和食・洋食・中華・・・どんな料理にも欠かせないニンニク。普段の風味づけは生のニンニクではなくチューブで済ませてしまうという方も多いのではないでしょうか。しかし生のニンニクでも手順を知れば簡単に調理ができ、かつ、料理に合わせて切ることも可能になるので味の幅も広がります。そこで今回はにんにくの下処理から切り方までまとめてみました。
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目次
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にんにくの下処理
丸ごと買ってきた生のにんにくは一見処理が難しそうですが、実はとても簡単なんです。
皮を剥く
にんにくの皮を剥く場合は、丸ごとにんにくの根元を切り落とし、レンジで30秒~40秒ほどチンするだけです。スルッと簡単に皮を剥くことができます。また薄皮だけを剥く場合は、ネットに入れて軽く揉んだりゴム手袋をはめてひねると簡単に取ることができます。
芯(芽)を取り除く
にんにくの芯は焦げやすく、生で食べる場合でも辛みが強い場合が多いので取り除きます。にんにくを縦に半分に切ったあと、包丁の刃のお尻部分で芯を取り除きましょう。ニンニクを輪切りで使う場合にはつまようじなどで取り除くことも可能です。
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にんにくの切り方
実はにんにくは切り方と加熱の方法で栄養成分が変化し、その効果も変わってしまうのです。そこで、にんにくの切り方の種類についてまとめてみました。
にんにくの切り方とアリシン
ニンニクの主成分として有名なのがアリシンで、これはにんにくの匂いのもとでもあります。もともとはアリインというアミノ酸の一種で、それが酵素の働きによって変化したのがアリシンです。つまりニンニクが皮を剥いた状態では匂わず刻んだりすりおろしたりすることで強い匂いを放つようになるのは、アリシンが発生するためなのです。このアリシンはニンニクの薬効に大きく関わっていて、にんにくに期待される様々な健康効果はアリシンの効果と言っても過言ではありません。ニンニクを刻んでいない状態ではアリシンはアイリンのままです。アイリンは無臭なので、にんにくをみじん切りにしたりすりおろしたりしなければ臭いにおい無く食べることができます。
潰す
にんにく一片をつぶすと、ほんのりニンニクの風味が感じられるようになります。にんにくを普通に切る前にも一度つぶしておくと、その後の風味がアップします。包丁の腹を当ててその上から手を置き体重をかけることで簡単につぶすことができるので、香りを強く出したい場合はひと手間かけてみるのもおススメです。
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薄切り・輪切り
薄切りしたニンニクは厚切りのお肉と一緒に炒めたり煮物に入れたりするのが向いています。また、油で色味がつくまで揚げるとガーリックチップを作ることができます。このガーリックチップは、完成した料理の上から散らせたり砕いて煮物に入れたりと、いろんな使い方ができます。使う料理によって太さを変えるとよいでしょう。また、縦に切ると横に薄切りをした時よりも香りが強くなります。煮物に加えたり炒め物に香りをつけたいときに向いています。
みじん切り
薄皮を剥いて縦半分に切ったにんにくに、根元を残した状態で縦にたくさん切れ目をいれていきます。根元はつながったままニンニクの向きを横にして、端から細かく切って行けばみじん切りの完成です。にんにくはみじんぎりやすりおろしにするとアリシンが大量に発生するので、香りも強くなります。匂いの強いカレーなどにさらに風味を加えたい場合や、お肉や魚の下味などに向いています。また、みじん切りにしてオリーブオイルと炒めると、風味のいいニンニクオイルができます。パスタとからめたりドレッシングとしてサラダにかけるのもおすすめです。
加熱する場合は火加減に注意
にんにくは焦げやすい食品です。火加減に注意することで栄養も効率よく摂取することができます。
焦げると苦味が発生
にんにくは焦げると苦みが発生します。とくに芽の部分は早く火が回り焦げやすいので、芽は取り除いて炒めるようにしましょう。また、ニンニクを加熱することによってアリシンがアホエンという物質に変化します。しかしこれは低温の油や火で生ニンニクを調理した場合に限ります。アホエンには抗がん作用があるとされているので、栄養を摂取できるよう、いきなり強火で炒めるのではなくにんにくは弱火から炒めていくのがおすすめです。
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まとめ
今回はニンニクの下処理方法から切り方までをまとめてみました。生のニンニクはとっつきにくく感じるかもしれませんが、簡単に調理が可能です。ぜひ生のにんにくで、料理に合わせて切り方を変えてみてください♪
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