手軽に野菜を摂りたいときや、少しだけ野菜が必要なときに非常に便利なカット野菜。いまやスーパーやコンビニでも必ず売られている人気商品です。
しかし、一部ではカット野菜には栄養が含まれていないと言われることもあるようです。
- カット野菜に栄養はある?
- カット野菜のデメリットについて
- カット野菜の日持ちについて
今回は、こちらについて詳しく解説していきます。
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目次
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カット野菜に栄養はある?
まずはカット野菜について簡単に解説していきます。
カット野菜とは、その名前の通り食品加工工場にて洗浄・カット・殺菌加工が行われた野菜のことを指します。
使用されている野菜としてはキャベツやレタスなどの葉物野菜が多くなっており、生で食べることの出来るサラダタイプのほか、炒め物用タイプも人気を博しています。
水溶性ビタミンは流れやすい
野菜に含まれるビタミンの中には水に溶けやすいものがあり、それらを「水溶性ビタミン」と呼んでいます。
カット野菜は食品加工工場にて念入りに水洗いされるため、この工程で水溶性ビタミンが一部流れ出てしまうことは事実です。
しかし、決して全ての栄養素が流れ出てしまうわけではなく、水洗い自体は家庭で野菜を洗う際にも必ず行われる工程です。
結果的に、栄養面を見た場合カット野菜と普通の野菜とで栄養面に大きな差はないと言えるでしょう。
カット野菜を使用することによって調理面での大幅な時短が行うことが出来たり、手軽に野菜不足が解消出来るというメリットは失われません。
なぜ変色しないの?
野菜が変色する最も大きな要因は酸素に触れることによる酸化の影響です。カット野菜は食品加工工場にて以下の工程を素早く行うため酸素に触れる時間を極端に少なくしています。
カット野菜の食品加工工場における製造工程
- 入荷・検査(原料の入荷と原料に不備がないかの念入りな検査の実施工程)
- 洗浄・切断(原料の洗浄とカット工程)
- 選別・殺菌(異物を取り除く目視選別と次亜塩素酸への漬け込みによる殺菌工程)
- 包装・計量(機械による自動包装及び自動計量工程)
- 梱包・出荷(手作業に依る梱包とセンターへの出荷工程)
- 流通・販売(販売店舗への輸送と店舗での陳列工程)
上記の工程を素早く行うことでカット野菜は鮮度を落とすことなく、わたしたちの食卓へと届けられているのです。
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カット野菜のデメリットは?
非常に便利なカット野菜ですが、使用することによるデメリットも存在します。
日持ちが短い
野菜の鮮度が落ちる原因は、前述したとおり空気に触れることによる酸化によるものです。カットされたことによって空気の影響を受けやすいカット野菜は、他の野菜と比較してもどうしても鮮度が落ちやすくなっています。
- カット野菜は買いだめを行わない
- 使用する当日に必要な分だけ購入する
カット野菜を上手に使用するためには、これらのことを心がけると良いでしょう。
値段が高い
カット野菜の製造には多くの製造工程を経る必要があり、人件費も多くかかります。
そのため、普通の野菜と比較するとどうしてもコストがかかる分、販売価格が高くなるのはデメリットと言えるでしょう。
しかし、普通の野菜では量が多すぎて使い切れずに結局鮮度が落ちて廃棄してしまった経験が誰でも一度はあるのではないでしょうか。
また、野菜を自分で洗浄・カットするには時間も多くかかります。
厳密に調理時間をお金に換算することは出来ませんが、利便性の高さが値段に反映されていると考えると一概にカット野菜の値段が高いとも言えない場合もあるでしょう。
添加物が使われていることも
カット野菜は、製造工程において十分に殺菌を行う必要があるため、次亜塩素酸に一定時間漬け込むことで殺菌を行っています。
野菜には土壌菌を始めとする様々な菌が付着しているため、食中毒を防ぐためにも殺菌工程は非常に重要ですが、普通の野菜と比較すると食品添加物の使用はデメリットとなるでしょう。
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カット野菜の賞味期限はどれくらい?
購入したカット野菜には、必ず期限表示が記載されています。カット野菜は、日持ちが短い食品群に当たるため、正確には「消費期限」が記載されています。
それに対して消費期限とは、製品が腐敗したりすることなく安全に食べることが出来る期限の日付のこと。賞味期限と違い、消費期限は1日でも過ぎてしまうだけで食中毒などが発生するリスクが高くなります。
これらを踏まえて、カット野菜の保存方法について見ていきましょう。
冷蔵保存
カット野菜を冷蔵保存する際は、包装に記載された期限表示内での消費を心がけましょう。消費期限を1日でも過ぎたカット野菜は品質が低下するため廃棄をおすすめします。
どうしても使用する場合は、見た目や匂いに変化がないことをしっかり確認した上で必ず加熱してから食べましょう。
冷凍保存
カット野菜は冷凍保存に向いていません。冷凍を行っても解凍の際水分が出てしまい、シャキッとした野菜の食感を味わうことは難しくなっています。
どうしても冷凍保存が必要な場合は、解凍後は加熱してから食べることをおすすめします。
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まとめ
この記事をまとめると
- カット野菜は手軽に野菜不足が補える便利な食材だが使用によるデメリットも存在する
- 一部の栄養素が失われたり、鮮度を保つために食品添加物を使用する場合がある
- カット野菜は日持ちしない食材であるため、長期保存が出来ないことに注意する
いかがだったでしょうか。
カット野菜を使用することにデメリットは確かに存在しますが、メリットも数多く存在します。
デメリットをしっかりと把握しつつ、自分のライフスタイルに合った使い方を見つけることがカット野菜を便利に使うためにはとても大切ですよ。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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