コーラを飲み過ぎると病気になる?骨が溶けるって本当!?体への影響は?

清涼飲料水の中では群を抜いて人気のコーラ。世界中で愛されるドリンクですが、飲み過ぎると病気にもなる確率があります。今回はコーラについて詳しく見ていきます!

  • コーラは何からできている?
  • 飲みすぎると病気になる?死亡例も!
  • 1日の摂取目安量はどのくらい?

これらのテーマについて紹介いたします。

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コーラはなにから出来ている?

糖質、炭酸、カフェイン、この3つがコーラの重要な成分です。1つずつ解説していきますね。

糖類  

ずっとコーラを飲み続けていると歯が解けると言われます。その理由となっているのはコーラに含まれる大量の糖分です。500mlにコーラに含まれる糖類の量は60gほどです。スティックシュガーに換算すると約20本分ほどにもなります。

炭酸

コーラに欠かせないのはパチパチとした清涼感のある炭酸ですね。これは二酸化炭素を水分に溶かしてできます。 このスパークリング感があるからこそ甘さが心地よく体に入ってきます。 

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カフェイン

眠気をさましたり集中力を高めることで知られるカフェイン。500mlペットボトルに入っているコーラには、約50mgのカフェインが含まれています。これは、コーヒーのカフェイン量の約1/6程度の量に値します。

コーラを飲み過ぎると病気になる?  

肥満  

コーラには大量の糖分が含まれていて、それは「果糖ブドウ糖液糖」という安価で安定して供給のできる糖質です。その果糖やブドウ糖は、果物や野菜に含まれる糖質と違い、体に吸収されやすい成分です。また果糖については、糖の中でも一番甘みが強くなり、 大量摂取は肥満の原因 になります。

糖尿病  

生活習慣が原因での糖尿病は、すい臓のインスリンがうまく働いていないために発症します。糖分を多く含むコーラを飲むと、急激に血糖値が上がります。糖分を消化する役割のあるインスリンの分泌が間に合っていないために起こり、そしてその血液中の糖濃度が高い状態が続くことでインスリンの消化の働きが継続的に間に合わず、結果糖尿病になってしまいます。また、カフェインはインスリン抵抗の働きを持っていて、インスリンの分泌を鈍らせます

心臓病  

血糖値が上がることで血流が悪くなり、心臓病になる恐れがあります。心臓病にもいくつか種類があり、その中でも狭心症や弁膜症、心筋梗塞などは動脈硬化が1つの原因と言われます。

糖分の多いコーラを日々飲み続けることは血糖が高い状態が続き、動脈にプラークと呼ばれる物質を蓄積させ血流を悪くします。それが動脈硬化を生み心臓病にかかりやすくしてしまいます。

低カリウム血症

低カリウム血症は、血液中のカリウム量が減ってしまい、そのせいで筋肉・神経の動きが異常になることです。手足に脱力感を感じたり、筋肉痛、動悸の症状が出ます。継続的にコーラを飲み続けることで体内のカフェイン量が多くなりすぎ、血液のカリウムが細胞内に移動してしまうことがあり、その発症する量や期間は人によって様々です。

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コーラを飲み過ぎると骨が溶ける?  

小さい時、コーラを飲みすぎると歯が溶けちゃうよ!と注意されたことはないでしょうか?脅しかと思うこの文句、ある意味本当でした。

骨や歯は酸に溶ける

コーラには酸味料という酸の成分が含まれていて、これは骨や歯を作る成分であるマグネシウムやカルシウムを溶かす働きをします。長時間この酸味料の中に魚の骨などを入れておくと溶けますが、実際にコーラを飲む時、直に骨に当たることはなく、歯に長時間当たっていることは通常ありません。

しかしながら、この酸味料には歯のエナメル質からカルシウムを溶け出させる作用があって虫歯になりやすくなるため、コーラを飲んだ後は歯を磨くことが望ましいでしょう。

コーラの飲み過ぎで死亡した人も

実は、コーラ中毒で亡くなった人も現実にいます。その方は日々6リットル〜10リットルものコーラを飲んでいて、コーラがないと体が震える禁断症状も出ていました。日々飲むコーラの量に含まれる糖分量は1kg以上、カフェイン量は1000mg弱にもなっていたとのこと。そのせいで、心臓疾患にかかり、新陳代謝がうまくされず死に至ったと考えられているそうです。

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コーラは1日にどのくらい飲んで良い?

カフェインは1日に400mgまで、また1回につき200mgだと中毒性の危険は低くなり、砂糖依存症にならないようにするには1日の糖分摂取量は20g程度と言われています。

つまり、コーラ500mlを1本すぐに飲んでしまうのは、望ましくないんです。コップ1杯、180mlほどが適量と考えられます。

コーラの1日の適量

  • コップ1杯、180mlほど

まとめ

この記事をまとめると

  • コーラには糖分・カフェイン・酸味料が多く、心臓病や糖尿病・肥満の原因になる
  • コーラの糖分は歯を溶かすことも!死亡例もあり摂取量は1日180mlを目安に抑えると良い

コーラの飲み過ぎは体によくないことがわかりましたね。しかも1日の適当な摂取量は180ml。思った以上に少ない量でした。毎日飲んだりせずに、体に負担のかからない程度に飲むことを心がけましょう!

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