ちくわの賞味期限切れいつまで食べられる?開封後の食中毒に注意!冷凍は?

お手軽さと調理のしやすさから、大人から子供まで大人気の食材であるちくわ。冷蔵庫に常備している家庭も多いのではないでしょうか?しかし、ふとしたことから冷蔵庫の奥に忘れられたちくわを発見してしまうこともありますよね。

  • ちくわの賞味期限っていつまで?
  • 賞味期限切れのちくわは食べられる?
  • 賞味期限ちくわを食べる危険性
  • ちくわのおすすめ保存方法
  • 賞味期限切れのちくわを安全に食べるには?

今回はこちらについて解説します。

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ちくわの賞味期限

まずは賞味期限について確認しておきましょう。賞味期限とは簡単に言うと「その食品を美味しく食べることが出来る期限」のことです。

そのため、食品は賞味期限を超過したとしても直ちに食べられなくなるというものではありません。

食品の賞味期限は食品メーカーが様々な検査を繰り返し行い、科学的な根拠に基づいて設定されたものです。賞味期限を設定する際は、実際に付ける賞味期限よりも少し長めに検査を行い余裕を持たせます。このことを「安全係数」や「安全率」と呼びます。一方で食品によっては「消費期限」という表示を目にしたことがあると思います。こちらは「お弁当」や「生もの」など、傷みやすい食品に設定されているのが特徴です。

この消費期限は、賞味期限とは異なり「食品を安全に食べることが出来る期限」のこと。消費期限を過ぎた食品を食べることは安全ではなく、食中毒など体に異常が出てしまう可能性がありますので、消費期限が切れた食品は食べずに速やかに廃棄しましょう。

Point
食品に記載された日付を見る場合は、「賞味期限」なのか「消費期限」なのかをまずはしっかりと確認するようにしましょう。

未開封

次にちくわの賞味期限について確認していきます。ちくわは、魚肉を加工して作る食品であるため分類すると「魚肉練り製品」にあたります。魚肉練り製品の賞味期限は製品によって異なるものの、おおよそ1週間前後で設定されることが多いです。賞味期限の日付に従って消費すれば問題ありません。

開封後

一度開封した後のちくわの賞味期限には注意が必要です。ポイントは、一度開封した食品についてはパッケージに記載されている賞味期限の日付は効果を失うということです。食品メーカーが設定している賞味期限はあくまで「未開封状態で」美味しく食べられる期限のこと。一度開封した食品は、空気に触れることで徐々に品質が劣化します。そのため開封後のちくわは出来る限り早めに、日数にすると2~3日で消費する必要があります。

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賞味期限切れはいつまで食べられる?

実際に賞味期限が切れてしまったちくわはいつまで食べることが出来るのでしょうか。ここでのポイントは3つあります。

未開封状態であること
こちらは先ほども解説しましたが、開封後のちくわは空気に触れてしまうため品質が長くは持たないためです。
保存温度帯を守ること
魚肉練り製品であるちくわは「要冷蔵商品」です。常温下など定められた温度帯以外での保存は絶対にしないようにしましょう。
自己責任で行うこと
食品メーカーが設定した賞味期限設定を超えて食べることは、全て自己責任になります。万が一お腹を壊したとしても食品メーカーに責任を問うことは出来ませんので注意が必要です。

これらを前提条件として賞味期限切れのちくわについて確認していきましょう。

3〜4日以内

賞味期限が切れてから3~4日であればメーカーの安全係数の範疇とも言えるため比較的安全に食べることが出来るでしょう。

1週間

賞味期限が切れて一週間を経過した場合は少し注意が必要です。開封後はちくわの表面に異常がないか、異臭はしないかなどをしっかりと確認しましょう。食べる場合は必ず火を通して食べるようにしましょう。

3週間

賞味期限が切れてから3週間が経過したちくわは、たとえ外観に異常がなかったとしても安全性の問題から食べることはやめて速やかに廃棄しましょう。これは目に見えない細菌が繁殖している可能性があるためです。

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賞味期限切れちくわで食中毒になる?

下痢・腹痛

下痢・ 腹痛に注意

賞味期限切れのちくわを食べた場合、下痢や腹痛、吐き気が起きる可能性があります。これは品質が劣化したちくわに増殖していた細菌によるもの。腹痛などが生じた場合は、自己判断はせずにすぐに病院で医師の診察を受けるようにしてください。

腐ったちくわの見分け方

賞味期限切れのちくわを食べる際は、必ずちくわの外観を確認しましょう。その結果、ちくわの表面が黒や緑に変色していたらカビが生えていると思ってよいでしょう。この場合はちくわを丸ごと廃棄することをおすすめします。これは、カビの生えた部分だけをちぎって捨てたとしても見えない部分までカビが根を張っている可能性があるためです。

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ちくわは冷凍保存もオススメ

冷凍保存方法

どうしてもちくわを余らせてしまった場合は冷凍保存がおすすめです。冷凍保存であれば開封済のちくわであっても品質を劣化させすに長持ちさせることが出来ます。具体的な手法は以下の通りです。

  1. ちくわの表面の水分をキッチンペーパーなどでしっかりと拭き取る
  2. ちくわを一食分ずつ小分けにして空気が入らないようにしっかりとラップに包む
  3. ラップに包んだちくわをジップロックに入れて空気を抜きチャックをする
  4. ジップロックの備考欄にマジックで冷凍実施日をわかりやすく記入する
  5. 冷凍庫に保存する

この方法を守ればちくわの旨みを逃すことなく冷凍保存することが出来ますよ。

冷凍期限・日持ち

冷凍後のちくわの期限は約1か月です。日付を把握するためにジップロックへの日付記載を忘れずに行いましょう。

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賞味期限切れちくわのレシピ

レシピ

賞味期限が切れてしまったちくわを使う場合は、やはり火を通すのが安心で安全です。ごま油と炒めるだけの簡単レシピですが、賞味期限を切れたちくわでもおいしく食べることが出来ますよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 未開封のちくわの賞味期限は約1週間、開封後は2~3日が賞味期限になる
  • 未開封で冷蔵庫に保存されていれば賞味期限を1週間程度過ぎても食べられる
  • 賞味期限切れのちくわを食べる際は外観を良くチェックして異常があったらすぐに廃棄すること
  • 余ってしまったちくわは小分けして冷凍保存すると1ヶ月程度まで長持ちさせることが出来る

いかがだったでしょうか。食べる頻度の高いちくわだからこそ、しっかりと賞味期限を確認することで安全に食べる癖を付けられるといいですね。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。