大根は下痢を引き起こす?大根おろしは胃炎や胃痛の原因になるって本当なの?

皆さんは大根はお好きですか?大根は一年中食べる事ができる食材で、様々な料理に使うことができるためとても重宝しますよね。冬になると味がしみしみの大根が入っているおでんなんかは最高に美味しくて、その味を求めて毎年作ってしまいます。

そんな大根ですが食べ過ぎてしまうと体に良くない影響をもたらすという情報を得ました。今回の記事では大根を食べ過ぎるとどうなるのか、食べ過ぎになる量の目安や、大根を食べるときの調理ポイントなどを紹介していきたいと思います。

スポンサードリンク

大根の食べ過ぎによる影響とは?

ではまず大根を食べ過ぎるとどのような影響が生じる可能性があるのかについて解説していきます。

胃酸過多の原因になる

大根おろしなどの生の大根をたくさん食べ続けてしまうと、胃酸過多になってしまい胃痛を引き起こす可能性があります。胃酸過多の症状は胃の痛みだけでなく胸焼けや、ゲップが多くなったり、口臭がきつくなる場合があります。

これは大根に含まれている分解酵素の「ジアスターゼ」というものが原因です。このジアスターゼは基本的には身体に良いもので消化を促進してくれたり、胸焼けや二日酔いを解消してくれる効果があります。ただし一度に大量に食べてしまうと急激に胃酸が分泌されるため悪影響を及ぼしてしまうということですね。

スポンサードリンク

下痢を引き起こす

大根には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維といえばお腹の調子を整えてくれる作用があるイメージが強いと思いますが、摂取しすぎると便通が良くなりすぎて下痢になってしまう可能性があるのです。

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維という種類があり、その食物繊維のバランスがとても大切になってきます。

食物繊維はお腹に良いんじゃないの?
食物繊維には大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。水溶性食物繊維は糖やコレステロールの吸収を抑える効果や、便を柔らかくする効果が知られていますが、水溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、腸にある水分を集めすぎてしまい便を柔らかくし過ぎて下痢の原因になってしまうことがあるのです。

 

一方で不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸を刺激することで排便を促進する効果があります。しかし、もともと便秘状態で腸の動きが低下している人が不溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、大きくかさが増した便をうまく排出できず、便秘がひどくなってしまうことがあります

スポンサードリンク

どれくらい食べると食べ過ぎになってしまうの?

ここまでは大根を食べ過ぎると体にどのような影響が起きる可能性があるのか、について紹介してきました。では次はどのくらいの量が食べ過ぎになってしまうのか、適切な量はどれくらいなのかについて解説していきます。

生と加熱した時とで量が変わる

通常の大根の場合は、ものによって太さは異なりますが「6~8cm」程度までなら1日食べても良い量になります。 このぐらいの量だと大体300gくらいでしょうただし大根を生で食べる大根おろしや、みぞれ煮などの場合は300gも 食べてしまうと体に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。

先ほども説明した胃酸過多を引き起こすジアスターゼは、熱に弱い特性を持ちます。ですので加熱さえしてしまえば胃酸過多を引き起こすことはなくなるのですが、大根おろしなどの大根を加熱しないで直接口に入れる場合は注意が必要になってきます。

大根おろしを食べる際は「小盛り」程度と覚えておくようにしましょう。適度な量の大根おろしは消化吸収を高めてくれます。

スポンサードリンク

大根を食べるときのポイント!

大根を食べる時は以下の調理方法を合わせて注意すると胃酸過多を引き起こしにくくなりますので参考にしてください。

空腹の状態で食べないこと

空腹の状態で食事すると、胃が消化吸収を行おうと胃酸の分泌を促進させます。その状態でさらに胃酸の分泌を促進させる大根おろしを食べてしまうと、刺激が強くなりすぎてしまい胃酸の分泌が過剰になってしまいます。ですので大根おろしを食べる際は、空腹の状態ではなく、少しお腹に食べ物が入っている状態で食べるようにしましょう。

体を温めるものと一緒に食べる

大根は水分がたくさん含まれていますので冷たい状態で食べると体を大きく冷やしてしまいます。すると下痢や腹痛などの原因になってしまいますので、温かいスープや煮物、味噌汁などにして食べるのがおすすめです。冬の寒い時期に食べるおでんなんかもとっても良いですね!

加熱して食べる

先ほども説明しましたが胃酸過多を引き起こすジアスターゼは熱に弱い特性を持ちますので、大根をたくさん食べる予定がある場合はしっかり火を通した料理で食べると良いでしょう。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?大根はとてもヘルシーな食材で、適度な量を食べれば消化吸収を促進させてくれるとても良い食材といえます。

ただし一度に大量に食べてしまったり、胃が空っぽの状態で大根おろしをたくさん食べてしまうと逆に体に悪い影響を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。今回の記事を参考にしていただき、より美味しく安全に大根を食べてくださいね!

この記事をまとめると

  • 大根を食べ過ぎると胃酸過多や下痢を引き起こす可能性がある
  • 1日の大根の目安摂取量は300g!大根おろしの場合は小盛りまで
  • 大根をたくさん食べる場合はしっかり火を通して食べよう
  • 温かいスープと一緒に食べるのがオススメ

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク