ハンバーガーやピザを食べる時には必ずと言っていいほど飲みたくなってしまうコーラ。パンチのある炭酸と独特の甘味が美味しいんですよね。でもたくさん飲んでしまうと中毒になる可能性が。その原因と対策を見ていきましょう。
- コーラの中毒性と中毒症状
- コーラのカフェイン量と糖質量
- 毎日飲み続ける影響は?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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コーラの中毒性
コーラに中毒性があるその理由はなんでしょう?2つのポイントに注目です。
カフェイン依存
コーラにカフェインが含まれていることはご存知でしたか?カフェインには眠気を覚ます効果がありますね。また、ストレスを和らげる効果や、疲労回復にも効果がありそのため大量に摂取し依存しやすくなります。
カフェインは身体に徐々に慣れていってしまい、効き目がなかなか出なくなっていきます。それによってさらに摂取する量が増えていき カフェイン中毒 となります。
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糖分への依存
糖分のとり過ぎで起こる依存症を砂糖依存症といいます。糖分は摂ることで脳の神経に刺激を与え、癒しを与える効果をもつドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンを分泌させます。疲労が蓄積されている時や、ストレスを感じるときに甘いものを欲するのはこういった癒しや快楽の作用があるからなんですね。
日々の中で「疲れた時には甘いもの」というルーティンが続いてしまうと、その快感に知らずに抜け出せなくなり、砂糖依存症になってしまいます。
コーラに含まれるカフェインと糖分の量
500mlペットボトルに入っているコーラには、約50mgのカフェインが含まれています。これは、コーヒーのカフェイン量の約1/6ほど。中毒になる量は、1日で500mg以上になります。
糖分の量は60gほど含まれています。スティックシュガーに換算すると約20本分ほどにもなりコーラには大量に糖分が含まれていることがわかります。
コーラ中毒の症状
コーラ中毒には、上記のカフェインや糖分への依存が大きく関わります。どんな症状が出るのか見てみましょう。
精神症状(イライラ)
カフェインを取ることで集中力が高まったり、ストレスを和らげる効果 があります。加えて砂糖にも幸福感を与えたり、癒しの効果がありました。こういった一時的な強い神経への作用が切れてしまうとイライラする原因となります。糖分を消化するのに必要な栄養素がビタミンB群です。ビタミンB群は疲労回復にも効果のある栄養素ですが、必要以上に糖分を消化することに使われてしまうと、体の疲れが取れなくなり、ストレスが溜まって精神不安定に陥りやすくなります。
吐き気
コーラ中毒になると、吐き気を感じたり、嘔吐、動悸を起こしたりします。これはカフェイン中毒によく見られる症状です。急性カフェイン中毒になってしまうと、意識消失や心肺停止などにもつながります。
頭痛
もしすでにコーラ中毒になってしまっていて、コーラの摂取量がある日突然減ってしまうと、カフェイン摂取量が減ったことにより「カフェイン離脱」という症状が起こることがあります。その症状には激しい頭痛、抑鬱感や強い疲労感などが挙げられ、また風邪を引いた時のようなからだの痛みを感じることがあります。このような症状は日々の疲れのせいだとか、風邪からと勘違いされやすいので、自覚がない場合があります。
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コーラを毎日飲むと体への影響は?
中毒性の高い成分を持つコーラ。コーラ中毒以外にどんな病気にかかってしまうことがあるのでしょうか。
糖尿病
生活習慣が原因での糖尿病は、すい臓のインスリンがうまく働いていないために発症します。糖分を多く含むコーラを飲むと、急激に血糖値が上がります。それは糖分を消化する役割のあるインスリンの分泌が間に合っていないために起こります。
そしてその血液中の糖濃度が高い状態が続くことでインスリンの消化の働きが継続的に間に合わず、結果糖尿病になってしまいます。また、カフェインはインスリン抵抗の働きを持っていて、インスリンの分泌を鈍らせます。
心臓病
血糖値が上がることで血流が悪くなり、心臓病になる恐れがあります。心臓病にもいくつか種類があり、その中でも狭心症や弁膜症、心筋梗塞などは動脈硬化が1つの原因と言われます。
糖分の多いコーラを日々飲み続けることは血糖が高い状態が続き、動脈にプラークと呼ばれる物質を蓄積させ血流を悪くします。それが動脈硬化を生み心臓病にかかりやすくしてしまいます。
低カリウム血症
低カリウム血症は、血液中のカリウム量が減ってしまい、そのせいで筋肉・神経の動きが異常になることです。手足に脱力感を感じたり、筋肉痛、動悸の症状が出ます。継続的にコーラを飲み続けることで体内のカフェイン量が多くなりすぎ、血液のカリウムが細胞内に移動してしまうことがあり、その発症する量や期間は人によって様々です。
死亡例もある
実は、コーラ中毒で亡くなった人も現実にいます。その方は日々6リットル〜10リットルものコーラを飲んでいて、コーラがないと体が震える禁断症状も出ていました。日々飲むコーラの量に含まれる糖分量は1kg以上、カフェイン量は1000mg弱にもなっていたとのこと。そのせいで、心臓疾患にかかり、新陳代謝がうまくされず死に至ったと考えられているそうです。
コーラ中毒から抜け出すには
できればなりたくないコーラ中毒ですが、もし不安に思う方は予防策としてでも、以下の対策方法を試してみてください!
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レモン水
夏の暑い時期、また激しい運動をした後もキリッとした炭酸のコーラを飲みたくなる時があります。でもそれをぐっと堪えてレモン水に切り替えてみてください。スポーツ飲料水に変換するよりも、糖分も人工甘味料も含まず健康的で、理にかなっています。水にレモン汁、またはレモンの輪切りを入れて塩を少々加えるだけで作れます。冷たくひやしておけば爽快感溢れる飲料になりますよ。
リラックス効果のあるもの
ストレスを感じたり、疲労感が増したら、ゆっくりと体を労ることをしてみてください。ほんの10分くらいでも湯船に浸かって体をあたためてみたり、体をマッサージしたり、好きな香りのディフューザーをつけてただ横になってみたり、または軽いジョギングなども良いでしょう。1つのことに少しだけ集中してみることで意外と気持ちが和らぎます。
まとめ
この記事をまとめると
- コーラには中毒性があり飲みすぎると糖尿病・心臓病・カフェイン中毒の危険性がある
- カフェイン中毒にかかると離脱が難しく、頭痛などの症状が出ることがある
いかがでしたか?知らずにコーラ中毒になっていることもあるので注意が必要そうですね。疲れが溜まってきた時ほどグビッと飲みたくなりますが、いつもその方法は取らないようにしていきましょう!
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