餃子や麻婆豆腐にあるとうれしいちょい足し調味料、ラー油。ですが、家に常備まではしていないという方も多いのではないでしょうか?今日のメニューにちょっと使いたい!なんてとき、おうちにあるもので代用できると便利ですよね。そこで今回は、
- ラー油の代用品は作れる?
- ラー油の代用アイデア①辛味を加えたい!
- ラー油の代用アイデア②アレンジ風に楽しみたい!
- 手作りラー油はおいしい?
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目次
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ラー油の代用品は作れる?
辛味をプラスしてくれるということは知っているけれど、そもそもラー油ってどんな調味料なのでしょうか。
ラー油の原材料
ラー油とは、 ごま油に唐辛子などを入れて加熱し、辛さを移した調味油 のこと。ベースとなる原材料はごま油などの植物性の油脂と唐辛子や山椒などのスパイス、そして香味野菜です。
辛さ、風味が溶け込んだ油だけを利用したシンプルなラー油から、唐辛子、にんにくや生姜などの香味野菜を具材として残した、いわゆる「食べるラー油」まで、最近ではそのバリエーションも豊富です。
ごま油と辛味で代用できる!
ラー油の辛さと独特な香ばしさは、ごま油と唐辛子に由来するもの。裏を返せば、 おうちにあるごま油と辛味調味料を混ぜることで、ラー油と似た風味、辛さを作り出すことができます。
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ラー油の代用品アイデア①辛味を加えたい!
まずは、料理にラー油の辛味をアクセントとして添えたい!というときにおすすめの代用ラー油レシピをご紹介しましょう。
ごま油+鷹の爪・唐辛子
最もお手軽な代用レシピ、ごま油に鷹の爪や唐辛子を加えて混ぜるだけの簡単ラー油です。
鷹の爪や唐辛子は細かくすればするほど、またごま油に浸けておく時間が長いほど辛味を感じやすく なりますので、お好みで辛さの調整も可能!市販の一味唐辛子や七味唐辛子を使えば、さらにお手軽にラー油の風味と辛さを再現することができます。
ごま油+かんずり
かんずりという調味料をご存知でしょうか?
- 新潟県発祥の発酵調味料。塩漬けした唐辛子を雪の上でアク抜きした後、糀や柚子とあわせて発酵させたもの。完成までに数年を要する伝統調味料。
辛さの中にも独特の風味と旨味があり、ごま油に混ぜると、柚子の香りも加わって少し和風なおいしさも楽しめます。 餃子だけでなく、鍋物や麺類の薬味にもおすすめ です。
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ラー油の代用アイデア②アレンジ風に楽しみたい!
続いては、辛さと同時に、いつもとちょっと違うアレンジしたおいしさも楽しみたい!というときにおすすめの代用ラー油レシピをご紹介します。
ごま油+コチュジャン
コチュジャン
- 米やモチ米を糀とあわせ、糖化させた後、唐辛子を加えて発酵、熟成させた味噌の一種。
コチュジャンは辛さに加えて甘味も強いのが特徴。ごま油と混ぜるとちょっととろみのある仕上がりに。 味噌ベースとあって、味も強いので、料理の仕上げには向きません。鍋や蒸し料理のつけダレや、炒め物などに加えるのがおすすめ です。
ごま油+豆板醤
豆板醤
- そら豆に大豆や塩漬けの唐辛子などを加え、糀で発酵させた味噌の一種。
豆板醤は、コチュジャンと比べると辛さと塩気が強いのが特徴です。こちらも 味が強いので、料理の仕上げに使うと味のバランスを壊してしまうかも。また、火を通すことで旨味と香りが引き立つ性質を持つため、炒め物などの調味料として 使うといいでしょう。
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手作りラー油はおいしい?
代用ラー油のいつもとちょっと違う味わいにハマってしまった!なんて方は、手作りラー油に挑戦してみてはいかがでしょうか?まずは実際に作った方の口コミをご覧ください。
手作りラー油の口コミ
ラー油を自作した方にとって、手作りラー油は「辛さが自由にできるのでうれしい!」、「好みの具材でアレンジできるのが楽しい!」と、味や料理の幅を広げてくれる存在のよう。おおむね高評価が目立ちます。
ですが中には、「おいしすぎ、食べ過ぎで油の摂り過ぎに」、「食べ過ぎると太ってしまうので今は控えている」なんてものも。ベースが油な分、使い過ぎはカロリーオーバーのもと、注意した方が良さそうです。
また、「思った以上に油ハネがすごくて掃除が大変だった」、「焦げて苦くなってしまった」という口コミもありました。挑戦するときは、事前にしっかりと準備しておいた方がいいかもしれませんね。
手作りラー油の作り方
では、いよいよ手作りラー油の作り方をご紹介していきます。
材料
- ごま油(サラダ油、菜種油など他の植物性油脂でも)・・・150ml
- 長ねぎ(青い部分)・・・10㎝程度
- にんにく・・・1かけ
- 生姜・・・薄切り2~3枚
- 鷹の爪・・・1本~
- 一味唐辛子・・・10g
- 水・・・小さじ2
- 長ネギは2~3等分に、にんにくは包丁で潰しておく。鷹の爪はちぎっておく。
- ステンレスやガラス製の大き目の耐熱容器に一味唐辛子と水を入れて混ぜておく。(水を混ぜておくことで一味唐辛子の焦げ防止に!)
- 小鍋に油と長ネギ、にんにく、生姜、鷹の爪を入れ、中火にかける。沸々としてきたら弱火にし、ネギが柔らかくなるまで15分程煮込む。(具材が焦げると苦味の原因に!弱火でゆっくり煮込んで!)
- 2の容器に3の油をまずは少量加えて、菜箸でゆっくり混ぜる。なじんだら、残りの3を加えて混ぜ、そのまま冷めるまで置いておく。
できたラー油は瓶などに詰めて保存してください。すぐに食べることもできますが、辛味がしっかりと移って風味が落ち着く翌日以降の方がよりおいしくいただけます。
具材を取り除く場合は、4で熱した油のみを耐熱容器に加えましょう。
これはあくまでもオーソドックスなレシピ。 ナッツなどの具材を足してみたり、辛さの増減もお好みで!山椒や花椒、八角などのスパイスを加えると、より複雑な風味になります。 油は半量でも良いのでぜひ、ごま油を使ってみて!香ばしさが味にコクと深みを与えてくれます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 基本となるラー油の原材料は油と唐辛子!ごま油に辛味調味料を加えることで代用可能に!
- ごま油に一味唐辛子や鷹の爪、かんずりを混ぜれば、パンチの効いた辛さが楽しめる!餃子や麺類におすすめ!
- コチュジャンや豆板醤をごま油とあわせて、辛さとコクをプラス!味が強いのでつけダレや炒め物に使ってみて!
- 辛さや具材、スパイスも好みで調整可能!手作りラー油に挑戦してみよう!
油やスパイスの種類、加える具材までアレンジ自在!辛いものがお好きな方は、この夏、手作りラー油にチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。そこまではちょっと、という方も、おうちにある辛味調味料をごま油にプラスして、お気に入りの組み合わせを見つけてみてはいかがでしょうか?
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