皆でわいわいと集まる時や暑い季節に食べたくなる“国民食”の代表「カレー」は、特に寝かした翌日のものが美味しいですよね。しかし、カレーによる食中毒の原因の多くは「寝かしたカレー」なことをご存知でしたか?
- 2日目のカレーはどうして食中毒リスクが高まるの?
- ウェルシュ菌の特徴を徹底解説!発生させない方法は必読!
- 作ったカレーの正しい保存方法をご紹介!
是非、カレーを作った際には「正しい保存方法」を行うようにしてくださいね。
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目次
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2日目のカレーは危険?
まずは「2日目のカレー」はどうして危険なのかについて詳しくお伝えしていきます。
食中毒になる可能性は十分にある
寝かした翌日のカレーを頂く場合は
ウェルシュ菌に注意
“寝かした翌日以降のカレー”などを頂いたことが主な原因となる
とはカレーなどの煮込み料理で多く発生しやすいと報告されています。ウェルシュ菌による食中毒を防ぐためには
- 調理後は、すぐに食べ切る
- カレーを保存したい場合は常温で長時間放置せずに、粗熱を取った後に冷蔵・冷凍保存を行う
- 保存したカレーを食べる際は中心部までしっかりと再加熱し、熱いうちに食べきる
を徹底するようにしましょう。
カレー以外にも厨するべき煮込み料理
ウェルシュ菌は
- 加熱調理しても“芽胞”という殻を作って生き残る性質がある
- カレーなどを調理後に常温下で保存していると“芽胞”となって生き残ったウェルシュ菌が、冷めた食品内で増殖してしまう
- ウェルシュ菌の芽胞は、100度で数時間加熱しても死滅しないため、発芽や増殖させないことが大切
などの特徴があります。そのため、カレー以外でも
- シチュー
- 魚介スープ
- 野菜の煮物
- 肉団子
など
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ウェルシュ菌の特徴
ここからは「カレー」などの煮込み料理で発生しやすい”ウェルシュ菌”について詳しく解説していきます。
どんな菌?
ウェルシュ菌とは
が起こるとされており、嘔吐・発熱の症状などは余り見られないといった報告もあります。
なぜ発生するの?
ウェルシュ菌が発生する原因として考えられていることに
- 食肉・魚介類を使用した調理
- 大量に加熱調理
- 加熱調理後、そのまま数時間~一晩程度室内に放置された
などが挙げられます。
発生させないためには?
ウェルシュ菌を発生させない対策として挙げられるポイントに
- 鮮度の良い食肉・魚介類を使用するようにする
- 大量に加熱調理する際には、リスクがあることを覚えておく
- 加熱調理後は、小分けするなどを行い早めに冷却して低温下で保存する
などを行うようにしましょう。
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作ったカレーの保存方法
ここからは「大量に作ったカレー」の正しい保存方法について詳しくご紹介していきます。
冷蔵するのが基本
カレーは直ぐに食べ切らない場合は
- 調理後のカレーの粗熱を取っておく
- 調理時のお鍋はなるべく使用しないようにし、保存容器・保存用袋などに入れる
- しっかりと密閉
保存期間は?
カレーを冷蔵保存した場合の日持ち目安は
冷凍もできる?
カレーは
- 調理後のカレーの粗熱を取っておく
- じゃがいもなどが使用されている場合は、取り除く・すり潰すなどを行う
- 保存容器・保存用袋などに1回分ずつ、小分けして入れる
- しっかりと密閉して冷凍保存をする
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まとめ
この記事をまとめると
- 翌日のカレーによる食中毒の主な原因は食中毒が多い
- ウェルシュ菌は、①食肉・魚介類を使用した調理②大量に加熱調理③加熱調理後そのまま数時間~一晩程度室内に放置されたことで繁殖するとされている
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ウェルシュ菌による食中毒症状は食後6~18時間くらいに腹痛や下痢などの症状が起こることが多い
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ウェルシュ菌を発生させない対策に、①鮮度の良い食肉・魚介類を使用する②大量に加熱調理する際は特に気をつける③加熱調理後は、小分けし早めに冷却して低温下で保存する
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