えごまの葉は生で食べることができる?ビタミンが豊富って本当?

皆さんはエゴマの葉ってどのような食材かをご存知ですか?エゴマというとえごま油のイメージが強いので、葉っぱを想像する方は少ないと思います。

そんなエゴマの葉は韓国料理を食べに行ったときなどに見かけることが出来る食材です。大葉にそっくりな見た目をしていますが全く別物なので、びっくりするかも知れませんね!

えごまは栄養価に優れた野菜で、ぜひ毎日の食生活に取り入れていただきたい野菜なんです!ではどんな野菜なのか紹介していきますね!

今回の記事では、

  • エゴマってどんな食材?
  • 生で食べられる?
  • 栄養で優れているのは?
  • オススメの食べ方

これらについて解説していきたいと思います。

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エゴマってどんな食材?

エゴマは、東アジアを原産とするシソ科シソ属の一年草です。その名の通りシソの仲間で、日本でなじみのある大葉とは同種の変種になります。

現在では韓国で主に食べられていますが、日本での歴史も長く、縄文時代には既に栽培、食用とされていたという記録もあるそうです。福島の一部地域では、「エゴマを食べると10年長生きできる」という意味を込めて、「じゅうねん」と呼ばれ、昔から食べられてきたそうです。

エゴマの葉は生で食べられる?

エゴマの葉は生食が可能な野菜です。ただしミントのような独特の清涼感のある味わいが特徴ですので若干食べづらさがあるかもしれません。

見た目は同じシソ科の大葉とそっくりなのですが、独特の風味は大葉と全く違うので大葉のイメージで食べるとびっくりするという声もたくさんあります。

エゴマには大葉と違い、独特の苦味があるのも特徴です。この苦味、漬け込んだり、火を通すことで食べやすくなるのですが、そのまま食べる場合、よりクセが際立ってしまいます。

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エゴマは栄養価が高い

エゴマの葉にはたくさんの栄養素が含まれていることがわかっていて、健康食材としても名高いんですよ!エゴマの葉に多く含まれる成分は以下のものが挙げられます。

  • βカロテン
  • ビタミンE
  • ビタミンC

βカロテンが豊富!

エゴマの葉にはカロテンが豊富に含まれています。体内でビタミンAに変わるカロテンは、視力や目の健康を維持してくれます。また、粘膜や皮膚を健康にしてくれることから、美肌にも効果が期待できます。

さらに、強い抗酸化力を持つため、がんや生活習慣病を予防する効果があることも報告されています。油と一緒に摂ると吸収が良くなるため、焼肉をくるんで食べる、韓国では定番の食べ方は、理にかなっていると言えますね。

ビタミンEが豊富!

ビタミンEは特に強い抗酸化作用を持つビタミンとして知られています。抗酸化作用とは体の中に生じる老化を進めると言われている活性酸素という成分を除去してくれる働きです。

活性酸素が細胞を錆びさせることでシミやシワ、がんのリスクを高める、血管を固くするなど様々な悪影響があるのですが、ビタミンEのような強い抗酸化作用を持つ成分を摂取することによって活性酸素の働きを停止させることが出来ます。

この説明からもわかるとおり、ビタミンEはアンチエイジング効果やがん予防効果、血液循環の悪化を防ぐなど様々な効果が期待できるので積極的に摂りたい成分なんですね!エゴマの葉にはビタミンEが豊富に含まれていますので、この効果をしっかりと受け取ることが出来ます!

ビタミンCが豊富!

ビタミンCは水溶性のビタミンの一つで、特筆すべき効果は「メラニン色素の生成を抑える効果」「ストレスや抑うつ症状の改善」「免疫力を高める」の3つです。

メラニン色素とは黒い色素のことで、肌のシミの原因です。ビタミンCはすでに作られてしまった黒い色素を脱色してくれる「美肌効果」を持ちます。そんなビタミンCですが、ストレス社会で戦う現代人の心のサポートもしてくれるのです。

心が弱ると体調も悪くなりますが、さらにビタミンCには免疫力を高める効果があり細菌やウイルスが体内に侵入するのを防いでくれます。また既に侵入してしまった細菌やウイルスを退治する働きももち、症状が長く続くのを抑えてくれます。まさにスーパー栄養素なのですね!

エゴマにはこんな優秀な栄養素であるビタミンCが豊富に含まれていますので、お肌の状態や免疫力を高めたい人にとってとても優秀な食材です。

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えごまの葉、どうやって食べる?

美肌や健康にも効果があるとなると食べてみたくなるえごまの葉。クセがあるそうですが、おいしく食べるにはどうすればいいのでしょうか。

えごまの醤油漬け

えごまを醤油漬けにすると、独特の香りや苦味も和らいで、食べやすくなります

えごまの醤油漬け
    1. えごま10~15枚を洗って水気を拭き取っておく。
    2. 小鍋に醤油大さじ3、みりん、酒、砂糖各小さじ1を合わせ、1度沸騰させてから冷ましておく。
    3. 1を2に漬け込む。

2時間経ったくらいから食べられます。お子様でも食べられるシンプルな味付けにしてありますが、 お好みでにんにくやしょうがのみじん切り、ごま油などを加えても おいしくいただけます。白いごはんとの相性は抜群ですよ!

えごまの葉の肉詰め

これも韓国で良く食べられているレシピです。餃子の皮の代わりにえごまの葉を使う、とイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

材料

  • えごまの葉・・・10~12枚程度
  • 小麦粉・・・・・適量
  • 卵・・・・・・・1個
  • ひき肉・・・・・100g(鶏か牛がおすすめ)
  • 長ネギ・・・・・1/4本分
  • 塩、コショウ・・適宜
作り方
    1. えごまの葉は洗って水気を拭き取り、両面に薄く小麦粉をまぶしておく。卵は溶きほぐしておく。
    2. ひき肉にみじん切りにした長ネギと塩、コショウを混ぜる。
    3. 1の葉に2の種を少量のせて、半分に折る。
    4. 3を溶き卵にくぐらせ、油を敷いたフライパンに並べて、弱めの中火で両面を焼く。
 酢と醤油に砂糖をお好みで加えた、甘じょっぱいタレで食べるのがおすすめ です。こちらも、 ひき肉ににんにくやしょうがのすりおろしを入れてもおいしく仕上がります。 

ポイントはひき肉種を薄く広げておくこと!餃子のようにたくさん入れてしまうと、焼けるまでに葉が焦げてしまうので注意してください。

えごまのピリ辛漬け

醤油漬けよりもコクのあるピリ辛漬け、ちょっと濃い目の味が、焼肉にもごはんにも、そしてお酒にもぴったりです。

えごまのピリ辛漬け
    1. えごまの葉、10~15枚を洗って水気を拭き取っておく。
    2. 醤油大さじ2にごま油とコチュジャン各大さじ1を加え混ぜておく。
    3. 1に2を塗り広げながら重ねていき、漬け込む。

こちらも2時間経ったくらいから食べられます。味付けはお好みで、 コチュジャンや唐辛子を増やしたり、砂糖を加えて甘めに仕上げたりとアレンジ してみてください。もちろん、 にんにくやしょうがを加えてもおいしいです! 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • エゴマの葉は生で食べることが可能!
  • エゴマはビタミンが豊富!
  • カロテンも豊富なので体に良い!
  • オススメの食べ方は生よりも醤油漬けや肉詰め

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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