脱脂粉乳はまずいの?どうやって作られる?栄養・スキムミルクとの違い

皆さんは脱脂粉乳という食材を知っていますか?少し前の日本では給食などに出されていたこともある、非常に身近な存在で現在ではスキムミルクという名前で販売されています。牛乳といえばあまり長期保存ができるイメージがないと思いますが、脂質を抜いて作る脱脂粉乳の場合は長期保存が可能な上に牛乳の豊富な栄養素を取ることができるので非常に使い勝手の良い食品です。

今回の記事では脱脂粉乳とはどのようなものなのか、脱脂粉乳の成分、脱脂粉乳の作り方や味について解説していきたいと思います。

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脱脂粉乳とはどんな食材?

脱脂粉乳は牛乳の中の乳脂肪分を除去した後に乾燥をさせ、水分を取り除いて粉末状にした食品のことをいいます。脂肪分と水分を取り除くことによって長期保存が可能となります。

牛乳の優秀な栄養素を凝縮して作ることで、少量でもしっかりとした栄養素を補給できるため非常に便利な食材となっています。

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スキムミルク=脱脂粉乳

現在では脱脂粉乳と言う名前ではなくスキムミルクという商品名で販売されていることがほとんどです。スキムミルクのスキム「Skim」はもともと「表層の部分(牛乳の場合は脂肪分と水分)を除去する」という意味があり、それが牛乳の「Milk」と組み合わさってスキムミルクという名前になったと言います。

どうやって作られている?

脱脂粉乳の製造方法は以下の通りです。

  • ①生乳をクラリファイヤーと呼ばれている遠心清浄機にかけてから、遠心分離機を使いクリームと脱脂乳に分離して脱脂乳を殺菌し濃縮します。
  • ②乾燥室に清浄な熱風を送り込んで濃縮した脱脂乳を瞬間的に乾燥させ冷却します
  • ③粉末をインスタンタイザーと呼ばれる機械にかけることで加湿されて、粒子を互いに結びつけることで多孔質の塊状粒子を作りま
  • ④仕上げにローラーまたはふるいにかけて、顆粒状にして完成です

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脱脂粉乳は美味しくないの?栄養は?

脱脂粉乳は戦後に、いわいる団塊の世代の方々が給食で牛乳の代わりに飲まれていました。当時の脱脂粉乳はバターや生クリームを作った後のものから製造され、保存状態も良くなかったのです

そのため、脱脂粉乳はとてもまずかったとおっしゃってる方が多いです。なので脱脂粉乳のイメージとしては美味しくないというイメージがありますよね。

しかし今の脱脂粉乳は昔の脱脂粉乳よりもおいしくなっているので、昔と違う味ですし、違うものと思っていいでしょう。

脱脂粉乳は栄養価が高い!

脱脂粉乳は牛乳の水分を蒸発させて粉状にしたものなので、含まれている成分は牛乳によく似ています。

  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビオチン:ビオチンは、代謝における酸化反応に関わる過程で活躍します。炭水化物、脂質、たんぱく質全ての三大栄養素の代謝に関わり、分解された物質がエネルギーになる過程に携わっています。また、ヒスタミンが過剰分泌されることによって起こるアトピー等アレルギーの予防効果があると注目されています。

スキムミルク(脱脂粉乳)の効果とは

スキムミルクに含まれるカルシウムには骨や歯を丈夫にする効果が、たんぱく質は体の元となる組織となる効果などがあります。それ以外にも、このような効果を期待することができます。

  • 骨を丈夫にする
  • 安眠効果
  • イライラ緩和
  • 美肌効果
  • 風邪予防

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スキムミルク(脱脂粉乳)の使い道は?

溶かして飲む

スキムミルクは製造過程において、最初に粉末状にしたものにさらに手を加えて顆粒状に加工しているため、水に溶けやすいものとなっています。

スキムミルクは牛乳と同じカルシウムとタンパク質を摂取できるので、シンプルにスキムミルクを水やお湯にそのまま溶かしてもいいですし、コーヒーや紅茶などに溶かして飲むのもいいです。

脂質が0なのでいまいちコクがなくて物足りないという方は、はちみつや黒糖などを混ぜて甘さを足すのもおすすめです。

お菓子作りにも

お菓子つくりにスキムミルクを使用するときはイメージ的には牛乳の代用になります。しかし、スキムミルクは粉末のため、牛乳とは分量が異なるので分量をよく考える必要があります。スキムミルクを使ったお菓子の簡単な作り方をご紹介いたします。

プリン

スキムミルクや水や砂糖、塩、そして割った卵を混ぜ裏ごしし、耐熱用の入れ物に入れて加熱して作ります。

スコーン

市販のホットケーキミックスにスキムミルクやほかの材料を入れ混ぜて、お好きな形にまとめ、オーブンで焼きます。

クッキー

スキムミルクと薄力粉と他の材料をボウルに混ぜてオーブンで焼きます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 脱脂粉乳は牛乳の中の乳脂肪分を除去した後に乾燥をさせ、水分を取り除いて粉末状にした食品のこと
  • 現在は脱脂粉乳ではなくスキムミルクという販売名で売られている
  • 非常に優秀な栄養素を豊富に含むだけでなく賞味期限が長いので使い勝手の良い食材である
  • スキムミルクはプリンやスコーン、クッキーなどに使うことができる
  • 以前の脱脂粉乳は美味しくないと言われていたが現在のスキムミルクは味も整えられている 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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