皆さんは大豆の毒性を知っていますか?大豆は健康に良いというイメージが強いという方が多いと思いますが、実は毒性もあるんです。そこで大豆の毒性を知って効果的に摂取しましょう。この記事では大豆の毒性にまつわる以下について詳しく紹介したいと思います。
- 大豆の毒性
- 大豆の毒抜き方法
この記事では主に以上の2つについて紹介します。大豆の毒性から毒抜きの仕方まで紹介しますので是非最後まで読んでくださいね。
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目次
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大豆の毒性は?
大豆には実は毒性があるんです。どのような毒性があるのか詳しくみてみましょう。
大豆は反栄要素を多く持つ食品
大豆は反栄養素を多く持っています。反栄養素とは栄養の吸収を妨ぐ働きをする植物化学物質のことです。主に、植物が害虫や昆虫に食べられないためのものです。反栄養素には種類があり、続いてはその種類について1つずつ詳しく解説していきます。
レクチンとサポニン
レクチンとは、糖鎖抗体と言われるタンパク質で炎症を起こすものです。主にグルテンに含まれており、大豆以外にもナスやトマト、ピーマンなどにも含まれています。レクチンは少量でも毒性があり、消化管を傷つけるなどの恐れがあります。
しかし、これらは加熱調理するとレクチンは減少しますので安心してくださいね。どうしてもレクチンがきになる方はレクチンフリーのものを選ぶと良いでしょう。サポニンはコレステロールの吸収を阻害するもので、毒性の強いものはサポトキシンというふうにも呼ばれます。しかしサポニンには良い効果もあり、抗酸化作用、免疫向上、肥満予防などが挙げられます。
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アンチニュートリエント
2つ目はアンチニュートリエントです。アンチニュートリエントは有害物質であり、加工おする過程でアンチニュートリエントは無効化されて人体に影響がなくなることが多いです。アンチニュートリエントはあらゆる消化や吸収を阻害してしまいます。身近な例で言えば、アルコールはアンチニュートリエントの1つです。
ゴイトロゲン
ゴイトロゲンとは甲状腺を肥大させたり、甲状腺を引き起こすものです。しかし実際には、ゴイドロゲンを摂取し過ぎたからといって病気になってしまったという例はありません。理論上はあり得ますが、実際にはそのような例はないので安心してくださいね。
ゴイドロゲンは大豆だけではなく、サツマイモやたけのこ、いちご、ピーナッツなど身近な食べ物にたくさん含まれています。病気になるということはありませんので、そこまで心配にならないでくださいね。
酵素阻害物質
酸素阻害物質とはその名の通り、酸素の働きを防ぐものです。酸素阻害物質には人間が作り出す薬としても使用されています。高血圧の薬や抗生物質などに使われています。食品に含まれている酸素阻害物質には、そこまで酸素の働きを悪くするような働きはありません。
熱を加えると酵素阻害物質はなくなるの?と思う方もいると思いますが、一概には言えません。酵素阻害物質は熱を加えるとできることもあります。しかし極端な摂取量でなければ、体に大きな影響を及ぼすことはないので安心してくださいね。
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大豆の毒抜き方法はある?
大豆の毒性はそれほど体に影響はありませんが、それでも心配と言う方もいますよね。毒抜き方法を知って安心して食べましょう。
大豆を水に浸す
1つ目は大豆を水に浸しましょう。大豆を水に浸すことで、水溶性の毒が水に溶けてなくすことができます。もし大豆を食べる際はあらかじめ15分ほど浸しておきましょう。
納豆・醤油等の発酵食品としてとる
2つ目は納豆・醤油などの発酵食品を取りましょう。アンチニュートリエントは発酵段階で取り除かれることが多いです。そのため、毒性が気になる方は加工食品のものを食べると良いでしょう。
加熱すればレクチン除去はできる
先ほども述べたように加熱すればレクチン除去はできます。レクチンは消化管を傷つける恐れがありますが、加熱することでレクチン除去はできますので安心してくださいね。10分から15分ほど加熱することで取り除けますので、心配な方はそのぐらい加熱しておきましょう。
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豆乳は体によくない?
では豆乳は体に良くないのでは?ということを思われるかもしれませんが、豆乳にはコレステロール値を下げてくれたり、肥満防止や、痩せたい体を作るのにはうってつけな食品です。ダイエットにも向いていて、美味しいので安心して食べてくださいね。
食べ過ぎなければ大丈夫
豆乳は基本的に体に良い食べ物ですが、食べすぎるとホルモンバランスを崩す恐れがあります。女性ならば更年期障害のような症状が出現します。男性であれば胸が膨らむなど女性化になる症状が見られます。しかし、食べ過ぎなければこのようなことは起きませんので安心してくださいね。
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まとめ
この記事をまとめると
- 大豆にはアンチニュートリエントという毒性が含まれているのは事実
- レクチンは消化管を傷つける恐れがあるが、10分から15分ほど加熱すれば除去される
- 大豆の毒抜き方法は、水に浸す、加熱する、発酵食品を取る
- 豆乳は基本的に体に良い
- 取り過ぎはホルモンバランスを崩すことになるので、摂取量には注意
この記事では大豆の毒性について紹介しました!大豆に毒性が含まれているのは事実ですが、加熱したり、加工されたものであれば基本的には心配しなくて大丈夫です。毒性が含まれていたとしても、体に影響が及ぶことはないので安心してくださいね。
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