えごま油がまずい理由は「熱」にあった!?美味しく食べる使い方とは? |

体にいいと言われ「えごま油」を買ったけど、なんだか魚臭い！青臭い！美味しくない！といった声を聞きます。 これはいったいどうしてなのでしょうか？えごま油は基本的には無味無臭です。しかしあることをしてしまうと魚臭くなったり、想像以上にクセが強く出てしまうことがわかりました。今回はえごま油を美味しく食べる方法をご紹介いたします。

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1 えごま油について
- 1.1 えごま油とは？
- 1.2 えごま油の栄養
2 えごま油の効果
3 「熱」を加えて酸化すると臭くなる
- 3.1 臭いのは熱が原因
- 3.2 熱を加えなくても日が経つと酸化して匂いが出る？
4 美味しくえごま油を食べるには？
5 まとめ

えごま油について

えごま油とは？

えごま油とはえごまの実を絞って抽出する油です。えごまとはシソ科の一年草で葉っぱは香草として使われ、韓国では焼肉をエゴマの葉でくるみ食べる文化もあります。えごまの葉はシソにそっくりなのでしそ油とも呼ばれることもあります。

えごま油の栄養

えごま油はためしてガッテンで健康に良いと紹介され、世に広まることになりました。えごま油に豊富に含まれるα-リノレン酸は必須脂肪酸であり、体内で合成できないため食物からしか取れない栄養素です。このα-リノレン酸が体内に入ると、青魚に入っていると言われているエイコサペンタエン酸（EPA）やドコサヘキサエン酸（DHA）などに変化して人間の脳を活発に働くようにしたり、不安や落ち込みなどのメンタルヘルスから守ってくれる効果があります。

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えごま油の効果

心疾患の予防

α-リノレン酸には血液をサラサラにする効果があり、血圧の上昇を防いだり不整脈を予防するなどの心臓疾患を予防する効果があると言われています。血液は全身へ栄養を送るために非常に大切なものなので、健康と密接に関わっていることが言えますね。

記憶や学習能力向上

えごま油に含まれるα-リノレン酸はドコサヘキサエン酸（DHA）に変化すると、血液脳関門と言われる脳の血管をすり抜けられる唯一の脂肪酸になります。DHAは脳の能力低下を回復させる結果が出ており、認知症やアルツハイマー病の予防につながることが確認されています。

精神安定効果

人を対象にした実験がありα-リノレン酸などのオメガ３系脂肪酸を積極的に摂取する人と、そうでない人を比較研究した結果、特に不安症状が軽減されるということがわかったそうです。抗不安効果による精神安定の効果が認められたため、メンタルヘルス分野での食事療法との組み合わせも期待されています。

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ダイエット効果

えごま油に含まれるα-リノレン酸には新陳代謝を活発にし、脂肪を燃えやすくしてくれるという嬉しい効果があります。油は太るというイメージがあると思いますが、えごま油などの良質の油をとると逆に痩せやすくなるということは驚きですね。たくさんとればその分ダイエット効果が向上する！というわけではないので、1日の摂取量(目安は一日およそ小さじ一杯)は守ってくださいね。

「熱」を加えて酸化すると臭くなる

臭いのは熱が原因

えごま油は「酸化」することで魚臭い匂いを発すると言われています。酸化は熱を加えたり長時間空気にさらされることで生じます。油=炒めるという考えの方が多いため、えごま油を使って炒め物をしたり質の悪い酸化したえごま油を購入してしまうと、魚臭いえごま油に当たってしまうということですね。これがえごま油が苦手な人を増やしている主な原因。これさえ気をつけていればえごま油は本来無味無臭なので食べづらいということはありません。

熱を加えなくても日が経つと酸化して匂いが出る？

酸化していないえごま油を見分けるポイントは、 光が遮断してある瓶や容器に入っていること。また容器の表示に「未加熱圧搾」「生搾り」「コールドプレス」「未焙煎」の表示があることも酸化していない油を見分けるコツです。実際に味見や香りを確かめることができるならそれが一番いいのですが、実際は難しいですよね。食品表示を確認したり、遮光性の密閉容器に入っているかを確認して購入してください。

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