ヒラメの寄生虫に注意!アニサキス・クドアの対策を解説!韓国産に注意!?

生魚に寄生していることで知られる「寄生虫」ですが、目に見えない寄生虫がいることから様々なところに潜んでいる可能性があります。食中毒になると激しい腹痛が起こるなど、身体に害なためしっかりと寄生虫について理解をしておきましょう!今回はそんな寄生虫について以下の内容に沿って解説していきます。

  • ヒラメに潜む寄生虫
  • 韓国産ヒラメに注意!
  • 寄生虫への対策・予防について

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ヒラメに寄生虫が?

お刺身で食べるとコリコリとした食感がとても美味しいヒラメですが、寄生虫がいることでも有名です。安全に美味しく食べるために、しっかりと知識を入れていくと良いでしょう。

刺身・生で食べる場合は注意!

ヒラメに寄生していることが多い寄生虫は「クドア・セプテンプンクタータ」と呼ばれる種のものです。とても小さく肉眼で確認ができません。内臓ではなく「ヒラメの筋肉にいる」ということは分かっているのですが生態や寄生ルートがはっきりわかっていないのが現状です。

韓国産のヒラメに注意?

厚生労働省は韓国から輸入するヒラメなどの水産物のモニタリング検査を6月から強化している。強化の発端は韓国産の養殖ヒラメによる食中毒事案が国内で収まらないこと。2015年は8件で患者数62人、16年は10件同113人、17年は5件同47人、18年は7件同82人となっている。原因はヒラメに寄生するクドア・セプテンプンクタータ。11年に食中毒の原因物質として扱われるようになった寄生虫だ。症状は食べてから数時間後に嘔吐や下痢に襲われるというもの。

なぜ韓国産の養殖ヒラメが危ないのか。厚労省食品監視安全課担当者は「韓国産だけなのは、そもそも活ヒラメが韓国からしか輸入されていないからです。これらは、ほぼ生食用になります」。クドアは加熱するか凍らせるかで食中毒を防ぐことができるが、生食用だけにうっかり口に入れがち。17年度の韓国からのヒラメの輸入量は1930トンにもなっている。

引用:東スポweb

スーパーに並べられている生食用のヒラメは韓国からの輸入のものなんですね。いずれにせよ生食は食中毒の危険が高いため、安全に食事を楽しむためには加熱処理をしたものを食べるようにしましょう。

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クドア・セプテンプンクタータ

では、ヒラメに寄生すると言われている寄生虫はどんなものなのでしょうか?

クドア(クドア・セプテンプンクタータ)の特徴

  • 寄生している魚:ヒラメ
  • 大きさ:約10マイクロメートル(μm)
  • 特徴

    粘液胞子虫類という魚類の寄生虫です。

    肉眼では見えませんが、ヒラメの筋肉内に寄生しています。

    環形動物(海水ではゴカイ等、淡水ではミミズ等)と魚類に寄生することによって生きています。

    ヒトには寄生しませんが、ヒトの腸粘膜を一過性に傷つけて下痢やおう吐等の症状を起こすことが分かっています。

クドアの食中毒の症状

他の寄生虫の食中毒症状と比べると、軽い症状のようです。食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を呈し軽症で終わる症状が特徴です。

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有名な寄生虫であるアニサキスとは

アニサキスアニサキスとは主に魚に寄生する、体長約2~3cmの半透明の目に見える寄生虫のことです。白色の少し太い糸のように見えます。

釣り人には最も有名な寄生虫

アニサキスが寄生している魚を生で食べると、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。初期症状としては軽い腹痛から動けないくらいの腹痛へ変化します。その他に嘔吐などの症状が出ます。

  • 潜伏時間:1時間~8時間以内

内臓・筋肉部分に生息

アニサキス幼虫は、寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動することが知られています。

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対策は?

目に見えないので「いつまにか食べているかも知れない」寄生虫ってすごく怖いですよね…。なんとか対策が出来ないのでしょうか?対策方法についてご紹介していきます。

予防方法
-20℃で4時間以上の冷凍、または75℃5分以上の加熱により寄生虫が死滅することが確認されています。また、農林水産省及び水産庁では、食中毒防止策として、ヒラメの養殖場での適切な管理により、クドアがヒラメに寄生することを防止する取組みを行っており、食中毒数は低下しています。

まとめ

この記事をまとめると

  • ヒラメの寄生虫は目に見えない
  • 生食用のヒラメはほとんど韓国産
  • 対策は生食せず、冷凍・加熱処理をする

いかがだったでしょうか。釣った魚をその場で食べる行為は、釣り人であればよくあることですよね。しかし、寄生虫がいるということを忘れてはいけません。安全に食べるためには予防策として上げられている、冷凍・加熱処理をおススメします。お刺身を食べる場合には特に注意したいですね。

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