ケーキやお菓子作りに欠かせない生クリームですが、牛乳や卵のアレルギーを持っている人でも食べられるのでしょうか?
アレルギーには幼い頃に発症するものと、大人になってから発症する場合があります。ずっと食べていたものなのに、急にアレルギー症状が出ることがあるので、注意が必要です。
普段口にしている食べ物でも、食べた後に体調に変化がある場合は、食べるのを中断して、病院でアレルギー検査を受けるようにしましょう。
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そこで今回は、
- 生クリームはアレルギー食品?
- 生クリームアレルギーでも牛乳は大丈夫?
- 生クリームアレルギーの主な症状
- 生クリームアレルギーが出た時の対処法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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生クリームはアレルギー食品?
生クリームは動物性脂肪の生乳を主原料に作られている食品です。その為、生クリームに含まれる乳成分がアレルゲンとなり、アレルギー症状を起こす危険もあります。
生クリームのアレルギー表示
生クリームはデザートだけではなく、レトルトのビーフシチューなど加工品にも頻繁に使われています。
まろやかさを加えるために、生クリームを使用することもあるので、乳製品アレルギーを持っている方は、アレルギー表示を必ず確認してください。
パッケージに記載のあるアレルギー表示には、「乳成分」と記載があります。
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生クリームアレルギーでも牛乳は大丈夫?
牛乳アレルギーを持っている場合、生クリームを食べることはできるのでしょうか?
牛乳と生クリームは、同じ乳のアレルゲンを持っているため、食べることができません。その為、乳成分が含まれている牛乳由来のヨーグルトやチーズなどの乳製品にも注意が必要です。
牛乳アレルギーの方は、乳製品を摂る代わりに、豆乳を原料に作られたミルクやヨーグルト、生クリームで栄養摂取することをお勧めします。
卵は食べられる?
生クリームと卵の持つアレルゲンは異なる為、食べることができます。
卵の主なアレルゲンは卵白に含まれるタンパク質です。卵アレルギーの症状は、喘息や呼吸困難、アレルギー性鼻炎などがあります。
しかしアレルギー体質の方は、牛乳や生クリームといった乳製品にも反応することがあるので、注意しましょう。
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生クリームアレルギーの主な症状
生クリームアレルギーの症状には「皮膚症状、呼吸器症状、消化器症状、全身症状/その他の症状」の4つに分けられます。
乳製品アレルギーを持っている人の中には、アレルギー反応の強い、アナフィラキシーショックを起こす場合があります。
アナフィラキシーショックは上記4つの症状に加え、血圧低下など重症化しやすいので、注意が必要です。
食品に触れるだけでもアレルギー反応が出る場合もあるので、周囲の方も注意するようにしましょう。
下痢・腹痛
下痢や腹痛は消化器症状にあたります。消化器症状はアレルギー症状の全体の約10%と割合は少ないのですが、アレルギー症状だと気づかない方も多いようです。
吐き気・嘔吐
吐き気、嘔吐も消化器症状にあたります。これらの症状は、対象の食品を摂取して数時間〜数日後に反応が現れる「遅延型アレルギー」です。
胃がもたれて吐き気がある、嘔吐をした場合は、アレルギーを疑ったほうが良いかもしれません。
皮膚が痒くなる・蕁麻疹
痒みや蕁麻疹は皮膚症状にあたります。皮膚症状は食物アレルギーの症状で一番多く、全体の約80〜90%が皮膚症状を発症すると言われています。
皮膚症状のほとんどは、対象の食品を摂取すると15分程度で初期反応が現れる「即時型食物アレルギー」です。
口の痒み・喉のイガイガ
口の痒み、喉のイガイガは呼吸器症状にあたります。呼吸器症状は全体の約20〜30%の割合で発症すると言われています。咳や呼吸困難を引き起こすこともあります。
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生クリームアレルギーが出た時の対処法
生クリームを食べてアレルギー症状が出た場合、直ちに食べるのを中断し、病院で診察を受けましょう。飲み薬や塗り薬は、必ず病院で処方されたものを使用してください。
また病院でアレルギー検査をする場合には、パッチテストという皮膚反応または血液検査で調べることができますよ。
子どもはいつから食べられる?
離乳食が順調に進んでいる場合、1歳前後から食べ始めて大丈夫です。しかし生クリームは動物性脂肪分からできているので、幼い子供の胃腸には負担がかかりやすい食品だと言えます。
まだ口に慣れていない食品ということもあるので、小さじ1杯程度の少量にしましょう。
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まとめ
「生クリームのアレルギー表示・主な症状|牛乳・卵は大丈夫?」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 生クリームのアレルゲンは「乳成分」
- 乳製品アレルギーの場合は、パッケージ裏のアレルギー表示を必ず確認する
- 乳製品アレルギーの代替品として、大豆製品がお勧め
- アレルギーの症状には「皮膚症状、呼吸器症状、消化器症状、全身症状/その他の症状」の4つがある
- 生クリームは1歳前後から少量であれば食べることができる
誕生日やクリスマスなど、イベントの際に大活躍する生クリーム。
乳製品アレルギーを持っている場合でも、アレルゲンによって食べれる食品と食べられない食品があるので、しっかりと認識することが大切です。
最近では、豆乳を使った乳製品の代替商品が多く発売されているので、スーパーに行った際にはぜひみてみてくださいね。
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