乾燥ぜんまいの賞味期限・日持ち|保存方法は?白いカビが?戻し方は?ナムルに?

日本で古くから親しまれている「ぜんまい」を取りに、春になると山に行く方もいるのではないでしょうか?

季節を問わずぜんまいを楽しみたい方は、乾燥ぜんまいを普段から食べているかもしれませんね。

保存しやすく便利な乾燥ぜんまいですが、賞味期限や保存方法、戻し方など、知っておきたいことがたくさんあります。そこで今回は、

  • 乾燥ぜんまいの特徴

  • 乾燥ぜんまいの賞味期限・日持ち

  • 乾燥ぜんまいの保存方法

  • 乾燥ぜんまいの戻し方・美味しい食べ方

についてご紹介します。

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乾燥ぜんまいの特徴

乾燥ぜんまいを使ったことがない方も多くいらっしゃると思います。

まずは、乾燥ぜんまいの特徴やぜんまいの旬、栄養効果などについてご紹介したいと思います。

乾燥ぜんまいとは?

ぜんまいはゼンマイ科ゼンマイ属のシダ植物で、バネの「ぜんまい(発条)」の語源となった植物でもあります。

男ぜんまいと女ぜんまいに分けられ、 よく食べられているのは女ぜんまいです 。太くて柔らかいものは高級とされます。

このぜんまいを乾燥させたものが、「乾燥ぜんまい」です。

ぜんまいの旬

ぜんまいの旬:3~6月ごろ

温かい地域は3月中旬ごろから収穫でき、北海道などの寒い地域は6月ごろまで収穫できます。

栄養成分・健康効果

 βカロテン、カリウム、葉酸、食物繊維など、ビタミン・ミネラルが豊富です。 
  • デトックス効果
  • 貧血予防
  • 抗酸化作用
  • 高血圧予防

などの健康効果が期待できます。

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乾燥ぜんまいの賞味期限・日持ち

乾燥ぜんまいはどれくらい日持ちするのでしょうか?

乾燥したままの状態と戻した後の日持ち、腐った時の状態などについてご紹介します。

乾燥ぜんまいの日持ち

乾燥ぜんまいの日持ち:半年~1年

戻したあとの日持ち

冷蔵庫で約1週間が目安

腐るとどうなる?

  • 表面がぬるぬるする
  • 色が変色している(茶色・黄色)
  • カビが生える
  • 水分が出てくる

湿気で白いカビが生える?

 乾燥ぜんまいは湿気に弱く、白カビが生えてしまうことがあります。 

保存するときは湿気が少ない場所や乾燥剤を活用しましょう。

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乾燥ぜんまいの保存方法

乾燥ぜんまいは湿気が苦手ということですが、どう保存すれば傷まずにすむのでしょうか?

適した保存方法についてご紹介します。

常温保存が基本

 乾燥ぜんまいは常温保存できますので、何もなければそのまま保存して大丈夫です。 

開封後の保存方法

開封後は、 湿気ないように密閉容器に入れて冷暗所で保存 しましょう。

乾燥剤を入れるとさらにいいです。

乾燥剤がない場合は、フリーザーバッグなどに入れて空気を抜き、冷凍庫で保存しても湿気を防げます。

カビを防止するには?

カビを防止するには、上記の乾燥剤を入れること以外に冷凍庫に入れることでも防止できます。

 開封後にしばらく使う予定がない場合は冷凍保存がおすすめです。 

戻したあとは?

 乾燥ぜんまいを戻した後は、冷蔵保存しましょう。 

山菜は傷みやすいので、寒い時期でも常温保存は避けた方が無難です。

タッパーなどに水を入れて浸しておきましょう。

1日1回水を替えれば1週間ほど持つと思います。

ただし、食べる前に必ず傷みがないかは確認してくださいね。

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乾燥ぜんまいの戻し方・美味しい食べ方

乾燥ぜんまいの戻し方とおすすめのレシピをご紹介します。

興味がある方はぜひ一度食べてみてくださいね。

乾燥ぜんまいの戻し方

市販の乾燥ぜんまいは、あく抜きが必要なものと不要なものがあります。

自家製やあく抜きが必要な乾燥ぜんまいの戻し方は以下のとおりです。

戻し方の手順
  1. 鍋にたっぷり水を入れ、乾燥ぜんまいを入れる

  2. 沸騰させた後、一晩置いておく

  3. 鍋から出し、軽くもみ洗いをする

  4. 水を替えてさらに2時間程度置く

  5. 2時間後、再び揉み洗いをして新しい水に変える

  6. 水の色が変わらなくなったらOK

あく抜き不要なものは、 2時間ほど水に浸した後、沸騰したお湯で1分ほど茹で、最後に水で締める と調理に使えるようになります。

まだ硬さが残っていたり、ちょっとあく抜きが足りないかも?というときは、長めに水に浸してみてください。

アク抜きのポイント

あく抜きのポイントは、

  • 時間をかけて水に浸すこと
  • 水をこまめに変えること

の2つです。

時短でできる方法もありますが、確実にあく抜きしたいなら、時間を惜しまずじっくり水に浸しましょう。

また、水を替えることも大切です。

30分~1時間ぐらいで様子を見て、水の取り換えをしましょう。

ナムル・煮物にすると美味しい!

定番ですが、ナムルにするのがおすすめです。

ぜんまいは油との相性もいいですし、ぜんまいの風味や食感も良く楽しめると思います。

トロっとした舌ざわりが好みなら、煮物が最適です。

ことこと煮込むとおいしく仕上がりますし、一度冷ますとさらに味が染み込んでよりじわっと旨味を感じると思いますよ。

まとめ

今回は、乾燥ぜんまいの日持ちや戻し方、あく抜き方法などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 乾燥ぜんまいの日持ち:半年~1年

  • 戻したぜんまいは冷蔵庫で約1週間が目安

  • 戻した後の冷蔵保存は1日1回水を替える

  • 保存は湿気が少ない冷暗所で乾燥剤を活用する

戻すのにも少し時間がかかりますが、あのぜんまいがいつでも食べられるというのは嬉しいですよね。

意外と何にでも合うので、ぜひ好みのメニューを見つけてほしいと思います。

この記事を参考に、乾燥ぜんまいにも挑戦してみてくださいね。

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