ふきのあく抜きに失敗しないためには?重曹を使う方法も紹介!

春の味覚と言えば様々ありますが、日本各地に自生している「ふき」は手に入れやすく心待ちにしている方も多いです。ふきは、あく抜きが必要となりますが、やり方が分からない、手間がかかりそうで面倒と思っていませんか?そこで今回は

  • ふきはあく抜きしないとどうなる?
  • ふきのあく抜きに失敗したらどうなる
  • ふきのあく抜きを失敗しないために

春の味覚「ふき」を美味しく食べるための失敗しない、あく抜き方法をご紹介します。

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ふきはあく抜きしないとどうなる?

春になるとスーパーにも様々な山菜が並び、ふきも生のものや調理済、下茹でしたものなど販売されています。下茹でが面倒な方や下茹で済みや調理してあるものを購入すると思いますが、生のものを自分であく抜きして食べた方が食感もよく、香りも強く美味しいです。

生の方が美味しいですが、あく抜きは面倒くさいです!ふきはあく抜きしないとどうなるのかご紹介します。

体に悪くはない

ふきはあく抜きをしなくても食べることができ、体に悪い影響はないとされています。ですが、ふきにはアルカロイド系の毒性が含まれています。

一般的にふきの食べる部分には毒性の含有量は少なく、食べて悪影響が出る可能性は低いです。あく抜きしないふきを大量に食べた場合は影響がでる可能性もあるので注意して下さい。

えぐみや苦みが強い

ふきはあく抜きしなくても食べることはできますが、あくがとても強く、食べるとえぐみ、苦みが口の中に広がります。

獲れたてのふきはアクも少なく、そのまま食べて苦みを楽しむ方も多いですが、スーパーなどに売っている生のふきは時間もたっているので爽やかな苦みではなく、嫌な苦みに変わります。あく抜きしないと苦みが出るので、苦手な方はあく抜きは必要です。

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ふきのあく抜きに失敗したらどうなる

ふきのあく抜きは意外にも面倒で、自分で処理をするのなら下茹で済のふきを購入する方も多いです。美味しいふきを食べたい!と自分であく抜きした場合、失敗したらどうなるのか?と気になりませんか。

苦い味やえぐみが残る

ふきは他の野菜に比べるとあくが強く、しっかりとあく抜きをしないと苦み、えぐみが残ります。苦みが残っているのなら、あく抜きに失敗したということ、苦みを残さないためにもしっかりあく抜きを行いましょう。

茹ですぎると食感が悪く

あくを気にすぎるあまり、茹ですぎてしまえば食感が悪くなります。茹ですぎれば、ふきは柔らかくなりすぎシャキシャキ感がなくなり、歯ごたえがないグニャグニャした食感になります。

ふきのあく抜きはしっかり茹でると言っても太いもので5分、細い所でも3分茹でれば大丈夫です。長く茹でればあくが抜けるという訳ではないので気をつけましょう。

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ふきのあく抜きを失敗しないために

 

美味しいふきを食べるために、あく抜きは失敗できない!という方に失敗しないためのコツをご紹介します。コツが分かればあく抜きの失敗も回避できます。

重曹を使う場合

重曹のアルカリ成分は繊維を柔らかくし、色が鮮やかにする効果があり「ふき」、「ぜんまい」など繊維が多い山菜のあくが抜けやすくなります。

【重曹を使ったふきのあく抜き方法】

  1. ふきに重曹を振りかけて、擦り洗いをする
  2. 熱湯で2,3分茹でる
  3. ふきに火が通ったら冷水にさらし冷ます

重曹を使うと柔らかくなりすぎるので、茹で時間は短くし、重曹をお湯に混ぜて使う場合には水2Lに重曹小さじ1を目安にあく抜きしましょう。

塩をしっかり付けて板ずり

次に塩を使ったあく抜きの方法をご紹介します。

【塩を使ったあく抜き方法】

  1. ふきに、ひとつかみの粗塩を振りかけゴロゴロと転がし板ずりをする
  2. ふきに塩がなじんだら、そのまま鍋に入れて茹でる
  3. 茹で上がったら冷水にさらす
  4. 皮をむく
  5. 皮をむいたふきは一晩、水につける

塩で板ずりをすることで茹で上がった後の皮むきが楽になり、皮をむいたふきを冷水に一晩さらすことで更にあくを抜くことができます。塩を使ったあく抜き方法は山菜の色を鮮やかにする効果もあります。

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しっかり茹でる

ふきは、しっかりお湯で茹でることであくを抜くことができます。茹ですぎれば食感が悪くなるので茹ですぎには注意したいです。

【しっかり茹でるあく抜き方法】

  1. 沸騰したお湯にふきを入れる
  2. ふきが翡翠色になるまで茹でる(5分~7分が目安)
  3. 茹でたら取り出し水にさらす
  4. 水にさらした後、皮をむく

ふきは時間がたてばたつほど、あくが強くなるので手に入れたら直ぐにあく抜きをしましょう。

水にさらす

ふきを重曹、板ずり、お湯で茹でる場合でも水にさらすことであくが綺麗に抜けて苦みやえぐみがなくなります。ふきにはピロリジジンアルカロイド類という毒性が含まれていて、あく抜きをしないと安心して食べることができません。

大量に食べなければ害はないとされていますが、安全面を考えるのなら茹でた後に水にさらしてあくを減らしましょう。

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まとめ

「ふきのあく抜きに失敗しない方法や、重曹を使うあく抜き方法」についてご紹介しました。ふきのあくは苦みやえぐみになるため、しっかりあく抜きをすることで美味しく食べることができます。

この記事をまとめると

  • ふきあくにはピロリジジンアルカロイド類という毒性があり大量に食べなければ体に影響はない
  • あくが抜きに失敗すると「苦み」「えぐみ」が出る
  • 重曹や塩を使ってあく抜きをし、しっかり水にさらして下処理をする

ふきにはポリフェノール類が沢山含まれていて、動脈硬化やアレルギーを引き起こす活性酸素を除去する抗酸化作用期待できます。あく抜きをしっかりすれば風味も食感も増し、、体も喜ぶ食材なのでひと手間かけて美味しく頂きましょう!

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