エビで下痢!?病院に行くべきアレルギーや腸炎ビブリオなどの食中毒とは?

エビを食べてからなぜか調子が悪い、下痢が止まらない、吐き気がするなどの症状に困っていませんか?エビを食べた後に下痢をする方が多いと聞きます。これは一体なぜなのでしょうか。考えられる原因と対処法をご紹介します!

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エビで下痢をしてしまう原因

エビアレルギー

エビやカニなどの甲殻類を食べるとアレルギー症状が出てくる人が多いようです。 アレルギー症状は少しのかゆみだけで治る人や動けなくなるような重症な人まで様々。エビを食べた時に軽い下痢をしてしまう人も、もしかしたら体調不良なのではなくアレルギーが原因かもしれません。

その他のエビアレルギー症状で多いのが、蕁麻疹や発熱、アナフィラキシーです。エビを食べたことによりアナフィラキシーを発症すると、皮膚症状や呼吸器症状・消化器症状など、全身にさまざまな症状が現れます。アナフィラキシーはとても危険ですので、このような症状が出てしまったら、ためらわずにすぐに病院に行きましょう。

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腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオは食中毒の一種です。お刺身や寿司など生の魚介類の中に生息する菌であり、腸炎ビブリオ菌は塩分のあるところで増えます。真水や熱に弱いのが特徴です。特に夏や秋のはじめに食中毒になる人が多く、食後4時間から4日間程度の間、強い下痢や腹痛などの症状が出ます。

食中毒は防げる

食中毒は気をつけていれば防ぐことが可能です。

買ってきた魚介類は5℃以下で管理し、調理前に真水で洗ことを徹底してください。また約75°以上で1分以上加熱するとビブリオ菌は死滅すると言われています。

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病院に行くべきアレルギー症状

アレルギー症状に関しては、症状の強さが人それぞれなのでどういった症状の場合は病院へ行った方がいいのか判断に困る人が多いと思います。なので今回は、症状別に病院に行った方がいいレベルを紹介します。

強い痒み

かゆみの程度は人それぞれですが、じっとしていられないほど痒いの場合はすぐに病院に行った方が良いでしょう。そのまま放置するとショック(脈が早くなり、顔色が白くなる)の症状が出始める場合があります。早めに対処をしないと後遺症も出てくる可能性があるため、こうなる前に病院で受診しましょう。

じんましんや赤い斑点

じんましんや赤い斑点が体に10個以上見られる場合も病院へ受診することをお勧めします。全身が真っ赤になる人も中にはいるようです。明らかに様子がおかしいと思った場合は遠慮せずすぐに病院へ行きましょう。

瞼や唇の腫れ

軽い症状に思われるかもしれませんがまぶたや唇の腫れも病院へ行った方がいい症状の一つです。少しの腫れであれば様子を見る程度で良いかもしれませんが、急速に腫れ始めた場合はすぐに病院へ行きましょう。

吐き気や嘔吐、下痢

アレルギー症状でも、吐き気や嘔吐下痢などの食中毒のような症状が出る場合があります。嘔吐を繰り返したり、激しい腹痛を伴う場合はすぐに病院へ行きましょう。

もっと重症になると・・・

今までの項目は割とアレルギー症状の中でも軽いものを紹介しました。

もっと重症なものとして、声が出にくくなったり、激しく咳き込んだり、呼吸困難になったり、意識が朦朧としたり、恐怖感に苛まれたりなどの症状もあります。これはかなり重症な状態なので緊急で病院に連絡しましょう。命に関わることもあります。

エピペンを携帯しているのであれば、このような症状が出た場合は使用した上で救急車を呼びましょう。

アレルギーの診察は何科に行くと良いの?

アレルギーの影響を疑った場合は、何科に行けばいいのか分かりづらいですよね。基本的には症状に合わせた診療科の受診を行えばよいのですが、それぞれの特徴をお伝えしますね!

耳鼻科/耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科は、鼻、耳、のどを専門的に診る診療科です。食べ物を食べた後に「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」という鼻炎症状がとくに気になる場合は、耳鼻咽喉科を受診するのがおすすめです。症状を伝えると、基本的にアレルギーの検査を受けることができます。

小児科

子どものアレルギー症状、花粉症なら小児科で診てもらうのがベストです。薬の選び方や、対応の方法、緊急時の対応も大人と異なる場合が多いので、子どもの場合は専門医に診てもらいましょう。長く診てくれているかかりつけの小児科があるなら、まずそこに相談してみましょう。

内科

内科は15歳以上の人が対象で、「ケガの治療や手術などの外科的な治療が必要ない病気のほとんど」を診療します。内科、外科という言葉ななんとも分かりづらさがありますよね。体を切ったり縫ったりせずに治してくれそうだなぁと思ったら、内科でOKです。

風邪や体内の不調の治療などが内科の領域ですが、アレルギーの一種である花粉症も範囲内なので、内科でアレルギー症や花粉症の治療を行っている人はたくさんいます。

眼科

眼科は目とその周辺のまぶた、目の筋肉、涙に関する器官を専門的に治療します。食物アレルギーで、「目」に異常が出てきた方は眼科での受診がおすすめです。例を挙げるとしたら「目のかゆみ、充血、流涙、目やに、まぶたの腫れなど」の症状がある場合ですね。

アレルギーの処方薬でステロイド点眼薬を使用する場合は、眼圧が弱くなってしまうケースもあるようです。定期的に眼科に受診し眼圧検査をおこなってチェックしてもらいながら治療していくのが良いでしょう。

アレルギー科

あまり聞き馴染みのない診療科目ですが、「重篤な場合」はアレルギー科の受診がおすすめです。文字通りアレルギー性疾患を専門的に盛る診療科なので、アレルギー専門医が常駐しているのが特徴です。クリニックの名前に「~アレルギークリニック」とあったり、診療科目に「アレルギー科」と掲げているところの多くはアレルギー専門医が診療を行っています。アレルギーや花粉症に対する治療は、「診療ガイドライン」という、治療の流れややり方のルールブックがありますので、どの診療科でも大きく変わることはありませんが、症状が重い場合などは、アレルギー専門医がいるアレルギー科を受診するという選択もあります。

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治るまでどれくらいかかる?

アレルギー症状

食物アレルギーの症状に関しては軽いものであれば数時間で治るようです。しかし油断していると一気に症状が悪化する場合があるので注意深く様子を見る必要があります。

腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオのような食中毒の場合は4日間くらい嘔吐や下痢が続きます。体から水分が奪われるので脱水症状にならないよう、水分補給は特にしっかり行いましょう。食中毒も家で様子を見るのが辛い時はすぐに病院に受診した方が良さそうです。口から食べ物を摂ると戻してしまう状況の場合は点滴などで水分を補給する必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。下痢ひとつをとっても食中毒なのかアレルギー反応なのかいまいち判断しにくいものが食物アレルギーなのです。

この記事をまとめると

  • エビで下痢になる原因は食中毒甲殻類アレルギー
  • 症状に合わせて、適切な対処法をとりましょう

エビやカニなどの甲殻類を食べて体にいつもと違う反応が起きたら注意深く様子を見て、無理せず病院へ受診することをお勧めします。大人になってからアレルギーを発症する方も中にはいるようです。自分は関係ないと思わずに、いつこのような状態になっても対応できるよう知識を集めておきましょう。

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