サラダを食べるといえばまず最初に思いつくのがレタスだと思います。レタスは足の早い野菜ですが、特にカットしたレタスとなると傷みやすく保存が難しいものです。そこで今回は
- レタスの栄養素
- 腐るとどうなる?
- 正しい保存方法
- 冷凍保存はできるのか?
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目次
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カットレタスの健康効果について
まずはレタスに含まれる栄養素やその効果効能について、解説していきます。
含まれる栄養素
レタスはキク科アキノノゲシ属の植物で、水分を多く含む葉を食用とする野菜です。日本では和名で「チシャ」と呼ぶこともあります。
原産はヨーロッパで日本では1年を通じて流通していますが、特に夏に消費量のピークを迎えます。
レタスには食物繊維、βカロテンやビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。
レタスの95%は水分でできているため、栄養素の含有量は実はそこまで多くありません。
それでもたくさんの栄養素が含まれており、手軽に食べやすい野菜でもあるため、栄養素をバランスよく摂取することができます。
ガン予防
レタスに含まれる不溶性食物繊維には、有害物質を排出するというはたらきがあります。
それによって腸内環境をととのえ血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロールの吸収を抑制する効果も。
つまりガンや糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防にも効果を発揮するのです。
高血圧予防
カリウムは体内の水分バランスを保ち、ナトリウムを排出して正常な血圧を保つため、高血圧予防に効果があります。
また体内の余分な塩分を排出することから、むくみの解消にも効果的だと言われています。
老化防止に
ビタミンEは強い抗酸化作用を持っており、体をストレスから守り、老化を抑える効果があります。
また不飽和脂肪酸の酸化やシミ、シワの増加を防ぎ、毛細血管を広げて血流を改善するはたらきがあります。
他にも悪玉コレステロールの酸化を防止して動脈硬化を予防するなどの効果も期待できます。
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カットレタスは腐るとどうなる?
カットしたレタスが腐ってしまった場合、どのように変化するのでしょうか。
変色する
新鮮なレタスの葉は緑色をしていますが、傷み始めると徐々に黄色から茶色へ変化していきます。
黒くなっていたらそれは完全に腐っている証拠です。残念ですが破棄しましょう。
またレタスが赤い色に変色することがありますが、これはレタスに含まれるポリフェノールが酸化したもので、問題なく食べられます。
赤い色が気になる場合は、調理方法などで目立たなくさせるのがおすすめです。
水気が出てくる
レタスが腐ってくると、でてくる水分の色も変わってきます。
この水分は最初は白いものですが、これが茶色くなってくると腐ってきています。
またその場合の水分はぬるぬるとしていて、よくない状態であることは一目瞭然です。
柔らかくなる
葉の水分が抜けて乾燥が進み、シャキシャキ感が損なわれてやわらかくなります。
この場合は腐っているほどではないので調理すれば食べることができます。
ただし触ってぬめりが出ている場合などは食べない方が良いでしょう。
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カットレタスの保存は冷蔵がおすすめ
カットした野菜はレタスに限らず冷蔵保存が必須です。他にも長持ちさせるための方法をご紹介します。
芯をくりぬいて保存
- レタスの芯を手でくり抜く
- 芯のあった場所に濡らしたキッチンペーパーを詰める
- 水分の蒸発を防ぐため新聞紙で包み、芯を下に向けて保存する
丸ごとのレタスを冷蔵庫で保存すると、すぐに変色してシャキシャキ感がなくなってしまいます。
そのため、丸ごとの保存の場合にはまずレタスの芯をひねってくり抜きましょう。
このとき包丁などを使うと金属によってレタスの酸化が早まってしまうため、できるだけ手でくり抜くようにします。
またキッチンペーパーが乾いたら、濡らして新しいものに取り換えます。この方法でレタスは1週間程度鮮度を保つことができるようになります。
爪楊枝を使って保存
- レタスの芯の部分に三角形を作るように爪楊枝を刺し、冷蔵庫で保存する
レタスの芯には「成長点」という細胞があって、収穫したあともレタスの葉に残った栄養分を使って成長し続けようとします。
この成長点の細胞を破壊することで成長を防ぎ、長時間新鮮な状態をキープできるのです。
この方法はとても一般的なもので、専用のグッズまで販売されているほどです。
丸ごとのレタスをよく購入するという人は、スーパーやホームセンターなどでグッズを探してみるのもよいかもしれません。
小麦粉を使って保存
- レタスの芯の部分を2~3㎜程度カットして、切り口の水分をしっかり拭き取る
- 余計な水分を取ったら切り口に小麦粉を薄く塗る
- キッチンペーパーで芯を覆い、レタス全体を袋に入れて保存する
こうすることで保存期間はおよそ2~3週間と、劇的に伸ばすことができます。
小麦粉が芯の水分の蒸発を防いでくれるので、レタスが長持ちするのです。
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カットレタスは冷凍できる?
用途が限定されますが、レタスは冷凍保存が可能です。その保存方法についてご紹介します。
食感や風味は落ちる
その最大の特徴であるシャキシャキ感がなくなり、冷凍には向かないと言われているレタス。
ですが、保存や調理の方法次第では、冷凍レタスもおいしく食べることが可能なのです。
レタスは、なんとその95%が水分という野菜です。
そのため、冷凍すると中に含まれている水分が凍り解凍時に流れ出てしまうため、確実に食感は変わります。
- レタスの細胞が壊れてべちゃべちゃになる
- 緑色の葉が茶色く変色する
冷凍したレタスにはこのような変化が起こります。このため解凍したレタスをサラダなどでそのまま食べるのはおすすめできません。
必ず炒め物やスープなどに入れて火を通すようにします。こうすることで冷凍レタスをおいしく食べることができます。
保存期間
冷凍すればおよそ1カ月は日持ちがします。
冷凍レタスがあればスープに煮込み料理に蒸し物にと、これだけで料理のバリエーションが広がります。
保存の手順
- 洗ったレタスの水気をよく拭き取ってからちぎる
- アルミホイルに包んで保存袋に入れて冷凍する
アルミホイルで包む以外にも金属のバットに並べる方法も。とにかく早く冷凍することが大切です。
他にもミキサーにかけて、スムージーやポタージュを作る時に便利なペースト状にして冷凍することもできます。
最初ペースト状にするときは少し手間がかかりますが、料理の幅がさらに広がるので、レタスの量が多いときなどにはおすすめの方法です。
【冷凍保存のポイント】
- なるべく新鮮なうちに冷凍する
- 急速冷凍する
- 必ず凍ったまま加熱調理する
この3点を守って冷凍保存すれば、解凍後もおいしく食べることができます。
傷みやすいレタスは、購入してすぐに使わない分を冷凍します。アルミホイルで包んで冷凍すれば、そのまま冷凍するよりも時間を短縮できます。
使用する際は解凍せず、凍ったまま調理してしまいましょう。これは先に水分が抜けてしまうのを防ぐためです。
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まとめ
レタスの効率的な保存方法についてご理解いただけたと思います。
この記事をまとめると
- レタスはとても栄養価の高い野菜
- レタスの赤くなった部分は安全に食べることができる
- やり方さえ合っていれば冷凍保存はできる!
レタスは用途が幅広く、年中手に入るので手軽に使いやすい食材として人気です。
ちょっとした工夫で鮮度を長持ちさせることが可能なので、この方法を参考にしてたくさんの料理にレタスを活用してみてくださいね。
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