いますが、ラップの方が乾燥しにくいのでおすすめです。

これで、約3週間保存できます。

その他、 水やアルコールに浸けておく方法 もあります。

煮沸消毒した瓶に、水かアルコール度数が35度以上のお酒を、生姜が被るぐらい入れます。

ホワイトリカーが適しているのですが、梅酒を作る方でない限り、かなり余ってしまうので、ワンカップの焼酎などがいいでしょう。

水は1~2日に1回変えるようにしてください。

この方法だと3カ月~6カ月保存することが可能です。

日持ちは目安ですので、使う前にしっかり生姜の状態を確認してくださいね。

カット後はジップロックで冷凍

しっかり水洗いして、生姜についた土をとり、キッチンペーパーなどで水分をふき取ります。

その後、 使いやすいようにカットしてフリーザーバッグに入れて空気を抜き、急速冷凍すると風味が落ちにくくなります。 

そのまま入れてもいいですが、ラップで小分けに包んでおくと調理の時に使いやすいのでおすすめです。

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生姜の栄養を効率よく摂る方法

生姜の効能と言えば、体を温めたり便秘を改善したりと女性に嬉しいものが多いですよね。

せっかくなら余すことなく栄養素を摂りたいものです。

ここでは、生姜の栄養素を効率よく摂取する方法をご紹介します。

加熱すると栄養素が上がる

加熱すると「ジンゲロール」が「ショウガオール」に変化しますが、この ショウガオールは体を芯から温めてくれる効果があります。 

ショウガオールは100℃以上の熱が加わると破壊されてしまうので、80℃ぐらいがいいとされています。

80℃ぐらいで3時間程度じっくり加熱するのが、一番栄養素が増えます。

沸騰させた鍋に生姜を入れ、ごく弱火で加熱を続けると完成です。

一番簡単なのは、保温できる水筒などに生姜と熱湯を入れておくだけですので、少量でいい場合はこちらがおすすめです。

生姜湯がおすすめ

上記の方法で作った生姜湯に、はちみつなどを入れて飲むのが手軽でおすすめです。

朝作っておけば、いつでも飲めますし、夕食前に準備しておくと夜寝る前のリラックスタイムにもいいでしょう。

おすすめの生姜製品2選

生姜を効率よく摂るためにおすすめの生姜製品を二つご紹介します。

タマチャンショップ みらいのしょうが

九州産のしょうがを使用した生姜の粉末です。

 ショウガオールが通常の生姜の50倍 含まれているということで、効率よく栄養を摂取するのにはぴったりです。

お湯に溶かして生姜湯にするのはもちろん、お味噌汁やお茶漬けに少し加えるだけでも生姜の香りが料理を引き立ててくれます。

HIRYU 古根ショウガ

無農薬・無化学肥料で作られた国産の古根生姜です。

化学物質過敏症やアレルギーの方も安心して食べられるようにと、許容農薬や化学肥料を使用していません。

そのため、見た目や形は不揃いですが、皮ごと使える安心感があるので、オーガニックの生姜を探している方におすすめです。

まとめ

今回は、生姜の保存方法や効率的な栄養の摂取方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 生姜は冷暗所で保存
  • 冷蔵庫より野菜室の方が◎
  • 冷凍保存するとそのまま置いておくより風味が落ちにくくなる
  • ショウガオールは80℃で3時間置くと増える

寒くなってくる時期にぴったりな生姜です。

毎日のルーティンに気軽に取り入れられるよう、冷凍保存や粉末タイプを利用してみてはいかがでしょうか?

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