アイスプラントのお勧めの食べ方は?茎は食用?洗う前の注意点も解説

皆さん「アイスプラント」はご存知ですか?名前は知らないけれど、アイスプラントを見たら、「あ~っ!見たことある」という方もいらっしゃると思います。

アイスプラントは、透明の水滴のようなプチプチしたものが葉の外側についているなんとも不思議な見た目の野菜です。

まだ日本では馴染みはありませんが、ヨーロッパ諸国では広く親しまれている野菜なんですよ。

今回は

  • アイスプラントについて
  • アイスプラントの収穫方法
  • アイスプラントのお勧めの食べ方
  • アイスプラントの茎は食べられる?

これらのテーマでご紹介いたします。

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アイスプラントについて

アイスプラントとは

アイスプラントはハナミズキ科メセンブリアンテマ属の植物です。葉や茎の表面に透明な水滴のような細胞があることからクリスタリナムという学術名が付いています。

この水滴のような細胞の見た目が凍っているように見えることで「アイスプラント」と呼ばれるようになったそうです。

アイスプラントの 水滴状の中身は、育った土壌のミネラルや塩分を吸い上げたもの です。ヨーロッパ諸国では古くから食されており、昔からフランス料理の食材によく利用されている野菜です。

近年日本でも全国に栽培が広がり、産地や栽培方法によって、バラフ、プッチーナ、シナーナ、ソルトリーフ、クリスタルリーフ、潮菜、ツブリナなどという呼び名で呼ばれています。

アイスプラントの栄養・効能

 ミオイノシトール: 動脈硬化のリスク低減 

アイスプラントに含まれているミオイノシトールは、ビタミンB群の一種で血液中のLDLコレステロールの低下に大きく働き、動脈硬化や脂肪肝などのリスクを減らす効能があります。

さらには、内臓脂肪を減らすことでのメタボ対策や、パニック障害にも効果があることにも注目されています。

 カリウム: 余分なナトリウムと水分の排出 

カリウムは、体内のナトリウム濃度を調整する栄養で、血圧の上昇を抑える効能があります。

さらに、余分な水分を排出する働きがあることから、むくみによるさまざまな症状を緩和する効果も期待できます。

 マグネシウム:筋肉を正常に収縮させる効能 

マグネシウムは、補酵素として体内のエネルギー代謝に深く関係する栄養です。また、カルシウムとともに骨や歯の成分として使われます。

正常な筋肉の収縮に関係することもあり、不足しないように心がけたい栄養のひとつです。

 β-カロテン:老化防止や視力維持 

アイスプラントには、レタスの3倍ものβ-カロテンが含まれています。β-カロテンは、強い抗酸化作用を持つ栄養で、細胞の老化防止やアンチエイジングのほか、ガン細胞の抑制にも効果があるとされています。

また、β-カロテンには、目・皮膚・粘膜などを健康に維持する効能もあります。クエン酸も豊富に含有 していて、疲労回復やほかの栄養の吸収力アップの効能があります。

クエン酸は酸味の成分で、疲労回復に大きな効能があります。また、クエン酸には、他の栄養の吸収率をアップさせる効果もあります。

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アイスプラントの収穫方法

自宅でも育てられる

家庭菜園のプランターや畑でも栽培が可能です。普通の畑で育てるには、収穫前に塩水をかけてあげることで塩味をつけていきます。

塩は他の作物にとっては毒なので、 土に塩が残ることを考えるとプランターで栽培したほうがいいでしょう。 

収穫期間

アイスプラントの収穫は苗を植えてから1ヶ月~1ヶ月半程度で行えます。 収穫シーズンは気温が5℃を下回る、もしくは気温が30℃以上になるまで可能です。

株ごと抜いてしまわずに大きくなったわき芽をちぎって収穫すれば、 次々に新しいわき芽が出てくるので長い間収穫を楽しむことができます。 

アイスプラントを長く持たせたい場合は、花の芽は摘んでしまうことが大切になります。花が咲くとその時点で終わりになってしまうからです。

育て方

水やりの量を収穫直前に控えめすることでツブツブ(プラッダー細胞)がはっきりと現れてくれるのでよりアイスプラントらしくなります。

水やりを控えることで、日中は気孔を閉じるので収穫後の日持ちも良くなります。 冬は室内に置き5℃以下にならないようにすれば枯れることなく翌年も同じ株で収穫できます。 

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アイスプラントのお勧めの食べ方

塩は控えめに

アイスプラントの水滴状の中身は育った土壌のミネラルや塩分を吸い上げたものですでに塩の味がついていますので、味付けの塩は控えめにしましょう。

生食で

そのままサラダとして生食で食べるのがおすすめです。アイスプラント自体にほのかな塩の味がついています。

ゆでる

生のままよりも茹でた方が、歯応えが出てシャキシャキ感が強くなり、旨味が増します。熱湯でしゃぶしゃぶした熱々のアイスプラントにタレをつけていただくのもおすすめです。

天ぷらもおすすめ

アイスプラント葉のプチプチがねっとりとした食感に変わります。天ぷらの サクサク感とアイスプラントの天然の塩気がマッチ しておいしいですよ。

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アイスプラントの茎は食べられる?

薄くスライスして食べるのがお勧め

アイスプラントの茎も食べられます。薄くスライスして炒め物に入れ、バターや塩、コショウで味付けしして食べるのがおすすめです。

洗う前に茎をカットしないように

アイスプラントの茎は洗ってからカットするようにしましょう。茎をカットしてから洗ってしまうと、栄養分が流れ出てしまい、とてももったいないことになってしまいます。

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まとめ

この記事をまとめると

  • アイスプラントはハナミズキ科メセンブリアンテマ属の植物です。
  • アイスプラントは、株ごと抜いてしまわずに大きくなったわき芽をちぎって収穫すれば、次々に新しいわき芽が出てくるので長い間収穫を楽しむことができます。
  • アイスプラントは生食やゆでたり、天ぷらにして食べるのがおすすめです。
  • アイスプラントの茎は食べられます。薄くスライスして炒め物にして食べるのがおすすめです。

栄養豊富のアイスプラントをおいしく正しい調理法でいただきましょう。

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