ニジマスの刺身に寄生虫が?生で食べるときの注意点・おすすめレシピ

ニジマスが釣れる管理釣り場や釣り堀は多いですよね。そんなニジマスですが、釣ったその場で調理をして食べれる場所とそうでない場所がありますよね。

調理ができずに持ち帰った際、生で食べれるのか?どう調理すればいいのか分からない…、そんな方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、

  • そもそもニジマスってどんな魚?
  • ニジマスは生で食べれる?
  • おすすめの調理方法は?

これらのことについて紹介していきたいと思います。是非、最後まで読んでいってくださいね。

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ニジマスってどんな魚?

ニジマスは実は外来魚で、1877年にアメリカから輸入され、それ以降各地で養殖などが盛んになったと言われています。ニジマスには一生を淡水で過ごす陸封型という種類と、川から海へ出て、また川へと戻ってくる降海型の2種類が存在します。

陸封型のことはレインボートラウト降海型のことはスチールヘッドとそれぞれ別の呼び名がついています。この2種類はそれぞれ見た目や大きさが全く違います。繁殖期になると、オスに婚姻色として虹色の光沢が出るのですが、それがニジマスの名前の由来と言われています。

特徴

ニジマスには体全体に黒い斑点模様があり、エラから尾ビレにかけて赤っぽい帯状の模様があるのが特徴です。体長は一般的に約40cm前後とされていますが、湖などに生息している大きいものだと1mを超えるものも存在します。

旬の時期

その地域の水温によって、繁殖期を迎える時期が異なりますが、秋から冬にかけて繁殖期を迎えるものもあれば、春から初夏にかけて繁殖期を迎えるものもいるので、ニジマスはほぼ通年、旬の時期と言えるのではないでしょうか。

栄養価

ニジマスはビタミンやミネラルを含む他、DHAやEPAといった脂肪酸が含まれており、血液をサラサラにし、高血圧や動脈硬化などを予防する働きが期待できます。豚肉と同程度のたんぱく質も含まれています。

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ニジマスに寄生虫がいる可能性は?

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ニジマスは生でも食べることのできる魚となっています。しかし、生で食べる際に寄生虫がいたりしないか心配ですよね。ニジマスに寄生虫がいる可能性はあるのでしょうか?

淡水養殖されたものには危険な寄生虫はいない

日本の養殖物のニジマスは、淡水で養殖され、人工の餌を与えられて育っています。その他にも、水温や酸素量、魚の状態などを厳しく管理しているため、寄生虫がいる可能性はかなり低く、安全と言えるのではないでしょうか。

刺身でも食べられる?

管理釣り場や釣り堀で釣れるニジマスは、基本的に養殖物のニジマスです。そのため、寄生虫がいる心配はほぼ無く、お刺身として食べることも可能でしょう。

ですが、普通の川などで釣れた天然のニジマスや、降海型と呼ばれる1度海に出たニジマス寄生虫に寄生されてる可能性が高く、お刺身などの生食は危険ですので注意してください。

野生化した固体に関しては注意が必要

管理釣り場や釣り堀で釣れるニジマスは、基本的に養殖物のニジマスだというお話をしました。ですが、中には長い間釣り上げられなかったため、野生化してしまった個体も存在します。

そういった個体は天然物のニジマスと同じく寄生虫に寄生されてしまっている可能性がありますので、注意してください。

養殖物のニジマスと野生化してしまったニジマスや天然物のニジマスとの見分け方として、養殖物のニジマスの尾ビレには丸みがあるのに対し、野生化してしまったニジマスや天然物のニジマスの尾ビレには丸みがないとのことです。是非、参考にしてくださいね。

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ニジマスのおすすめレシピ

一昔前はニジマスはあまり美味しくない…そう言われることもありました。ですが、最近の養殖物のニジマスは品種改良などによってかなりおいしくなってきているんです

お刺身で食べると淡白な味を楽しむことができるニジマス。お刺身以外にもその美味しさを楽しめるレシピを紹介していきます。

ニジマスのホイル焼き

材料

・ニジマス…2匹

・たまねぎ…半分

・えのき…お好みの量

・塩・胡椒…適量

・バター…10g

・醤油…適量

・オリーブオイル…適量

作り方

1.大きめに切ったアルミホイルにオリーブオイルを塗り、たまねぎを敷き詰める。

2.下処理をしたニジマスをアルミホイルに置き、その上にえのきを置く。

3.塩・胡椒をしっかりとし、バターを落としたあと醤油をかける。

4.アルミホイルを閉じて両端を結び、200°Cに熱したオーブンにいれ20~30分程焼く。

ニジマスのムニエル

材料

・ニジマス…2匹

・オリーブオイル…100cc

・レモン…お好み

・バター…5g

・小麦粉…適量

・粉パセリ…適量

・塩…適量

・粗挽き胡椒…適量

作り方

1.下処理をしたニジマスに薄く小麦粉をまぶす。

2.フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、ニジマスを焦げ付かないように中火で焼く。

3.焦げ目が付いてきたら裏返し、同じように焼く。

4.両面に焦げ目が付いたらバターを加えて溶かし、油を全体にまわしかける。

5.ニジマスをお皿に盛り付け、お好みでレモンをかける。

6.フライパンに残った油を熱し、スプーンを使いニジマスにかける。仕上げにパセリを振りかける。

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フライパンで作るニジマスの塩焼き

材料

・ニジマス…2匹

・酒…大さじ2

・塩…適量

・サラダ油…適量

作り方

1.鱗と内臓を取り、流水で綺麗に洗い水気を取り、塩を表面と腹の中にふっておく。

2.サラダ油を熱し、ニジマスを入れ中火で焼き目が付くまで焼く。

3.焼き目が付いたら裏返し、同じように焼く。

4.両面に焼き目が付いたら火を弱火にし、酒を回し入れて蓋をしてニジマスに火が通るまで3~4分程蒸し焼きにする。

5.蓋をとり、水分が飛ぶまで焼く。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はニジマスの寄生虫についてや、生で食べる際の注意点調理方法などについて紹介させていただきました。

この記事をまとめると

  • 養殖物なら寄生虫の心配はほぼ無く、お刺身で食べることも可能。
  • 養殖物であったとしても野生化してしまった個体は寄生虫がいる可能性がある。
  • 天然物と養殖物の見分け方は尾ビレに注目

釣りに行ってニジマスを持って帰ってきた際には、是非この記事を参考にしてみてくださいね。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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