家に帰ったら手洗いうがい!小さいころから口うるさく言われる暗黙のルールとも言えます。皆さんのご家庭ではうがいをどのように行っていますか?手で水をすくい、うがいをする方もいれば、コップに注いでうがいをする方もいます。
今回は、うがい用のコップが不衛生だとどうなるのか解説していきます。うがい用のコップは少ししか使用しないなど、生活への影響が軽微なため衛生管理が行き届いていないことも多いです。
歯ブラシやうがいをしたらそのままにしているという方も多いのではないでしょうか。しかし、「水のある所には雑菌が繁殖する」とも言いますから、そのままにしておくと危険です。そこで今回は、
- 夏場はコップにカビが生えがち!
- カビの生えたコップの洗い方
- カビを生えないようにするには?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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夏場はコップにカビが生えがち!
衛生管理が特に重要な季節は「夏」です。夏は気温が上昇するため雑菌などが繁殖しやすいのです。どのような点に注意すると良いのでしょうか。
コップにカビがはえるのはなぜ?
そもそもうがい用のコップにどうしてカビが生えるのでしょうか。カビなどの雑菌は、「温度・湿度・栄養」を源にして繁殖します。うがいをして軽く水気を切っただけではまだ水分が残っていますよね。
するとその水分を栄養源として雑菌が繁殖し、雑菌が多くなることによりカビが生えるのです。
うがいをしたら危険?
水カビなどが生えているコップでうがいをすれば、当然体内に雑菌を取り込むことになります。雑菌を体内に取り込めば、食中毒などと同じ症状を引き起こす可能性が考えられます。
腹痛や下痢などを長期的に引き起こしている場合は、身の回りで毎日使用するものや環境を疑った方がよいでしょう。
アレルギーの人は注意?
ハウスダストなどのアレルギーをお持ちの方は、不衛生なコップを使用することでアレルギー症状を引き起こす可能性も考えられます。うがい後に腹痛や喉のかゆみなどを引き起こす場合は、コップを疑ってみると良いかもしれません。
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カビの生えたコップの洗い方
それではカビが生えたコップはどう洗えば清潔になるのでしょうか。消毒の方法は様々ありますが、今回は、家庭で簡単にできる方法を紹介していきます。
熱湯で消毒する
熱湯での「煮沸消毒」は定番で、鍋と水、火さえあればどなたでも行える一番手軽な方法です。雑菌のほとんどは80~90℃程度で死滅しますから、沸騰した熱湯での殺菌は非常に効果的です。
ただし注意点があり、コップがプラスチックなどの場合は、耐加熱温度が何℃までなら大丈夫なのか把握しておく必要があります。
塩素系漂白剤を使う
もう一つの方法は「漂白剤での消毒」です。ハイターなどの漂白剤に漬けるご家庭も多いですよね。ちなみにハイターは花王製漂白剤のブランドですから、漂白剤=ハイターではありませんよ。学校のプールなどでも塩素による消毒が行われていますが、これらも漂白剤とほぼ同じです。
塩素は非常に強い毒性を持っており、コレラ菌や大腸菌などであっても塩素の中では生きていけません。
お風呂のカビキラーでも代用可能
カビキラーはアメリカの消費財メーカー「ジョンソンアンドジョンソン」の商品ですが、お風呂などの水回りで使用されることが多いですよね。実はカビキラーも、主成分は「次亜塩素酸塩」ですから、ハイターなどと同じ漂白剤です。
そのためコップの消毒に使用することも可能です。
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カビを生えないようにするには?
カビを生えないようにするにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。コップの使い方や乾燥方法などについて解説していきます。
水気を切れるようにスタンドを使う
コップにカビが生える原因としては、コップ内に水分が滞留することが一番の原因です。そのため、使ったらコップをかけられる「水切りラック」があると便利です。
最近では100均などでも販売されており、吸盤タイプで貼り付けられ、置き場所に困らないラックも見受けられます。使ったら逆さまにし、コップをひっかけておくことで、コップ内に水分が滞留することを防ぎましょう。
乾燥させる
コップを清潔に保つもう一つの方法は「乾燥させる」ということです。先ほど紹介し他水切りラックを使用しても良いですし、使用したらタオルなどでふき取るなどの方法でも良いでしょう。
毎回違うコップを使う
最後に紹介する方法は「コップを毎回変える」方法です。一番基本的な方法ですが、一番効果的でしょう。うがい用コップを2個用意し、1回使用したらそれは食器洗いに出し、もう一つの乾燥している清潔なコップをうがい用に使用しましょう。
まとめ
今回は、うがい用コップを清潔に保つ方法について解説していきました。
この記事をまとめると
- うがい用のコップを不衛生にしておくと腹痛や下痢などの食中毒症状を引き起こす可能性がある。
- コップは煮沸消毒したり、塩素消毒するなど、定期的に清潔にする。
- コップはラックを使用して乾燥させたり、使用したら洗うなど、清潔に使用する。
いかがでしたか?手洗いうがいは大切ですが、不衛生なコップを使用すると、逆に雑菌を体内に取り込むことにもなりかねません。できるだけ清潔なコップを使用し、手洗いうがいを行いましょう。
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