コンビニ、スーパー、ケーキ屋さん、いろんな場所で売っていて、気軽に食べられるシュークリームは、大人も子どもも大好きです。しかし!シュークリームで腹痛などを起こす人がいるのだそうです。
- シュークリームってどんな食べ物
- シュークリームで腹痛の理由
- 食中毒の原因になる生クリームとは?
気軽に食べられるからこそ知りたいシュークリームの歴史と、腹痛の起こす原因について、この記事では紹介します。
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目次
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シュークリームとは
シュークリームは洋菓子の一種で、さまざまなバリエーションのあるお菓子です。由来と歴史について紹介します。
シュークリームとは
シュークリームは焼いた生地の中に、カスタードクリームや生クリームなどのクリームを詰めた洋菓子の一種です。洋菓子の中では一番手にする機会が多く、コンビニ・スーパー・洋菓子店で購入することができます。お店によって生地(シュー生地)の形や堅さなどは異なり、クリームなどの種類もバリエーションがあります。
口にするとシュー生地からクリームが溢れだすので、子どもなどは食べにくかったりしますが、そこも含めてシュークリームの魅力といええるでしょう。
名前の由来や歴史
シュークリームの名前の由来は、フランスにて「シュー・ア・ラ・クレーム」と呼ばれていたことが語源といわれています。シューとは、キャベツを指し、クリームの入ったキャベツという意味があります。
一般的なシュークリームの形を見ると「なるほど!」と思いますね。「シュー・ア・ラ・クレーム」では日本人には言いにくいため、「シュー+クリーム(フランス語+英語)」でシュークリームとなりました。和製英語ということになります。
このシュークリームの原型とされるのが「揚げシュー(ベニエ・スフレ)」というものです。その後日本に伝わったのは幕末の横浜ですが、一般的に食べられるようになったのは、戦後昭和30年以降だといわれています。
シュークリームで腹痛に!
大人も子どももみんな大好きなシュークリームですが、シュークリームで腹痛になることもあるようです。
原因はブドウ球菌かも
カスタードクリームや生クリームを使用したケーキや牛乳などで黄色ブドウ球菌食中毒が発生することがあるようです。手作業の多い料理などで手から黄色ブドウ球菌が食品に入り込むことが原因です。
乳糖不耐性や乳・卵アレルギーの可能性も
腹痛を起こす理由には、卵アレルギーや乳糖不耐症の可能性もあります。卵アレルギーなどの場合にはシュークリーム以外でも腹痛などのアレルギー反応を起こしてしまうので、シュークリームもアレルギー反応を起こしているのかな?気づくと思います。
乳糖不耐症は、牛乳などの「乳糖(ラクトース)が含まれる乳製品を摂ることで、腹部放漫感や腹痛、腹鳴、下痢、吐き気などの症状を起こす症状です。乳糖不耐症はお腹の症状だけなので、気づかない人も多いです。牛乳やヨーグルト、シュークリームを食べてお腹が痛いという人は乳糖不耐症の可能性があります。
症状が出たら病院へ
ブドウ球菌による食中毒、卵アレルギー、乳糖不耐症の症状が出た時は病院へ行きましょう。乳糖不耐症であれば症状は重くありませんが、卵アレルギーなどは酷い場合アナフィラキシーショックなどを起こすこともあります。
食中毒の場合は吐き気と嘔吐の症状があり、12時間程度で症状が治まるといわれます。しかし、乳幼児・高齢者、病気で衰弱している人は死亡することもあるので、注意をしてください。
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ケーキや生クリーム食中毒が起きる原因
シュークリームだけではなく、ケーキや生クリームで食中毒がおきてしまうということですが、どのような原因で食中毒は発生するのでしょうか?
乳や卵などの生鮮食品の保存・調理
黄色ブドウ球菌は人や動物の傷口をはじめ、手指・鼻・のどなど広く生息していて、健康な人の20~30%が保菌しています。人から食品を介して身体に入ることで、食中毒を発生させる可能性があります。
乳製品や卵、生鮮食品は人から食品に入らないようにすること、保存をする場合は正しい保存方法で保存をするように気をつけることが大切です。
調理器具や食器の洗浄・保存
調理器具や食器の扱い方なども気をつけることが大切です。調理器具から食中毒の原因菌が食品に移ることもあります。きちんと洗浄をして、汚れや細菌などが付着しない場所へ片付けるようにしましょう。
まとめ
シュークリームについて、シュークリームを食べることで起きる腹痛の原因について紹介しました。
この記事をまとめると
- シュークリームはフランスの「シュー・ア・ラ・クレーム」が語源であり、日本には幕末に伝わり、本格的に食べられるようになったのは昭和30年頃です
- いくつかの原因があり、黄色ブドウ球菌による食中毒、卵アレルギー・乳糖不耐症などの原因が挙げられます
- 黄色ブドウ球菌は生クリームなどに発生しやすいため、生クリームで食中毒を起こす可能性が高い
気軽に食べることができるシュークリームですが、シュークリームを食べるときは手洗い、食器の洗浄などを行ってから食べるようにしましょう。卵アレルギーや乳糖不耐症の人は、体調不良を起こしてしまう場合は、卵や乳糖不使用(または控えた)シュークリームを選ぶなどの対応をしてください。