エスプレッソ･カプチーノ･ルンゴの違い｜作り方･語源･特徴は?

エスプレッソとカプチーノの違いを知っていますか？どちらもコーヒー豆を使ったものですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか？他に、ルンゴというものもあります。今回は、

こちらのテーマについて紹介いたします。

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エスプレッソとは？

“エスプレッソ”は、高い圧力をかけて旨みや味を凝縮したコーヒーです。エスプレッソマシンという器具を使って作ります。凝縮しているため味は苦味が強く、また抽出量は少量なのが特徴です。

エスプレッソの起源は20世紀の初めごろで、イタリアのミラノで誕生しました。コーヒー文化の強いイタリアでは、昼夜問わずエスプレッソが日常的に飲まれています。

エスプレッソマシンとして有名な『デロンギ』もイタリア製で、プロの味に近い味が出せるものとして人気があります。

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語源

『エスプレッソ(espresso)』という語源には、”急行”という意味の「express」が関係しています。エスプレッソは短時間で抽出されることから、この名前がついたと言われています。またエスプレッソには、”特別な、注文ごとに”という意味もあり、特別な人におくる1杯として名前の由来となったという説もあります。

コーヒーとの違い

エスプレッソとコーヒーの違いについて、あまりよく知らない方も多いのではないでしょうか？エスプレッソとコーヒーの大きな違いは『味の濃さ』です。

コーヒーには苦味や酸味･コクが強いものや弱いものなど様々な味のバリエーションが存在しますが、エスプレッソは基本的に苦味が強いコーヒーです。そのため、コーヒーが苦手な方にとっては苦すぎて飲めないことも。エスプレッソが苦い理由は、焙煎度の高い深入り豆を使用するためです。

2つ目の違いには『できあがり量』があります。通常のコーヒーはカップ1杯分つくりますが、エスプレッソは多くても30mlほどです。小さなエスプレッソ用のカップに入れるため、カフェなどで初めて注文すると小ささに驚く方もいます。

3つ目の違いは『淹れる機械』です。家庭でコーヒーを飲む際は、ペーパーフィルターを使ってお湯を注ぎ抽出する方法が一般的ですが、エスプレッソには専用のエスプレッソマシンが必要になります。エスプレッソマシンは圧力をかけて抽出するため、あの苦味や味の濃さ･コクが出せるのです。

カプチーノとは？

“カプチーノ”は、エスプレッソをクリーム状に泡立てたミルクに入れたものを指します。ここで使われるミルクは『スチームミルク』と呼ばれ、専用のマシーンで蒸気によって温めて作ります。上にココアパウダーを振りかけて飲みます。

ちなみに、泡立てずに温めたミルクとエスプレッソを温めたものは“カフェラテ”です。

カプチーノの本場イタリアでは、特に朝に飲むものとして好まれています。立ったままカプチーノとクロワッサンを食べられる喫茶店が多数存在します。

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語源

『カプチーノ(cappuccino)』の語源には諸説ありますが、リスト教のカプチン修道士会が由来となっているのが有力な説です。カプチン修道会の帽子の色がカプチーノのような茶色で、カプチーノのように盛り上がった形であることが由来と言われています。

ルンゴとは？

“ルンゴ”とは、エスプレッソを2倍の水分量で抽出したものです。『ルンゴ(lungo)』とはイタリア語で「長い」という意味があります。ルンゴは抽出量が2倍のため、抽出時間も2倍ほどかかります。できあがるまでに長く時間がかかることが、語源となっています。

水分量はエスプレッソの2倍ですが、コーヒーの濃さが半分になるわけではありません。コーヒーは抽出時間が長くなるほど苦味が強くなります。そのため、ルンゴはエスプレッソよりも苦いのです。

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まとめ

エスプレッソ、カプチーノ、ルンゴそれぞれの特徴についてご紹介しましたが、みなさんはどれがお好みですか？イタリアではどれも日常的に飲まれているコーヒーなので、是非機会があればお試しください♩

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