甘くてとってもおいしいコーンは、その優しい甘さゆえに、小さなお子様にも食べさせたくなってしまいますよね。ですが中には「コーンアレルギー」体質の方もいらっしゃるかと思います。今回は、
- 食物アレルギーが起こる要因は?
- とうもろこしアレルギーはなぜ見逃されやすいのか
- 赤ちゃんの離乳食にコーンをあげても大丈夫なのか
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目次
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食物アレルギー
それではまずは、食物アレルギーについて記載させていただきます。「食物アレルギー」という言葉は聞いたことがあっても、食物アレルギーがどんなものなのかまでは知らないという方も多いかもしれません。まずは食物アレルギーについて理解を深めていきましょう。
氷山に例えられる事がある
アレルギー体質は、海に浮かぶ氷山の隠れた下の部分に例えられる事がしばしばあります。ある一定の食物に対してアレルギー体質を持っていたとしても、人によっては症状が出ないため気づかない人もいます。また、大人になってから症状が出て初めて気づくというケースもあります。アレルギーの出る出ないは、遺伝情報だけではなくてあらゆる環境要因も関係してくるのです。ここで言う環境要因とは、日常生活の中でアレルギーを引き起こすもののことを言います。このように、さまざまな要因が合わせさって起こる複雑な病気がアレルギーなのです。
アレルギーの原因
イネ科アレルギーの場合は、イネや小麦・大麦・ライ麦・とうもろこしなどを食べると症状が出る可能性があります。
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コーンのアレルギーについて
食物アレルギーが、遺伝的なものだけではなく、環境要因も関係してくるということがわかりましたね。それではここからは、この記事の本題である「コーンアレルギー」についてご説明させていただきますので、ぜひ読んで参考にしてみてください。
見逃されやすいアレルギー
とうもろこしによるアレルギーは稀だと言われています。とうもろこしをたくさん食べた後にお腹が痛くなったという経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、食物アレルギーでよく聞く、「唇や口腔内の腫れや痛みや痒み」や「咳き込みなどの喘息症状」が感じられずにお腹を壊しただけですと、「とうもろこしは消化しにくいと言われているから、食べ過ぎたことでお腹を壊してしまっただけかな?」などと思ってしまいがちです。そのためとうもろこしによるアレルギーは見逃されやすいと言われています。
コーンアレルギーの症状は?
食物アレルギーですので、唇や口腔内の腫れや痛み・痒み、喉の違和感や咳き込みなどの喘息症状、瞼の腫れや蕁麻疹。皮膚の痒みなどの皮膚症状、腹痛や下痢・嘔吐などの消化器症状、目の充血、酷い場合には呼吸困難や意識障害などのアナフィラキシーショックなどを起こしてしまう可能性もあります。
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赤ちゃんの離乳食にコーンは危険?
とうもろこしで食物アレルギーを起こす可能性があるということや、とうもろこしが原因で起こるアレルギー症状にはどのようなものがあるのかなどがわかりましたね。では一体、赤ちゃんの離乳食にコーンは大丈夫なのでしょうか?以下に記載させていただきます。
栄養面では優秀
コーンは甘いので赤ちゃんでも食べやすく、鉄分が豊富に入っていたりと栄養面でも優秀です。なぜ鉄分が含まれていることが赤ちゃんにおすすめなのかというと、赤ちゃんは9ヶ月を目安に、お母さんのお腹の中で蓄えた鉄分を使い切ってしまうと言われているからです。そのため鉄分が豊富に含まれているコーンを食べることで、貧血予防になるのです。
アレルギーにはなりにくい
コーンはアレルギーにはなりにくいとは言われていますが、それでも赤ちゃんに離乳食として初めて与える際には注意が必要です。まずは少量から、必ず保護者の方が見守りながら少しずつ与えるようにしましょう。
コーンスープであげる際の注意点
赤ちゃんにとって、とうもろこしの薄皮が残っていると食べにくく消化も悪いため、離乳食としてコーンを与える場合には、コーンスープとして与えることがおすすめです。しかしその際は、ホールコーン缶をそのまま使うのではなく、コーンをきちんとペースト状にしてから裏ごしをして水や出し汁などでのばしてから与えると良いでしょう。どうしてもホールコーン缶を使うという場合には、ホールコーン缶の中には塩分が入っているものもありますので、その際はさっとゆでてから調理するようにしましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 食物アレルギーが起きる要因には、遺伝情報だけでなく環境要因も関係してくる。
- とうもろこしを食べ過ぎてお腹を壊すことがあっても、とうもろこしは消化しにくいと言われているため、それがアレルギー症状ではなく消化不良による腹痛と勘違いしてしまい、アレルギー症状を見逃されてしまう可能性がある。
- コーンには鉄分が豊富に含まれており、栄養面において離乳食としてはとても優秀である。コーンによるアレルギーは起きにくいと考えられているが、それでも赤ちゃんに離乳食として初めて与える際には注意が必要である。