種が黒くなったナスって食べられるの?原因と保存方法、おすすめ調理方法を解説

夏が旬の夏野菜である「ナス」。便利で重宝するナスですが、購入後にしっかり冷蔵保存をしていても、意外と痛むのが早いと思いませんか?見た目は大丈夫そうでも切ってみると種が黒くなっていて食べて良いのか悩みませんか?今回は種が黒くなったナスは食べても良いのか?その原因と保存方法をご紹介していきます!

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種が黒くなったナスは食べられる?


結論を先に言ってしまうと、食べられます。しかし、鮮度が落ちているのは間違えありませんので、切ってみて黒い種があった場合はすぐに食べることをおススメします!

種が黒くなる原因

ナスには水分がたくさん含まれています(90%以上)が、収穫をするとどんどん水分が抜けていきます。水分が多い野菜は元々痛みやすいため、痛むと同時に種も黒くなっていきます。また、ナスは低温に弱く冷蔵保存を長期間していると低温障害を起こす可能性があります。

低温障害とは

ナスは寒さにとても弱く、冷蔵庫だと温度が低すぎてしまいます。冷蔵庫で保管をすると低温やけどをしてしまいそこから実が腐り始めてしまうのです。

低温障害の原因

野菜の適応できる温度は元々の植物が育った環境によります。ナスは夏野菜のため暑さに強いですが、寒さにはめっぽう弱く、低温に対抗するすべを持っていないのです。

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食べられるナスの見分け方

鮮度が落ちやすいナスですが、ではどうやって食べられる状態なのかを判断すればよいのでしょうか?

見た目

黒々としたツヤがあるうちは新鮮に食べられます。皮に張りはあり、触ったときに実が固くしまっているものも新鮮なので、見分けられるポイントです。腐っているのは、見た目に出やすく、ヘタや表面にふわふわしたカビが現れます。カビが生えたものは即廃棄しましょう。また、表面にぬめりや出てきたりシワしわしているものも危険なので廃棄しましょう。

ニオイ

腐った時の見分け方は下記です。これ以外であれば食べられますので判断材料にしてみて下さい。

  • 酸っぱい臭い
  • 腐ったような臭い
  • ツーンとした臭い

触感

食べる前にチェックしてほしいのですが、痛んでいるナスはカットすると断面がスカスカです。実がスポンジのように水分がほぼ抜けてしまっている状況です。食べても食感もなくべちゃべちゃしてしまっている状態のため、あまり美味しくありません。カットした際に気づけるので調理前に廃棄しましょう。

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正しいナスの保存方法

保存・日持ちナスは低温に弱いだけではなく「乾燥」にも弱いです。そのため冷蔵庫以外で保存すれば良いというワケではなく、乾燥をしないように保存方法を工夫をする必要があります。

<ナスの最適な保存条件>

  • 湿度7~12℃
  • 湿度は90%以上

冷凍保存

なすは、生のままでも冷凍保存できる食材ですので、すぐに食べないようであれば冷凍保存がおすすめです。

<保存手順>

  1. 乱切りや輪切りなど、使いやすい大きさにカットする
  2. 冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存

保存期間は1か月程度で、使用する際は冷凍のまま利用可能ですので、手軽に調理に使用できるので大量に手に入ったときは冷凍保存をして調理の手間を省くのも良いですね!

冷蔵保存

ナスは低温に弱いため、冷蔵だと低温すぎて悪くなる可能性が高いです。1.2日で使用しないようであれば、出来れば常温保存をすることをおすすめします。

常温保存

ナスは低温・乾燥に弱い野菜です。そのため、常温で保存するにも工夫が必要となります。買ってきたままその辺に放置してしまうと、表面が乾燥し、皮がシワしわしてきます。もうそうなったら食べられません。気温が高い時期は、野菜室を活用した方が良い場合もありますので、状況に応じて対応を変えてみて下さいね。

<新聞紙で常温保存する方法>

    1. ナスを1本ずつ新聞紙に包む
    2. ポリ袋などに入れて口を輪ゴムなどで絞る
    3. 直射日光に当たらない風通しの良い所で保存する

この場合は1週間ほど保存できます。常温でも、冷蔵保存でも、あまり長期間保存をすると皮や種子が黒く変色してきますので、2.3日以内には使い切るのがおすすめです。1週間以上使用しない場合は、早めに冷凍保存をしましょう!

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まとめ

この記事をまとめると

  • 種が黒くなるのは鮮度が落ちている証拠
  • 黒くなっていても食べるのは問題ない
  • ナスは低温・乾燥に弱い
  • 1週間以上使用しない場合は冷凍保存
  • 2.3日で使いきる場合は常温保存

いかがだったでしょうか。野菜にとって、温度・湿度の強度は育ってきた環境で決まるのですね。何でもかんでも冷蔵庫で冷やして保存すれば持つと思っていたので、本当に驚きました…。ナスをはじめ、夏野菜は比較的低温に弱いようなので、保存方法は工夫する必要がありますね。その野菜の特性を理解し、正しく保存して新鮮なうちに美味しく食べたいですね!

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