チョコレートの表面に白い粉のようなものが付いていた経験はありませんか?保存していたチョコに白い斑点のようなものが出たり、粉のようなものができることがあります。これは一体何が原因となっているのでしょうか?今回は、
- チョコの表面にある白い粉はカビ?
- 劣化したチョコの見分け方
- チョコの正しい保存方法・保存温度
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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チョコレートに白い粉・白い斑点がある!
開封後のチョコレートや、保存していたチョコレートの表面に“白い粉”のようなものが付いていることがあります。
カビ?食べられる?と疑問に思ったことがある方は多いのではないでしょうか?白い粉が付く現象は、実はカビではなく チョコに含まれる脂肪分が表面に現れたもの なのです。
白い粉の正体は?
チョコの表面に出てくる白い粉・白い斑点・白いブツブツは「ブルーム現象」や「ファットブルーム現象」と呼ばれる現象によるものです。これはチョコレートに含まれているココアバターの脂肪分で、28度以上になると表面に出てくる性質があります。
食べても体に害のあるものではありませんが、風味や味が落ちてしまっているので、まずいと感じるかもしれません。
チョコが冷蔵庫で白くなるのはなぜ?
チョコを冷蔵庫で保存する方も多いかと思いますが、冷蔵庫に入れておいても白くなることがあります。これは、冷えていたチョコを急に暖かい場所に戻すなど、急激な温度変化が原因で起こります。
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チョコレートが劣化・腐るとどうなる?
チョコは腐ったり劣化したりするとどうなるのでしょうか?腐ったチョコの特徴や、傷んだチョコの特徴を確認してみましょう。
- 乾燥して固くなる
- 味が変化する
- カビが生える
チョコの主な原料は“カカオや砂糖、そして生クリーム”です。生クリームが入っているチョコの種類には、生チョコやトリュフなどがありますが、時間が経つと変質しやすいので、味が変わることもあります。
また、冷蔵庫内は乾燥しているのでサクサクのチョコレートの食感が変わることも。では、美味しく保存するにはどうしたら良いのでしょうか?
チョコレートを保存する時の適した温度は15℃〜18℃、湿度は50%前後と言われています。夏場の室内は暑くなるため、未開封でも必ず冷蔵庫で保存しましょう。特に生チョコタイプには注意です。
ゴディバチョコレートの保存方法について、冷蔵・冷凍それぞれのポイントをご紹介します。
チョコレートの保存方法
チョコレートを保存する時の適した温度は15℃〜18℃、湿度は50%前後と言われています。夏場の室内は暑くなるため、未開封でも必ず冷蔵庫で保存しましょう。特に生チョコタイプには注意です。
冷蔵保存
チョコレートは、冬場など涼しい時期でなければ冷蔵庫で保存した方が安全です。保存の際は、こちらのポイントに気をつけましょう。
- 乾燥しないようラップをかける
チョコレートは乾燥すると固くなるので、数日以内に食べない場合は表面にラップをかけた方が美味しさをキープできます。
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冷凍保存
チョコレートを保存したい時は冷凍保存も可能で、1ヶ月ほど日持ちします。ですが、冷凍のコツを抑えないとチョコの味が薄くなってしまうことも。チョコを冷凍保存するポイントはこちらです!
- 常温→冷蔵→冷凍のステップで凍らせる
チョコは常温から急に冷凍すると、 急激な温度の差に驚いて表面が白くなり、脂肪分が浮いてしまいます 。これが味を変えてしまう原因で、冒頭でもご紹介した「ファットブルーム現象」です。
急激な温度差を与えないためには、常温→冷蔵→冷凍の順にゆっくりと温度差をつけていく必要があるのです。手間はかかりますが、美味しく長持ちさせる方法なので是非試してみてください。
賞味期限切れはいつまで食べられる?
賞味期限が長いと、うっかり期限切れとなってしまうこともあるかと思います。 賞味期限切れチョコレートは、保存状態が良ければ1ヶ月以内であれば食べられることが多い です。
しかし、保存状態によってはチョコレートが傷んで味や風味が変わってしまったり、腐ってしまったりすることもあるので要注意です。
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まとめ
この記事をまとめると
- チョコの表面にできる白い粉はカカオバターの脂肪分が出てきたもの
- それを「ブルーム現象」と言い、カビではないので食べられる
- 原因は急激な温度変化や28度以上で保存したことによるもの
- チョコの保存温度は15℃〜18℃が理想
チョコの表面に出てくる白い粉は脂肪分なので、食べることはできますが味や風味が落ちていることが多いです。開封後はできるだけ早く食べるようにしましょう。
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