小麦粉は、毎日の食事に頻繁に登場するものだと思います。パンやお菓子は多くの人が日常的に食べているものではないでしょうか。でもそんな小麦粉が体に悪いとなれば、あなたはどうしますか?今回は
- 小麦粉は体に悪いって本当?
- 小麦粉を使った食べ物を食べ過ぎるとどうなる?
- 小麦粉の代わりになる食品
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目次
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小麦粉は体に悪いって本当?
小麦粉は実際体に悪いのでしょうか?
小麦粉がダメな理由
グルテンはラテン語で「糊」を意味する語源から付けられました。
小麦粉に含まれるグルテンは消化されにくいタンパク質で分解されにくいため、便としてうまく体の外に出ず、腸の粘膜の中に貼り付いてしまいます。
そして粘膜が弱くなってしまうと、腸や身体に異変が起こります。
結果として、粘膜が炎症を起こして腸内環境を悪化させてしまうのです。
腸内環境が悪いと、身体の様々な不調の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
また、日本ではあまり知られていないですが、アメリカ産の小麦粉は生殖器のガンを誘発することがわかっています。
アメリカでは実際に裁判が行われており、小麦粉がガンの原因であると認められているのです。
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小麦粉を使った食べ物を食べ過ぎるとどうなる?
では小麦粉を食べすぎることによって受けるデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
肥満・太る
小麦には食欲を増進するはたらきがあります。
グルテンをきちんと消化出来ていないと、グルテンの中に含まれるグリアジンという物質により血糖値の上昇などが起こります。
するとそれを下げるためにインスリンが過剰分泌されたり、肥満の原因にもなるタンパク質、サイトカインが細胞から分泌されます。
結果として、脂肪を溜め込んで太りやすくなったり、むくみを引き起こす原因となるのです。
糖尿病
生活習慣病といえば、糖尿病がまず思いつくのではないでしょうか?
その名の通り、生活習慣が原因でなる病気のことです。
糖尿病以外にもガンがその代表ですね。
糖質を日常的にとりすぎていると血糖値を下げるインスリンがうまく作用せず、血糖値が上がったままの状態が続くことになります。これが糖尿病です。
そもそも、小麦には強い中毒性があります。
小麦を食べる生活を続けていると中毒状態になってしまい、口さみしいときに小麦を欲する体になってしまうのです。
しかも自覚しにくいという特徴もあり、非常にやっかいなものです。
パンが大好きだという人は、一度考えてみた方がいいかもしれません。
本当にただのパン好きなのでしょうか?それ、実は小麦中毒ではないですか?
心臓疾患
小麦粉を食べすぎることで、心臓疾患のリスクが上がります。
これは未精製の全粒粉やライ麦、玄米などに置き換えることで防げます。
なぜなら精製された小麦粉や白米には、体に必要な栄養素がほぼ残っていないためです。
「白いものは食べてはいけない」と聞いたことはありませんか?
これは小麦粉、白米、白砂糖など、元々白くないものをあえて白く精製したものを指します。
精神疾患
セリアック病のような自己免疫疾患ではなくても、腸がグルテンに過剰に反応したり、グルテンを消化しにくいグルテン過敏症の人は増えています。
そういう人がグルテンをとると小腸の粘膜に問題が生じて、炎症を起こします。
すると必要な栄養素が十分に吸収されなかったり、不要な毒素が体内に取り込まれたりしてしまいます。
結果としてこれが慢性的な不調を引き起こす原因になるのです。
- 頭痛
- めまい
- イライラ
- 関節痛
- 疲労感
- やる気喪失
- 抑うつ症状
など、不調は多岐にわたります。
またグルテンによって腸内に起きた炎症が、副腎という臓器の疲労につながり、これが疲労感ややる気のなさを引き起こすとも言われています。
肌荒れ
グルテンには、腸内環境を著しく悪化させた状態を引き起こす可能性があります。
そうすると腸内の悪玉菌が生み出した有害物質によって、肌荒れを起こしてしまうのです。
便秘・腹痛・下痢
グルテンは、人の消化器官では分解されにくいという特徴も持っています。
つまり体質によっては、便秘をはじめとした体調不良を引き起こす可能性もあるのです。
アレルギー
近年、小麦アレルギーの人が増えています。
こどもの頃に発症する場合もあれば、大人になって突然発症することもあります。
昨日まで食べていたものが急に食べられなくなるなんて、とても辛いですよね。
アレルギーは、腸内環境の悪化が原因だとも言われています。
つまり腸内環境をととのえることは、体をととのえること。健康への第一歩なんですね。
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小麦粉の代わりになる食品
最後に、小麦粉の代わりとして使える食品についてご紹介します。
米粉
米粉とは、米を砕いて粉にしたもので小麦粉の代わりとして使うことができる代表的なものです。
もちもちとした食感で、小麦粉よりも油を吸収しにくいのが特徴です。
元が米なので馴染みやすい味わいで、日本人の体にはもっとも合っていると言えます。
おからパウダー
おからパウダーを小麦粉の代わりに使うこともできます。
小麦粉と違ってこっしりした生地になりますが、食べ応えがあっておいしいですよ。
また、小麦粉と比べてもその栄養価の高さは一目瞭然。
最初は少量ずつ代用して慣れていく、というのもいいですね。
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まとめ
小麦粉が悪いと言われる原因についてご理解いただけたと思います。
この記事をまとめると
- 小麦粉に含まれるグルテンは、体の不調を引き起こす原因になる
- グルテンは特に日本人の体には合わず、消化しにくい
- 小麦粉はとても中毒性が高いので、注意が必要
最近はパンでもお菓子でも、グルテンフリーのものを選べるようになってきましたよね。
自分で作れば素材にもこだわることができるので、おすすめですよ。
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