チョコレート効果の72%が発売した当時は商品が一時手に入らないほどブームになりましたが、皆様覚えていますでしょうか?
そこで今回は、チョコレート効果の72%が他のチョコレートとどのような違いがあるのか調べていきたいと思います。
- チョコレート効果(72%)とは
- チョコレート効果(72%)の一日の適量は?
- チョコレート効果(86%)(96%)とは
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目次
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チョコレート効果(72%)とは
チョコレート効果(72%)は、どのようなチョコレートなのでしょうか。
チョコレート効果(72%)の72%は何?
チョコレートの主原料であるカカオにはカカオポリフェノールが含まれます。カカオは光合成を行う際にカカオポリフェノールを作り出しますが 「チョコレート効果(72%)」はカカオが内容量全体の72%も占めており、1箱(75g)で1,905㎎ものカカオポリフェノールが摂れる計算になります。「チョコレート効果(72%)」の72%とは内容量に含まれるカカオの全体含有量のことを意味しています。
カカオポリフェノールの効果とは
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、血圧を下げる効果があることがわかっています。一般的に血圧上昇は、血管壁の炎症など血管が狭くなることで発症しますが、カカオポリフェノールには、炎症を軽減させる作用があり、狭くなっていた血管が広がることで血液の流れが改善し、血圧が下がる効果が認められています。
「チョコレート摂取による健康機能に関する実証研究」によると、カカオ分72%のチョコレートを1日25g食べると、一ヶ月後に最高血圧・最低血圧ともに低下した結果が得られています。特に高血圧の人はより効果的に作用することがわかりました。
また、この実験ではチョコレートを食べ続けていても、肥満度の指標であるBMIや体重に変化は見られなかった一方で悪玉・善玉コレステロールのバランスを整えることが確認され、動脈硬化の予防にもつながると期待されています。
ダイエット効果はある?
一般的にチョコレートはカロリーが高く、糖質の多い食べ物であるため、ダイエット中の間食には不向きです。さらに食べ過ぎは体重増加にもつながります。
しかしどうしても甘い物は食べたくなるものです、もしダイエット中にチョコレートを口にするならば、チョコレートのなかでも「高カカオチョコレート」を選んでください。
高カカオチョコレートには、上記でも述べた通りカカオポリフェノールが豊富に含まれているためです。カカオポリフェノールを摂取することで血液中のコレステロール値が正常値に近付き、基礎代謝アップが期待できます。基礎代謝が高まるとエネルギーが消費されやすくなるため、運動と食事管理をうまく取り入れながらダイエットへの成功に一歩近づくことができるのです。
GI値と低GI食品について
糖尿病が生活習慣病として位置づけられるようになり、低GI食品が注目されるようになりました。しかし意外と低GI食品の認知度が上がらずなかなか我々の生活にも浸透しません。
そこでまずは、GI値について知りましょう。GI値は「Glycemic Index(グライセミック・インデックス)」の略で、食品に含まれる糖質の「吸収の度合い」を示すものです。血中のブドウ糖濃度はGI値が高い食品を食べた時ほど急激に上昇してしまいますが、GI値の低い食品は穏やかに上昇していきます。
糖分は体を動かす上で重要なエネルギーですが、血糖値が急激に上がると血中のブドウ糖濃度を下げようとしてインスリンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌され、身体にとても負担がかかります。健康を考えるうえでは、血中のブドウ糖濃度は上げすぎず、下げすぎず一定の幅に抑えることが大事です。
そのことから、血糖値が緩やかに上昇する低GI食品は体に負担がかかりにくいとされ、チョコレート効果(72%)は1枚(5g)あたりの糖質は、1.6gと非常に低いため、低GI食品のひとつに分類されています。
普通のチョコレートとの違いは?
普通のチョコレートに比べ、糖質が少なく、低GI食品であり、カカオポリフェノールの含有量も多い傾向にあります。スーパーやコンビニでチョコレートを購入する際は「高カカオチョコレート」という表示や、カカオの含有量のパーセンテージに注目してみましょう。一般的なチョコレートのカカオの含有量は30~40%ほどですが、高カカオのチョコレートの多くは70%以上となっています。
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チョコレート効果(72%)の一日の適量は?
様々な効果が認められたチョコレート効果(72%)ですが、どのくらいの量を食べてもいいのでしょうか。
適量
開発元の明治は「一般的には、1日に200kcal程度の間食が適量(厚生労働省)だと言われていますので、おいしく健康に食べたい目安は1日3枚から5枚がおすすめです。(約84kcal~約141kcal)」と記載しています。
食べ過ぎるとどうなる?
健康面でのメリットが魅力の高カカオチョコレートですが、体によいからといってたくさん食べることは厳禁です。
カカオの含有量が多い高カカオチョコレートは、普通のチョコレートより脂質も多く含みます。 そのため、食べ過ぎると摂取カロリーが増え、肥満の原因になってしまいます。高カカオチョコレートの中には、普通のチョコレートよりも1.5倍ほど脂質が含まれているタイプもあります。
また、苦味成分のテオブロミンは、自律神経を整える作用がある一方で、過剰摂取すると利尿作用や興奮作用も高めてしまいます。
高カカオを食べ過ぎると、カフェインの過剰摂取につながってしまう場合もありますし、食べ過ぎてアレルギー反応を起こしてしまう場合もあるので食べる際には注意が必要です。
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チョコレート効果(86%)(96%)とは
チョコレート効果には72%の他に86%、95%もありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
72%との違いは?
- チョコレート効果72%(1枚5gあたり)/カカオ分:72% カロリー:28kcal カカオポリフェノール:127mg
- チョコレート効果86%(1枚5gあたり)/カカオ分:86% カロリー:29kcal カカオポリフェノール:147mg
- チョコレート効果72%(1枚5gあたり)/カカオ分:95% カロリー:31kcal カカオポリフェノール:174mg
1枚に含まれるカロリーに大きな違いはありませんが、カカオ含有成分量が違うのでそれに伴いカカオポリフェノール量も変わってきます。
また、大きく異なるのは風味や味かと思います。72%に比べると86%は苦く感じ、96%に至っては渋い、苦すぎると感じる方もいるかもしれません。
口コミは
チョコレート効果1kg買った!
— しゃきにく(ちくわ)@ゲーム垢 (@yakiniku_arcaea) October 1, 2022
個人的には72%が1番食べやすくて美味しい! pic.twitter.com/nTSBl3sVo9
我が家の収納庫には、
— たな (@tanacc) October 2, 2022
「チョコレート効果」ってカカオ86%のが8袋ストックされてる。
毎日5枚食べてる。
私の習慣の一つ!
自分で入れるコーヒー飲みながらおやつのチョコは最高!https://t.co/lW4bCj4XcM#チョコレート効果 pic.twitter.com/QImplqYFZf
チョコレート効果86%と96%の間の10%はとても10%差とは思えないほど破壊力例えるならそれは食べるダークマター
— ふらじる (@konmikan98) April 9, 2019
96%は苦いというコメントが多かったように感じます。
まとめ
この記事をまとめると
- 「チョコレート効果(72%)」の72%とは内容量に含まれるカカオの全体含有量のことを意味します
- カカオポリフェノールには、炎症を軽減させる作用があり、狭くなっていた血管が広がることで血液の流れが改善し、血圧が下がる効果が認められています
- 高カカオチョコレートを摂取することで基礎代謝が高まりエネルギーが消費されやすくなるため、運動と食事管理をうまく取り入れながらダイエットへの成功に一歩近づくことができます
- GI値は「Glycemic Index(グライセミック・インデックス)」の略で、食品に含まれる糖質の「吸収の度合い」を示すものです
- 血糖値が緩やかに上昇する低GI食品は体に負担がかかりにくいとされ、チョコレート効果(72%)は1枚(5g)あたりの糖質は、1.6gと非常に低いため、低GI食品のひとつに分類されています
- 「チョコレート効果(72%)」のおいしく健康に食べたい目安量は1日3枚から5枚がおすすめです
- カカオの含有量が多い高カカオチョコレートは、普通のチョコレートより脂質も多く含みますので、食べ過ぎると摂取カロリーが増え、肥満の原因になります
- 高カカオチョコレートは食べ過ぎでアレルギー反応を起こしてしまう場合もあるので食べる際には注意が必要です
- チョコレート効果(72%)(86%)(96%)1枚に含まれるカロリーに大きな違いはありませんが、カカオ含有成分量が違うのでそれに伴いカカオポリフェノール量や風味、味がかわってきます
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