枝豆で下痢・腹痛に!食べ過ぎはどれくらい?毎日食べると何にいい?

枝豆を食べ過ぎてお腹を壊した経験はありませんか?何事も食べ過ぎると消化器官に負担がかかりますが、枝豆の食べすぎは大豆に含まれる「食物繊維」の過剰摂取が原因かもしれませんよ。今回の記事では、

  • 枝豆の食べ過ぎで腹痛・下痢になる理由

  • 枝豆を食べると健康になる?

  • 毎日食べるのは体に悪い?

という疑問について詳しく解説していきます。1日の適量もご紹介していきます。

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枝豆の食べ過ぎで腹痛・下痢に?

枝豆を種すぎて腹痛・下痢になる原因は、枝豆に含まれる食物繊維が関係しています。食物繊維を摂りすぎると何故腹痛になるのか詳しく解説していきましょう。

食物繊維が豊富

枝豆に含まれる食物繊維を夏野菜のとうもろこしと比較してみました。

食品 (100g) 食物繊維量
茹で枝豆 4.6g
茹でとうもろこし  3.1g

個体差や品種にもよりますが、100g中に含まれる食物繊維の量はとうもろこしより枝豆の方が多いことが分かりますね。食物繊維は排便を促し、便秘を解消する効果がありますので、摂取し過ぎるとお腹がゆるくなってしまいます。

消化時間

枝豆は食物繊維が豊富なので消化に時間がかかります。消化に時間がかかる食品は胃腸に負荷がかかるので、食べ過ぎると下痢や腹痛と言った体調不良を引き起こしてしまいます。

夏の時期はトウモロコシや枝豆などの食物繊維が豊富な食品に加えてアイスやかき氷などの胃腸を冷やす食べ物を一緒に食べてしまいがちですが、これらの組み合わせは胃腸に負担がかかるので夏バテや下痢・腹痛になりやすくなってしまうのです。

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枝豆の食べ過ぎってどれくらい?

一度に枝豆をたくさん食べることは胃腸に負担をかけ、下痢や腹痛のガン院になることが分かりましたが、一体どのくらいの量を食べるのが定量なのでしょうか?大人の場合と子供の場合で詳しく解説していきましょう。

1日の摂取量は何個まで?

枝豆は体の大きさや体調によって適量に差があります。

  1日の適量
健康な大人 ~200g程度
6歳以上の子供  ~100g程度
妊婦 ~100g程度

上記の表はあくまで目安ですから、自分の体質や体調を考えて食べるようにしましょう。普段からお腹を下しやすい人は、少量食べて様子を見る方がいいですよ。

また、冷たい飲み物や食べ合わせなども考えて食べるようにしましょう。

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枝豆を毎日食べるとどうなる?

では、便秘改善のために毎日枝豆を食べることはいいことなのでしょうか?枝豆に含まれる他の成分が及ぼす影響も併せて考えてみましょう。

肥満

枝豆は食物繊維が豊富ですが、カロリーがしっかりある野菜です。トウモロコシと比較してみましょう。

食品 (100g)  カロリー
茹で枝豆   118Kcal
茹でとうもろこし 95Kcal

枝豆の方がとうもろこしよりもカロリーが高いことが分かりますね。枝豆を毎日たくさん食べていると、カロリーオーバーになって太る原因になります。

また、枝豆はおつまみとして食べることも多いですから、食事以外でカロリーを摂りすぎてしまう原因にもなります。野菜なのでヘルシーに思われがちですが、決して低カロリーではないということを頭に入れておきましょう。

痛風

枝豆には少量ですが「プリン体」が含まれているため、食べ過ぎると痛風になるリスクが高まります。痛風は血液中に尿酸という物質が増え、尿酸が体の関節に付着することで激しい痛みを起こします。

特に足の関節に尿酸は付着しやすく、歩行困難になることもあります。

塩付きは高血圧

枝豆自体に塩分は含まれていませんが、茹でた枝豆に塩を振って食べていると塩分の摂りすぎで高血圧になるリスクが高まります。

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食べ過ぎなければ枝豆は何にいい?

では、枝豆は食べすぎなければ健康的な食品なのでしょうか?枝豆がもたらす健康面でのメリットをご紹介していきましょう。

疲労回復

枝豆にはビタミンB群が含まれています。ビタミンB1・B2は体内でエネルギーを作り出す働きがあり、疲労回復に効果があります。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのに欠かせない栄養素です。

アルコールをよく飲む人や運動量が多くよりエネルギーをたくさん必要とするアスリートにとって枝豆はとても役に立つ食材ですね。

夏バテ予防

ビタミンB1・B2は糖や脂質をエネルギーに変える働きと深くかかわるビタミンですので、夏バテ対策にも有効です。また、枝豆には炭水化物やタンパク質も含まれていますので、暑さで食欲が落ちている時も食べやすい枝豆で栄養補給ができます。

免疫力アップ

枝豆に含まれるビタミンA(βカロテン)やビタミンCには免疫力をアップさせる効果があります。

ビタミンCは体内に入ってきたウイルスを撃退する白血球やリンパ球に多く含まれていることから、ビタミンCを摂取すると免疫機能が強化されることが分かっているのです。

アルコール分解

枝豆に含まれる「メチオニン」というアミノ酸はアルコールの分解を助ける働きがあります。そのため、肝臓の負担を和らげてくれます。お酒のおつまみに枝豆を食べるのは理にかなっているのですね。

また、枝豆にはカリウムも含まれていて、浮腫みを解消してくれる効果もあります。会社の飲み会の次の日がデートの時は、おつまみに枝豆を選ぶと良いですね。

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まとめ

いかがでしたか?枝豆は食べ過ぎると健康を損なうリスクがあるものの、適量を食べればとても体にい野菜だということが分かりましたね!今回の内容を今一度まとめておきましょう。

この記事をまとめると

  • 枝豆は食物繊維が豊富なので食べ過ぎるとお腹を壊す

  • 1日の適量は健康な大人の場合で200g程度

  • 枝豆は食べ過ぎると痛風になるリスクがある

  • 適量の枝豆は疲労回復や夏バテ防止に有効

  • 枝豆は肝臓の負担を減らす効果がある

 

ということを詳しくご紹介してきました。何事も適量が大切ですから、美味しく健康的に枝豆を食べるように心がけたいですね。