チャイブとネギの違いは?球根も食べれる?大量消費できる食べ方は?

チャイブというハーブをご存知でしょうか?欧米では薬味や様々な料理に使われるごく一般的なハーブです。今回は

  • チャイブって?
  • チャイブはどこまで食べられる?
  • 大量消費レシピ
についてご紹介していきますよ。

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チャイブとは

チャイブとは、ユリ科・ネギ属の多年草のハーブです。

チャイブはフランス語ではシブレット、イタリア語ではチポリーナ、日本での別名はセイヨウアサツキとも呼ばれます。姿形がよく似ている日本のアサツキは、チャイブの変種に分類されています。

ネギのように中が空洞の長い葉で、その草丈は20~30cmほどです。春から夏にかけて紫や白、ピンク色のポンポンのような丸い花を咲かせることから、食用だけでなく観賞用としても人気のある植物です。

チャイブは耐寒性が高く、とても育てやすい植物です。葉は冬には枯れますが春になるとまた出てきますし、冬を除けば1年中収穫できるのでちょっとした家庭菜園にもおすすめです。

特徴

チャイブはビタミンやミネラルが豊富で、カロテンも豊富な緑黄色野菜です。

他にも「硫化アリル」という辛み成分が含まれており、これには消化促進や食欲増進といった効果があります。特に食前や食後にチャイブのハーブティーを飲むと、より効果が高まるとされています。

また、ビタミンCや鉄分を豊富に含むため貧血気味の方にも効果があると言われています。

食用として最初に用いたのは中国と言われており、冒険家のマルコポーロによって持ち帰られたことから、ヨーロッパにも広がったのだとされています。

中国では、5000年ほど前から食欲増進や殺菌効果のあるチャイブを薬や食材として重宝しており「植物の中の宝石」と呼んでいたという記録も残っているそうですよ。

ポイント
チャイブは疲労回復、滋養強壮、冷え性の改善、抗酸化作用、風邪予防、ストレス軽減などにも効果的です!

使い方

日本では主にネギが彩りや薬味として使われますが、欧米でのチャイブはそれとほぼ同じ使い方をします。和洋中どんな料理にも合う、とても使いやすい便利なハーブなのです。

中でもジャガイモ料理とは特に相性が良いことで知られていています。

例えばヴィシソワーズというジャガイモの冷製ポタージュには、刻んだチャイブが欠かせません。それ以外にもポテトサラダと合わせたりと、欧米ではとてもメジャーな食材なんですね。

ネギとの違いは?

見た目はとてもよく似ていますが、チャイブの方が葉はやや細いです。

そもそもチャイブはネギの仲間なので、よく似た香りがします。ネギよりもクセや苦みが少なくマイルドな味わいが特徴です。

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チャイブは球根も食べれる?

一般的にチャイブは葉と花を食べるものですが、球根も食べることができます。その代表的な食べ方をご紹介します。

食べ方

球根はピクルスにするとらっきょうのような感覚で食べることができます。

春先、花が咲く前に球根を収穫して液に漬けておきます。そのまま食べても、刻んでスープやチャーハン、ソースに入れてもおいしいですよ。

花も食べれる?

初夏に咲くチャイブの花は、エディブルフラワーとしてサラダなどに添えるととてもかわいいです。また酢漬けにすればほんのり甘い香りの美しいハーブビネガーができあがります。

花が咲ききって季節が終わるとチャイブの葉は硬くなってしまうので、花がつぼみの時期に葉も収穫しておくことをおすすめします。

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チャイブを大量消費する!

レシピチャイブは育てるのがとても簡単な植物なので、一度植えたらどんどん増えて次々食べないと大変なことになります!そんなチャイブを大量消費できるレシピをご紹介しますね。

チャイブのオーブン焼き

まずはチャイブで作るネギ焼きをご紹介。

  1. チャイブを洗って小口切りにする、このとき花も混ぜてもよい
  2. 小麦粉、卵、鰹節、塩、水を入れてよく混ぜる
  3. 油を引いた天板に薄く敷いて180度のオーブンで15分から20分焼く
  4. その後ごま油を表面に塗りさらに5分焼いてできあがり

好きなサイズに切ってそのままでも、お好みでソースやマヨネーズをかけてもおいしいです。チャイブはネギと似た香りなのでいつもより優しいネギ焼きが楽しめますよ。

チャイブバター

室温においてやわらかくしたバターに刻んだチャイブを加えて冷蔵庫で冷やすだけでチャイブバターができあがります。

そのままパンに塗って焼くと上質な香りが広がります。サンドイッチにしてもおいしいですよ。

お好みでパセリ、すりおろしたニンニクを加えても。魚や卵料理などのソースとしても大活躍のとても便利なバターなので、ぜひ試してみてくださいね。

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まとめ

チャイブはあまり聞きなれない野菜かもしれませんが、これを読んだあなたはとても興味が湧いてきたのではないでしょうか?

この記事をまとめると

  • チャイブはネギとよく似ていて、同じ使い方ができる
  • チャイブは葉だけでなく、花や球根も食べられる
  • チャイブは育てるのがとても簡単なので家庭菜園にもおすすめ

ネギと同じように使えるのでとても便利です。これを機に、自宅で手軽に家庭菜園を始めてみるのもいいかもしれないですね。

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