ウコンの飲み過ぎは肝臓に悪い?適切な摂取量・飲むタイミングは?

ウコン

肝臓にいいとされているウコンですが、飲みすぎはかえって体にに悪いという話もあるのをご存じですか?

そこで今回は

  • 種類によって違うウコン
  • 春ウコンを飲みすぎた時の副作用
  • ウコンの適量と飲むタイミングは?

これらのテーマに沿ってご紹介していきます。年末シーズン、お酒を飲む前にウコンを飲まれる方も多くなるのではないでしょうか?

しかし、適切にウコンを使わなければ、体に負担をかけてしまうことにも繋がってしますのです。ですからウコンのお世話になるまえに、ここから説明するウコンの知識を是非参考にしてみてください。

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ウコンは種類によって違う

ウコン種類

インド産のショウガで古くから中国やインドで香辛料として使われてきたのがウコンです。ウコンは肝臓機能の強化や胆汁の分泌を促すともされています。

また食欲を増進させたり、血流改善にも効果があるとされる香辛料となります。英名はターメリックで、カレーの黄色の原料となっていることはおなじみです。

ウコンの味

日本でよくお目にかかるのは

  • 秋ウコン
  • 春ウコン

これらのウコンについてここから少し詳しく解説します。

秋ウコンと春ウコンは全く違う

春ウコン秋ウコン

お酒を飲まれる方にはなじみのあるウコンですが、秋に花をつけるのが秋ウコンで春に花をつけるのが春ウコンです。秋ウコン赤ウコンとも呼ばれており、おもに食材に使われていて、さほど苦みもなくオレンジ色が強いのが特徴です。

秋ウコンに多く含まれる成分は以下のとおりです。

  • クルミン

この成分にはポリフェノールが多く含まれていてお酒を飲まれる方が使うウコンは秋ウコンが一般的です。カレーに欠かせないスパイスであるターメリックに使われているのも秋ウコンとなります。

クルクミンはコレステロール値を抑えることから動脈硬化予防も期待できます。春ウコン黄ウコンとも呼ばれており、健康食品に使用されていることが多く、秋ウコンに比べて黄色く苦みも強いのが特徴です。

春ウコンに多く含まれる成分は以下のとおりです。

  • 精油成分
  • ミネラル

れらの成分はコレステロールの分解からがんの抑制にまで効果があるとされています。大変多くの食物繊維やミネラルを含むことから腸にちょうどいい刺激を与えて整腸剤替わりともなるようです。

そのように古くから沖縄では民間療法の薬草として使用されていたそうですが、実は医薬品の原料としては認められていないものなのです。

春ウコンには要注意

恵まれたミネラルや精油効果など、体に有益な成分を多く含んでいる春ウコンですが、その飲みすぎには注意が必要とされています。春ウコンの摂取方からくる副作用について次項でお伝えしていきましょう。

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春ウコンを飲みすぎるとどうなる?副作用は?

副作用

春ウコンを飲みすぎることは内臓への負担を強くしてします事に繋がるのです。ここではその副作用について解説していきます。

下痢・腹痛に

適量の春ウコンは豊富なミネラルや食物繊維の働きで超を適度に刺激して整腸しますが、摂取のし過ぎは下痢や腹痛のもとになります。

肝臓への影響

春ウコンに多く含まれるミネラルの鉄分が肝臓に負担をかける原因となります。肝臓機能の強化に効果があるとされているウコンですが、実はその検証は動物実験だけのものなのです。

つまり人間を対象にしては、その効果を検証できていないということですから、ウコンの肝機能強化の効果自体、信じすぎることには疑問が残ります。

腎臓への影響

腎臓へもミネラル豊富な春ウコンの過剰摂取は逆に負担をかけてしまうとのことです。

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ウコンの適量・飲むタイミングは?

飲食

ここまででお伝えしたように、過剰摂取には気を付けたいウコンですが、その適量と摂取のタイミング、気を付けたい点をお伝えします。

ドリンクやサプリは過剰摂取の元

ドリンクやサプリでウコンを摂取すると過剰摂取になる恐れがあります。サプリでは多くのウコン成分を手軽に摂取できるとあって、酒飲みなどには重宝されています。

しかし、もともと肝臓の機能の弱い方が摂取するとよくない影響もあるとのことです。現在日本人の成人の1/3は脂肪肝の兆候があるといわれていますが、その症状があってウコンをサプリなどで多く摂取すると、体に副作用を及ぼす可能性もあるようなのです。

その副作用としては

  • 消化管障害
  • 胃潰瘍
  • 胃酸過多
  • 胆道閉鎖症

などが起こる可能性がありますので、肝機能がもともと弱い方胆石、疾患がある方は医師に相談してからウコンを摂取してください。

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ウコンの適量は1日どのくらい?

ウコンの1日の適量は体重1㎏に対して3㎎とされていますから、体重60㎏なら180㎎が目安となります。

またウコンに多く含まれている鉄分にも気を付けなければいけません。男性、女性共に鉄分の1日の適切な摂取量が定められています。

しかしウコン製品の中にはそれをはるかに超える鉄分量を含むものも多く存在しているのです。鉄分の多すぎる摂取は肝機能障害を引き起こす原因ともなりますから、やはりその摂取量には気を付けなければなりません。

飲むタイミングはいつがいい?

ウコンを飲むタイミング飲酒の30分前がお勧めです。もしくは飲酒後なるべく早く摂取することで高い効果が期待できます。

まとめ

この記事をまとめると

  • 日本でよく使われるウコンには秋ウコンと春ウコンがあります
  • 春ウコンはミネラルが多く含まれるため、摂取過多による副作用が生じる場合があります
  • ウコンを効果的に使用するには適量と最適なタイミングでの接種が必要です

適量と最適なタイミングで効果的にウコンを使いましょう

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