エビアンはミネラルウォーターの中でも有名なものですが、”エビアンは危険、発がん性がある”と言われることがあります。これに根拠はあるのでしょうか?また、外国の水に慣れていない人が飲むと、どんな副作用が起こるのでしょう?今回は、
- エビアンの飲み過ぎは危険?
- 毎日硬水を飲む効果
- 1日の摂取量はどれくらいがいい?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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エビアンの飲み過ぎは体に悪い?
エビアンの水は、日本で飲まれている軟水とは異なり硬水です。使用されている水の産地はフランスで、標高850mのフレンチアルプスの大地で採れる水を使用しています。
硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル類が多く含まれていますが、普段飲み慣れていない日本人が飲むと 体に合わず下痢や腹痛を起こすことがあります 。
腹痛・下痢の原因
硬水を飲んで下痢や腹痛となる原因は、ミネラル成分であるカルシウムやマグネシウムなどが腸を刺激するためです。これらのミネラル類は他の食材にも含まれているごく一般的な栄養成分ですが、軟水と比べて硬水には多く含まれているので、人によっては腹痛や下痢を起こすことがあります。このことは、『水あたり』と呼ばれています。
エビアンなどの硬水を飲んだことによって下痢や腹痛となった時は、硬水を飲まないことが一番の治し方です。 日本製のミネラルウォーターに使用されているのは軟水 なので、ラベル表示をよく確認して軟水のものを選ぶようにしましょう。
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発がん性があるって本当?
また、“エビアンには発がん性がある”と言われることもありますが、世界的に有名なエビアンは厳しい基準に基づいて生産されています。そのため、エビアンに発ガン性物質が含まれていることは考えにくいでしょう。
エビアン(硬水)を毎日飲み続ける効果は?
そもそも、エビアンに使われている硬水と日本の軟水には、どんな違いがあるのでしょうか?
- 軟水…硬度100未満のもの
- 硬水…硬度が100以上のもの
硬水・軟水の定義は国によって異なりますが、日本では上記のように定義しています。基本的に日本の水は軟水で、 日本で使用されている主な水は軟水 です。
軟水はミネラル分が少なくクセがないため、飲みやすいのが特徴です。和食には軟水が向いているとされ、洋食には硬水が向いていると言われています。
日本人が海外旅行に行ってシャワーをすると、髪がギリギリすることがありますが、これは硬水が日本人の髪に合っていないためです。硬水・軟水は味だけではなく、使い心地も異なります。
硬水に含まれる主な栄養素
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
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飲み続ける効果
硬水を飲み続けると、このような効果があります。
- 便秘解消
- 肌荒れ改善
- 骨粗鬆症予防
- 歯を丈夫にする
硬水にはカルシウムが含まれているため、骨を強くして骨粗鬆症を予防したり、歯を丈夫にするといったメリットがあります。体に合えば便秘解消効果を得ることができますが、刺激が強いと下痢や腹痛にもなり得るので気をつけましょう。
エビアン(硬水)の1日あたりの摂取量は?
エビアンに使用されている硬水には、体に良い効果もある反面、体質によっては下痢や腹痛といった副作用が出ることもあります。エビアンを普段から飲む場合は、1日にどれくらいなら支障がでないのでしょうか?
硬水は1日あたり600〜800ml程度がオススメ
硬水による効果を得るには、1日にコップ2〜4杯ほどの量が適量と言われています。500mlペットボトルを1本飲んでも問題ありません◎
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まとめ
この記事をまとめると
- エビアンに使用されている水はフランス産の硬水
- 日本人は軟水に慣れているので、エビアンを飲むと下痢や腹痛となることがある
- その原因は、硬水に多く含まれるカルシウムやマグネシウムによるもの
- 1日あたりコップ2〜4杯が摂取量目安
エビアンはミネラルウォーターとして日本でも有名ですが、体質によっては副作用が出ることもあります。発がん性があると言われることもあるようですが、これに根拠はないので安心して良いでしょう。
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