カレーが腐ると水っぽい?酸っぱい?ニオイがおかしい?見分け方は?

カレーといえば日本の国民食と言っても過言ではありません。週に1度は必ずカレーを食べる、という家庭も珍しくないほど。そんなカレーは、実は腐るととっても怖いんです。今回は

  • カレーが腐るとどうなるの?
  • 水っぽくなるのは腐ってる?
について詳しく解説していきますよ。

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カレーが腐るとどうなるの?

カレーが腐ると、どのような状態になるものなのでしょうか?

白い膜がはる

カレーは2日目がおいしい」とはよく聞くフレーズですよね。

ですが、実はカレーというのは非常に腐りやすい食べ物なんです。

カレーの表面に白い膜がはっていたり、白い斑点がある場合があります。

これらはカビです。取り除いても食べることはできません

カビが目に見える状態は最終段階で、内部にはすでに無数の菌糸が繁殖しています

そのため表面だけを取り除いても、カビを完全になくすことはできないのです。

またカレーには、100℃の熱で煮込んでも死滅しないウェルシュ菌が存在している可能性があります。

万が一このカビがウェルシュ菌だった場合は、どんなに煮込んでも食中毒症状を引き起こしてしまいますよ。

ネバネバしている

ネバネバして糸を引いている場合には、腐っている可能性が高いでしょう。

ただし具材に糸を引くものを使っているなら、そこでは判断できません

ほかに見た目に変化がないか、においに問題はないかを確かめます。

それでも異常がなければ、食べてみるしか方法はありません

少量食べてみて問題なければ安心して食べられますが、異常があればすぐに食べるのをやめてくださいね。

明らかにニオイがおかしい

カビなど一般的な腐敗臭がする場合は、腐っている可能性が高いでしょう。

そのほか酸っぱいにおいや、生臭い場合にも注意が必要です。

腐りはじめには酸っぱいにおいがすることが多いです。

鍋のふたを開けたときに、少しでもにおいが違うと感じた場合には要注意

見た目、においに問題がなければ、食べて確かめてみましょう

アルコール臭がする

食べ物からアルコール臭がするというのは、やはり異常ですよね。

カレーからアルコール臭がするなら、発酵が進んでいるのかもしれません。

こういう場合には、まず腐敗を疑いましょう

ただしカレーにはたくさんのスパイスが入っているので、においで判断ができないことも多いです。

見た目、においともに異常を感じない場合には、食べてみるしかありません

不安な状態なら、まずはほんの少しだけ食べてみてください

それでもなんともなければ食べられますし、そこでおかしいと感じたら食べるのをやめてくださいね。

舌がしびれる

カレーの腐敗は、具材から始まります

見た目ではわからなくても、食べてみると具材が腐っていたという場合があります。

ルーに問題がなくても、具材も食べて確かめてみてください

ピリピリと舌がしびれるような感覚があれば、それは腐っていると言えるでしょう。

酸っぱい

腐った食べ物は、酸っぱくなることが多いです。

酸味というのは、腐敗が進んだ証拠。それ以上食べるのはやめておきましょう。

納豆の匂いがする

納豆は発酵食品、平たく言えば腐っているので、そのにおいがしたなら腐っている可能性が高いです。

具材として納豆を使っていればわからないかもしれませんが、その場合はにおいや見た目など、ほかの方法で確かめてみてくださいね。

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水っぽくなるのは腐ってる?

カレーが水っぽくなっている気がする。これは腐っているといえるのでしょうか?

他に腐敗の状態があれば腐っている可能性が高い

なんとなく水っぽく、サラサラしているなと感じたら、まずはほかの状態を確認してみましょう

見た目やにおいをよく確かめて、少しでも異常があればそれは腐っているかもしれません

また腐敗して水っぽくなっているなら、火にかけたときに泡が出たり、ネバネバ感が出てきます

においも、少し酸化したようなにおいになっているかもしれません。

そのどれにも問題がない場合は、もしかしたら冷蔵庫での保存が理由かもしれませんね。

次項で詳しく解説しています。

冷蔵保存すると水っぽくなることもある

腐っていないのに水っぽくなっているなら、それは具材から水分が出たせいかもしれません

できたてはとろっとしていても、時間が経つことで野菜から水分が出てくることがあります。

またはちみつを入れている場合にも、時間の経過でカレーがシャバシャバになることが。

これははちみつに含まれるアミラーゼという酵素が、カレーのとろみ成分であるデンプンを分解してしまうため。

これを防ぐには、はちみつを入れてからしっかりと煮込むこと。

アミラーゼのはたらきをなくしてしまえば、問題ありません。

ただしはちみつの酵素は失われ、栄養価も下がってしまいますのであまりおすすめはできない方法です。

カレーを保存する場合、冷蔵か冷凍かで悩んでしまうことがありますよね。

冷蔵庫に入れた方がいい場合とは、例えばこんなときです。

  • 2日以内に食べきる予定がある
  • 鍋ごと保存したい

これ以上完食に時間がかかるのであれば、冷凍保存がおすすめ

また密閉容器やジップ付きの保存袋に移し替えられるなら、冷凍した方が安心でしょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • カレーは非常に腐りやすい食べ物
  • 見た目やにおい、味に異常があればすぐに食べるのをやめる
  • カレーにはウェルシュ菌が繁殖しやすく、これは加熱しても死滅しない

カレーによる食中毒、怖いですね。ですがカレーは翌日まで置いておく、という人も多いはず。

しっかり管理をして、早めに冷凍するなどの対策が必要ですね。

 

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