段々と春らしい陽気になってきましたね。季節の変わり目は気温差が激しく、大きな気温の変化は頭痛を誘引する原因の1つにもなります。最近、頭痛が起きやすい…という人もいるのではないでしょうか?今回は、
- 卵で頭痛が治るって本当?
- そもそも頭痛とは?
- 偏頭痛は栄養不足でもなる
- 偏頭痛を誘発する食べ物もある
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目次
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卵で頭痛が治るって本当?
卵は「完全栄養食」とまで言われるほどたくさんの栄養素をバランスよく含んでいますが、頭痛まで抑えてくれるのでしょうか?
卵に含まれるビタミンやミネラルが効果的
卵にはビタミンB2やB12、マグネシウムなどが多く含まれ、頭痛を和らげる効果があると考えられています。ビタミンB群を効率よく摂取するなら生卵で、マグネシウムを摂りたいなら半熟卵や温泉卵が消化しやすくて吸収率も高いです。食べてピタッと治るのは難しいかもしれませんが、日頃から予防として摂り入れたい食材ですね。
そもそも頭痛とは?
頭痛にはさまざまな種類がありますが、特に明確な病気があるわけではないのに繰り返し起こる頭痛(一次性頭痛)と、病気が原因であらわれる頭痛(二次性頭痛)の、大きく2つに分けられます。
偏頭痛
ズキズキと脈打つような痛みが特徴です。男性に比べて女性に約3倍多く見られる頭痛で、脳に血液を送る血管が拡張すると頭痛が起きやすくなります。また、生理周期にも関連して起こります。排卵期や月経直前~月経初日に起きやすいケースもあり、女性ホルモンが関係しているのではないかとも考えられています。吐き気が強く、光や音に過敏になることが多いです。
その他にもストレスや疲労のほか、寝すぎ・寝不足といった不規則な睡眠、梅雨や台風時期の低気圧といった天候の変化などがきっかけで頭痛が起こります。空腹も引き金になりますので、朝食を抜いて出勤するといった行動は避けましょう。
緊張性頭痛
頭全体が締めつけられるような痛みがあります。精神的なストレスや、長時間同じ姿勢がつづくといった身体的ストレスが原因で首や頭の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こると考えられています。また、目の使い過ぎによる疲労が筋肉のコリを引き起こし、頭痛を誘発することもあります。
病気によるもの
何らかの病気が原因で起きる頭痛のことをいいます。二日酔いなどアルコールが原因で起こる頭痛もあれば、くも膜下出血や脳腫瘍といった命の危険につながるものもあります。具体的なものとしては、心身症などからくる精神疾患による頭痛や、高血圧による頭痛などがあります。
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偏頭痛は栄養不足でもなる
片頭痛に悩まされている人なら、痛みを和らげてくれるならどんなことだってやってみよう、と思うでしょう。片頭痛は、鎮痛剤で対処できる、いわゆる「頭痛」とは少し違い、栄養が足りないことで起こることもあります。
ビタミンB2の不足
片頭痛の人はもともと細胞内のミトコンドリアの働きが悪い人が多いといわれますが、ビタミンB2は代謝に関係する栄養素で、ミトコンドリアの働きを助ける作用があります。頭痛の予防にも効果的と考えられています。
ビタミンB2を多く含むのは、卵、レバー、豆類、葉野菜、乳製品、バナナです。普段からこれらの食品を積極的に摂るようにするのもよいかもしれません。
マグネシウムの不足
マグネシウムは、血管の収縮や神経の修復に関係する栄養素です。マグネシウムを多く摂取すると偏頭痛の頻度が下がると言われています。マグネシウムを多く含むのは、米、みそ、海苔、豆腐、ひじき、まぐろ、黒豆など、どれも日本人にはおなじみの食べ物です。
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偏頭痛を誘発する食べ物もある
どんな食品を摂ると頭痛が起こるのでしょうか。
ワイン
特に、赤ワインに含まれるポリフェノールが偏頭痛を誘発すると言われています。また、アルコールの摂取によって頭痛を起こす場合もあります。
チーズ
特に熟成度の高いチーズには、血管に作用する物質(チラミン)が含まれているため、血管が拡張してズキズキした痛みを促すと考えられています。
チョコレート
チョコレートにもポリフェノールが含まれていますが、チョコレートを食べて頭痛を起こす人はそう多くありません。
人によって違う
日本人は食べ物が原因で起こる頭痛は少ないといいますが、頭痛を誘発する食材は人それぞれです。柑橘類(オレンジジュース)、卵、乳製品、高脂肪食などが誘因になる人もいます。特定の食品を摂った時に頭痛が起こる場合には、その食材を避けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 卵で頭痛は改善できる。温泉卵がおすすめ
- 頭痛には偏頭痛・緊張性頭痛・病気が原因の頭痛がある
- 偏頭痛はビタミンB2やマグネシウム不足でも起こる
- 偏頭痛を誘発するのは赤ワイン・チーズ・チョコレートなどが多いが人によって異なる
偏頭痛は発作を起こすと辛いですよね。原因が思い当たらないという場合は、食べ物かもしれません。食べ物も一つとは限らず、複数の食べ物の食べ合わせということもあります。どんな時に頭痛を起こすのか、自分に合った対処法と予防法を見つけ、日々の生活に取り入れていきましょう。
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