様々なお料理に使うことができるため非常にお得で、しかも価格もお手頃な主婦の味方であるえのき。しかし新鮮なえのきを買ったのに料理していたら、料理全体がなんだかぬめぬめしてしまったことありませんか?ぬめりがあるキノコと入ったら「なめこ」を想像するかと思いますが、実はえのきにもぬめり成分は含まれています。
今回はえのきのぬめり成分について、新鮮なえのきの選び方についてご紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
ぬめりの正体
ムチンに水分がついているだけ
えのきやなめこに限らず、きのこ類にはムチンというぬめり成分が含まれています。ムチンは水に溶ける性質があり水分が付着するとぬめりを出します。買ったばかりのえのきはシャキッとしているのに、醤油などと一緒に火を通したり、野菜炒めにしたりするとぬめりが出るのは、実は腐っているわけではなくムチンに水分が含まれたと言うだけのことなんです!
ちなみに腐っている場合は以下のような状態になります。
- 明らかな異臭がする
- 茶色や黒ずみがある
- カビが生えている
- ネバネバして糸を引く
- 食べたときに舌が痺れる
スポンサードリンク
新鮮なえのきは?
スーパーで買ったばかりでもぬめりがあったよ!といった声も中にはあります。次の項目では新鮮なえのきの選び方をご紹介します。
ぬめりがない
袋から出す前のスーパーに並んでいる状態でヌメヌメ感があるえのきに関しては、水分を大量に吸ってしまっているためあまり鮮度は高くないことが言えます。また冷蔵庫に入れっぱなしになっていたえのきにも、ぬめりが出ている場合があります。ぬめりの原因はムチンが水分を吸っているだけなので特に問題はありませんが、すえたような匂いがしたりぬめぬめが強い場合は食べるのを控えたほうが良いでしょう。
茶色が混じっていない
えのきは時間が経つと茎が柔らかくなり色味に茶色が目立ち始めます。新鮮なえのきには茶色が含まれていません。えのきを選ぶときは白いえのきを選ぶと間違いが無いようです。茶色い部分が少しでもあるえのきは、既に賞味期限が切れている場合があるので選ばないようにしましょう。
シャキッとした硬さがある
えのきを食べたことがある方なら分かると思いますが、えのきにはシャキッとした食感があります。時間が経って鮮度が落ちたえのきには硬さがありません。スーパーでエノキを選ぶ時に手に持ってみて、ふにゃふにゃしていないかを確かめて購入しましょう。
スポンサードリンク
えのきの賞味期限
結構短い!
えのきの袋には賞味期限が書いてあるものとないものがあると言われています。あまり知られていませんがえのきの賞味期限は2から3日と非常に短いのです。それを超えると茶色くなったりヘナヘナになったり、水分を吸ってヌメヌメ感が出始めます。
えのきを長生きさせる方法
えのきは保存方法によって賞味期限が変わると言われています。多くの方は購入した袋のまま保存しておくと思いますが、この場合は2〜3日程度。もっと長持ちさせたい場合はえのきを購入したらキッチンペーパーに包んでポリ袋に入れて保存するという方法をとると一週間ほど延長させることができるようです。
このことからわかるように、水分を吸ってしまった時は鮮度が落ちてしまうので、水分を代わりに吸ってくれるキッチンペーパーと一緒にポリ袋に入れておきましょう。
冷凍保存もOK
えのきは実は冷凍保存も可能です。いしづきを落としてパラパラの状態にして、フリーザーバッグに入れ冷凍庫に入れると3〜4週間は賞味期限が伸びると言われています。一度ほぐしてから冷凍した方が小分けにして使いやすいのでおすすめです。
一般的な冷凍庫の基準温度である-18℃ならば、基本的には細菌は活動することができなくなるので、腐敗を止めることができるということです。また、低温にすることで食品の劣化も防ぐことができます。この結果食品を長期間保存することができるようになります。
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?様々な料理に使えるえのきですが、意外と賞味期限が短かったり新鮮なものを選ぶのが難しいなど扱いづらさもあるようでした。
この記事をまとめると
- ぬめりはムチンという水溶性の成分のせいで、腐っているわけではない!
- 新鮮なエノキを選びたいなら、白くてシャキシャキしているものを選ぼう!
きのこ類は体にとても良い効果を持っています。美味しく新鮮なえのきを選びましょう!
スポンサードリンク