チョコレートアレルギー症状は?金属アレルギーにも注意が必要?

チョコレートは様々なスイーツやスナック菓子などに使用され、大人から子供まで大好きなお菓子ですよね。最近ではハイカカオチョコレートも良く見られ、健康意識の高まりから多くの方に食べられている食品の一つです。

今回は、チョコレートのアレルギーについて詳しく紹介していきます。ミルクチョコレートなどは乳成分が含まれているため、乳アレルギーをお持ちの方は避けているという方も多いですよね。

しかしチョコレートのアレルギーはそれだけではなく、含まれている様々な成分がもととなり発症する可能性もありますよ。一体どういうことなのでしょうか?そこで今回は、

  • チョコレートアレルギーとは?
  • カカオアレルギーの症状は?
  • 高カカオのチョコレートは金属アレルギーになる?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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チョコレートアレルギーとは?

チョコレートのアレルギーというと、含まれている乳成分が原因では?と思う方が多いと思います。しかしチョコレートによるアレルギーは、その他の成分がもととなり発症する可能性もあります。詳しく見ていきましょう。

カカオアレルギー・カカオマスアレルギー

カカオ豆にはチラミンやニッケルと呼ばれる成分が含まれており、この成分が原因となりアレルギー症状を引き起こす可能性もあります。

チラミンはアミノ酸の一種で、チーズや赤ワイン、加工肉やたらこなどに多く含まれていると言われています。チラミンには、アレルギー物質を解毒する作用がある酵素を阻害する機能があることがわかっています。

そのため成分の吸収が増加され、アレルギー反応を引き起こしてしまうという可能性があるのです。

ニッケルは鉄分で、貝類や大豆製品、麦類の食品にも含まれている成分です。金属アレルギーをお持ちの方は、ニッケルを摂取することによりアレルギー反応を引き起こす可能性があります

バレンタインデー症候群というものがある

実はバレンタインの時期になると、皮膚科や内科、耳鼻科といった病院にかかる患者数が増えると言われ、「バレンタイン症候群」などと言われています。蕁麻疹や湿疹、くしゃみや喘息などの症状でかかる方が多いようです。

原因は定かではありませんが、バレンタインでチョコレートをたくさん購入し、一度に大量に食べたことが原因ではないかと言われています。アレルギー反応は一度に同じ成分を過剰に摂取することで発症する可能性もあります。

貰ったからとまとめて食べるのではなく、1日1~2個程度に分割して食べるなどの工夫が必要です。

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カカオアレルギーの症状は?

カカオアレルギーの場合はどのようなアレルギー症状がみられるのでしょうか?具体的なアレルギー症状について解説していきます。

下痢・腹痛

食物アレルギーの場合、対象のアレルゲンを摂取することで下痢や腹痛を引き起こすことも良くあります。消化器官が対象のアレルゲンと相性が悪いために起きる現象です。

症状が食中毒などとも似ているため、なんとなくおなかの調子が悪いくらいにしか感じず、アレルギーだとは気づかない場合も多いです。

嘔吐

対象のアレルゲンを摂取して、吐き気や嘔吐を引き起こす場合もあります。典型的に体が受け付けていない事による症状で、食べてすぐにこれらの症状が見られた場合はアレルギーを疑いましょう。

吐き気や嘔吐も、基本的には食べてすぐに起こす「即時型アレルギー」の場合が多く、吐き出せば治まることも多いです。経過を観察し、異常がみられる場合は医療機関へ受診しましょう。

痙攣

アレルギー反応が見られた場合、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を投与されることが多いですよね。実はこれらの薬は抗ヒスタミン効果があり、体がアレルゲンに対して過剰に反応する事を防ぎます。

しかしこれらの薬には副作用があり、場合によっては体の様々な場所が痙攣する可能性があります。特に小児の方は発症する可能性が高く、注意が必要です。薬剤師や医師の判断を仰ぎ、正しく使用しましょう。

その他

カカオアレルギーは食物アレルギーの一種ですから、対象のアレルゲンを誤って摂取すると、口腔内のかゆみや喉がイガイガするといった症状がみられることも多いです。

花粉症などでも同様の反応がみられることもありますよね。口腔内アレルギー症候群とも呼ばれ、果物や野菜を食べても同様の症状が見られる場合もあります。

唇の腫れや口腔内や口周辺の赤み・痒み、食べてすぐに口腔内に違和感を感じる方もいるほど反応が速い場合もあります。

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高カカオのチョコレートは金属アレルギーになる?

ハイカカオチョコレートは名前の通りカカオの含有量が高い商品です。実はカカオには鉄分が含まれており、その成分が原因でアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。詳しく見ていきましょう。

チョコを食べた後に皮膚炎がでることも

チョコを食べると皮膚に湿疹ができるという方も多くいます。チョコを食べてこれらの症状が見られた場合は、カカオアレルギーの可能性が高いと言えるでしょう。

理由は金属アレルギー

カカオ豆にはニッケルと呼ばれる鉄分が含まれています。ニッケルと言えば金属製品を思い浮かべる方も多いでしょうが、実は食品にも含まれている成分なのです。

金属アレルギーの方は鉄分の摂取によりアレルギー反応を引き起こす場合もあるため注意が必要です。

ニッケルに反応する人は注意

カカオ豆にはニッケルと呼ばれる鉄分の一種が含まれており、この成分が原因となりアレルギー症状を引き起こす可能性もあります。

ニッケルは貝類や大豆製品、麦類の食品にも含まれている成分で、金属アレルギーをお持ちの方はこれらの食品は控えた方がよいとされています。

まとめ

今回は、チョコレートによるアレルギーの原因や症状などについて紹介していきました。

この記事をまとめると

  • チョコレートアレルギーは、チョコの原料となるカカオの成分が原因となり発症する場合もある
  • カカオにはニッケルが含まれているため、金属アレルギーの方は食べる際に注意が必要
  • バレンタインにチョコをたくさんもらっても一度にまとめて食べない!

いかがでしたか?チョコレートアレルギーについて少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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