大豆といえば様々な加工方法がありますよね。例えば水煮や乾燥させたものなどがありますが、それぞれに使いやすさや保存のしやすさなどメリットデメリットがあります。
今回の記事では大豆の持っている栄養素や、加工方法による賞味期限の違いについて解説していきたいと思います。
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大豆とは?
英名 | Soybean |
別名・和名 | 大豆 |
エネルギー(100gあたり) | 422kcal |
糖質量(100gあたり) | 11.6g |
大豆の原産地は中国で、日本へは弥生時代に朝鮮半島を経由して伝来したと言われています。大豆が味噌や醤油などの調味料として扱われるようになったのには、仏教と関係があります。
現在では、調味料以外にも納豆・きな粉・豆腐・もやし・おから・厚揚げ・枝豆など、あらゆるものに加工されており、たんぱく質を始めとする様々な栄養素が含まれているパワーフードでもあります。
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大豆の栄養と効果
大豆といえば数多くある食品の中でも健康食品の側面が強い食材ですよね!ではそんな大豆に含まれている栄養素をいくつかピックアップして紹介していきたいと思います。
栄養
大豆にはタンパク質をはじめ、ビタミンB1やイソフラボンなどあらゆる栄養素が含まれています。イソフラボンは女性ホルモンを活性化させる働きがあり、女性必見の栄養素です。ビタミン類に加えミネラルも豊富で、豆類の中でも栄養はトップクラスです。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- 亜鉛:亜鉛は、酵素の材料だけではなく、タンパク質や核酸の代謝に大きく関わるミネラルです。細胞分裂に関わるため舌や髪の毛の維持に多く使われます。皮膚や粘膜の維持にも欠かせないため、不足しがちなミネラルの一つです。
- 大豆イソフラボン:大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと類似した構造を持ち、エストロゲンに結合して作用します。特に、女性ホルモンのエストロゲンが減っていくことで起こる更年期障害の改善や骨粗鬆症の改善効果があります。また、普段から摂取すると肌を綺麗にする、PMSの予防にも繋がります。
効果・効能
大豆は高栄養なので、ダイエット中にもオススメな食材です。イソフラボンによって更年期障害の緩和にもなり、女性に嬉しい効果が沢山あります。
コレステロール値を下げる 骨粗鬆症の予防 がんのリスク軽減 更年期障害の緩和 高血圧予防・改善
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大豆の賞味期限はどれくらい?
大豆の日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。また、大豆の加工状態によっても日持ちが変わるので注意しましょう。
<大豆の日持ち>
- 常温保存…茹で大豆:NG / 乾燥大豆:約2年
- 冷蔵保存…茹で大豆→約1週間 / 乾燥大豆:約2年
- 冷凍保存…2〜3ヶ月
大豆は乾燥状態であれば2年ほど日持ちする保存食です。茹でた場合は常温ではなく冷蔵で保存します。また、茹でた大豆を冷凍することで2〜3ヶ月日持ちさせることができます。
水煮の大豆はとにかく早めに使おう!
先ほどの説明で分かるとおり、水煮された茹で大豆はあっという間に悪くなってしまいます。そのまま使うことができてとても便利な水煮のゆで大豆ですが、水分が入っているので雑菌が繁殖しやすく、一週間経たずに腐ってしまうこともあります。とにかく早めに調理に使うようにしましょう。
もしすぐに使う予定がないのであれば「冷凍保存」がおすすめです。
茹で大豆の冷凍保存方法
水分を多く含んだ大豆を保存する際は、小分けにしてジッパー付きのビニール袋いやラップで密閉した後に冷凍庫で冷凍保存するのがおすすめです。なるべく空気に触れないようにするのがポイントで、しっかり保存することができれば2~3カ月も保存することができます。料理に使う時は冷凍のまま使っても良いですし、あらかじめ半日ほど前に冷蔵庫に移動させておく自然解凍がおすすめです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?大豆は非常に栄養価の高い優秀な食品ですので、毎日の食習慣に取り入れたい食材でもありますよね。その大豆ですが、状態によっては一週間程度しか日持ちしない場合もあり、一方で乾燥させておけば1年以上も日持ちするなど珍しい食材でもあります。適切な方法で保存して美味しく長く楽しめるようにしましょうね!
この記事をまとめると
- 大豆は栄養価がかなり優秀な食材
- 乾燥の大豆は約2年も日持ちする
- ゆで大豆にしてしまうと一週間で丸くなってしまうので早めに消費しよう
- ゆで大豆の場合は冷凍保存を併用するのがおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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