コンビーフは体に悪い?カロリーや栄養価と健康効果!食べる際の注意点は?

コンビーフは保存食としても便利な食品ですが、体に悪いと言われる理由には何があるのでしょうか?カロリーや栄養・効果について着目しました。今回は、

  • コンビーフは体に悪い?
  • カロリー / 栄養成分 / 効果
  • コンビーフを食べる際の注意点

これらのテーマについて紹介いたします。

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コンビーフは体に悪い?

コンビーフは日本では日常的に食べる習慣があまりありませんが、アメリカなど海外ではよく食べられている保存の効く食材です。

しかし、「コンビーフ=体に悪い」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?脂っこいイメージがあったり、加工肉になんとなく抵抗があったり…実際のところはどうなのでしょう?

コンビーフを食べる上で体に悪いと言える2つのポイントをチェックしていきます。

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塩分

1つ目は「塩分」です。コンビーフにはしっかり味が付いていて、塩が沢山使用されています。1缶(100g)あたりの塩分量は約1.7gと言われており、高めの数値です。

というのも、 コンビーフは牛肉を塩漬けしたもの で、塩漬けすることによって長期保存が可能な食品となっています。原料自体が塩分多めなので、調理して更に味付けを加えると塩分過多となります。

トランス脂肪酸

2つ目は「トランス脂肪酸」です。コンビーフには100gあたり約15gもの脂質が含まれていて、その中にトランス脂肪酸があります。トランス脂肪酸とは、脂肪酸の一種で、油脂を精製・加工する際にできるものです。

トランス脂肪酸には、下記のような健康被害があると言われています。

トランス脂肪酸の危険性
  • トランス脂肪酸には体に良い善玉菌を減らして悪玉菌を増やす働きがある
  • 免疫機能を低下させる
  • 発がんリスクを上げる
  • アレルギー疾患のリスクを上げる
  • 認知症や糖尿病のリスクを上げる

悪玉菌が増えると血中コレステロール値が高くなり循環器系の疾患を起こすリスクが高まります 命に関わる生活習慣病を引き起こす原因となるトランス脂肪酸を日常的に食べるのは、非常に危険 なのです。

コンビーフのカロリーと栄養価  

コンビーフのカロリーや栄養素には、何があるのでしょうか?加熱前のコンビーフを見るとわかるように、脂がたっぷり含まれており、その分カロリーも高いのでは?と思う方が多いかと思います。早速その数値と主な栄養素について確認していきましょう。

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カロリー

コンビーフ100gあたりのカロリーは、約200kcalです!…思ったよりカロリーは低めと感じませんか?お肉で脂もたっぷりのコンビーフですが、100gの缶詰1個分のカロリーは200kcalほど。コンビーフのカロリーは意外と低いのです。

タンパク質  

  • たんぱく質たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。

ビタミンB2  

  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。

ヘム鉄

  • ヘム鉄:ヘム鉄は、酸素を身体のすみずみまで運ぶ役割を担っています。肉類意外にも、魚やしじみなどの貝類に含まれている栄養素です。

コンビーフの健康効果  

コンビーフには塩分やトランス脂肪酸など体への悪影響があることは確かですが、栄養成分によって下記の効果を期待することもできます。

髪や肌細胞の再生  

コンビーフに含まれるビタミンB2には、 髪や肌の再生をサポートする働き があるので、食べ過ぎなければ美容効果を期待することができます。髪や皮膚の再生は年齢と共にスピードが落ちてくるので、アンチエイジングとしても注目できる栄養素です。

貧血予防

コンビーフに含まれるヘム鉄には、 貧血を予防したり改善する働き があります。「鉄分=値を作る栄養素」なのはお馴染みですよね。体力を回復させる効果もあるので、、疲れている時にもオススメです。

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コンビーフは低糖質

コンビーフは塩分・脂質共に高い数値ですが、実は「糖質」に関しては低いことを知っていましたか?100gあたりに含まれている糖質量は、約1.6gです。

高脂質の割に高いので、“糖質ダイエット”をしている方にとっては良い食材です。しかし、脂質や塩分はたっぷり含まれているので注意しましょう!

糖質とは?

糖質とは=炭水化物から食物繊維を抜いたもの。体内で余った糖質→中性脂肪に変換→内臓脂肪として蓄えられるため、肥満の原因となる

コンビーフを食べる際の注意点  

コンビーフを食べる際は、太らないよう、健康に悪くないよう注意する必要があります。美味しいからといって食べ過ぎると、生活習慣病を引き起こす原因にもなりますので気をつけましょう。

塩分の過剰摂取

まず一番に気をつけたいのが塩分の過剰摂取です。コンビーフに使用している牛肉は基本的に塩漬けしたものなので、もともとしっかりと味が付いています。

そこへ更にソースをかけたり塩をかけたり、調味料を追加していくと塩分過多となります。塩分の過剰摂取は高血圧の原因や、動脈硬化・心筋梗塞などの原因となるので注意してください。 

組み合わせる食材

コンビーフを食べる時には、沢山の野菜と合わせるのがオススメです。野菜は胃腸の消化に優しく、脂質もないのでヘルシーです。バランスのよい食事を心がけましょう。

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まとめ

「コンビーフは体に悪い?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • コンビーフが体に悪い原因は、①塩分の多さ ②トランス脂肪酸など脂質の高さ
  • コンビーフの体によい成分は、たんぱく質・ビタミンB2・ヘム鉄

コンビーフは日本では日常的にあまり食べない食材ですが、食べ過ぎると健康上よくないことも多いので、ほどほどにしましょう。組み合わせる食材や食べる量に気をつけてくださいね!

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