ガムでお腹ゆるくなるのはなぜ?何個食べてもいいの?体に悪いの?

ガムは気分転換のために噛むことはもちろん、近年では歯の健康を保つ為の商品なども見られ、「気持ちを満たすための娯楽だけではなくなりつつある」という側面も見られます。今回は、ガムを食べるとお腹が緩くなる原因について解説していきます。

日本ではあまり見られませんが、欧米諸国ではガムを1日中噛んでいるという方もいますよね。ガムはメリットも様々あるのですが、多く成分を摂取しすぎるとデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのでしょうか。そこで今回は、

  • ガムでお腹がゆるくなるのはなぜ?
  • 糖アルコールってなに?
  • 糖アルコールは優秀!

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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ガムでお腹がゆるくなるのはなぜ?

下痢・腹痛

実はガムの食べ過ぎが原因でお腹を壊すことがあるのです。いったいどのようなことが原因なのでしょうか。

糖アルコールの影響

日本でのガムの流行り文句と言えば、「キシリトール入りだから歯の健康におススメ!」という文言ですよね。キシリトールは天然由来の甘味料で、シラカバなどの木から抽出された成分で作られています。

1900年代後半から、予防歯科の観点から研究がすすめられてきたという背景があり、虫歯予防に効果的と言われています。しかしキシリトールは「糖アルコール」の一種で、糖アルコールの過剰摂取が原因でお腹が緩くなると言われています。

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糖アルコールってなに?

それでは糖アルコールとはどのようなものなのでしょうか。糖アルコールのメリットやデメリット、体への影響などについて見ていきましょう。

お酒の一種?

キシリトールなどの糖アルコールは、先ほど紹介した通り植物から抽出した天然の添加物です。糖アルコールという名前が付けられていますから、アルコールと関係性のある成分なのでは?と思う方も多いでしょうが全く関係がありません

糖アルコールとアルコールの共通点は、化学式で見てみると同じ構造がみられるという点です。もとをたどるとアルコールと似た成分ではあるが、別の物質ということです。

腸で吸収されない

キシリトールなどの糖アルコールは甘味料としてよく使用されますが、これらの成分の多くは腸内で吸収されにくいという性質を持っています。吸収されずに体外へ排出されるため、低カロリーや低糖質食品などによく使用されるのです。

水分を集めてしまうのでゆるくなる

キシリトールなどの糖アルコールは小腸で消化吸収されにくいため、吸収されないまま大腸へ到達します。すると大腸内の浸透圧が高まり、この浸透圧を下げる為に体内の水分が大腸に集まり、結果的に下痢などを引き起こすのです。

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糖アルコールは優秀!

糖アルコールの過剰摂取はお腹が緩くなる原因になりますが、実は適度に利用することで様々なメリットを受けることもできます。糖アルコールのメリットはどのようなものがあるのか、詳しく解説していきます。

血糖値をほとんどあげない

先ほども紹介した通り、キシリトールなどの糖アルコールの多くは甘味を伴うものが多く、尚且つ一般的な砂糖などに比べると何百倍もの甘さを感じるものも多いです。しかし甘味を伴うものの、体に消化吸収されにくいという特徴もあります。

そのため血糖値が上がらず、摂取しても太りにくい成分と言われています。低カロリー低糖質などを謳っている商品は、人工甘味料や天然甘味料が使用されているためです。

虫歯の原因にならない

キシリトールは甘味を伴う成分ですが、虫歯の原因となる細菌の代謝を阻害するため酸の産出が行われず、結果的に虫歯になりにくくなると言われています。

糖尿病治療に使える

先ほども紹介した通り、糖アルコールなどの甘味料は体に消化吸収されにくいため、摂取しても体に蓄積されません。そのため、糖尿病や肥満などの方の食生活に取り入れることで、症状の改善が見込めると言われています。

とりすぎに注意

先ほども紹介した通り、糖アルコールの過剰摂取は下痢などの原因となります。糖アルコールの過剰摂取による下痢などの症状は一過性の物であり、長期的に見れば体に害はないとされています。

しかし下痢を引き起こせば脱水などのリスクも考えられますから、あまり過剰摂取するのは控えた方がよいでしょう。

ガムは一日何個まで?

これらを考慮し、ガムは1日あたり5~7個程度までにした方がよいでしょう。多くても10個以内にはとどめておきたい所です。多く食べればよいというものではありませんから、何事もほどほどが良いのではないかという考えです。

まとめ

今回は、ガムを食べてお腹が緩くなる原因や、ガムに含まれる糖アルコールの特徴や効能について解説していきました。

この記事をまとめると

  • ガムの食べ過ぎでお腹が緩くなる原因は、糖アルコールの過剰摂取によるもの。
  • 糖アルコールは甘味料でよく使用され、ガムに含まれるキシリトールも糖アルコールの一種。
  • 糖アルコールは体内で消化吸収されにくいため、体のエネルギーにならず、結果低カロリー低糖質食品など原料となる。

いかがでしたか?ガムの食べ過ぎはお腹が緩くなる原因になる、しかし一過性の物であるからそれほど心配しなくても大丈夫ということがわかりました。とはいえ毎日下痢をしていては心身ともに不安ですし、精神的にも良くないように思えます。

下痢にならない程度にガムを食べた方がよいと思いますから、ほどほどにしましょう。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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