チアシードで下痢に?便秘に?毒成分があるって本当?正しい戻し方は?

栄養価が高くパワーフードとして知られているチアシード。

海外セレブやトップモデルが愛用したことで注目されましたが、今では健康に気を遣っているかたやダイエット目的での活用などで日本でも幅広く浸透していますよね。

特に女性には嬉しい栄養素が沢山なので積極的に摂取していきたいチアシードですが、下痢や便秘などの諸症状がでる、毒成分が含まれている…などの噂を耳にしたこともあるかたもいるでしょう。

今回はそんな噂の真相と意外と知らないチアシードの戻し方について徹底的に解説していきます。

スポンサードリンク

チアシードで下痢になる可能性が

下痢・腹痛

毒成分『発芽毒』

『発芽毒』とはどのようなものを指すのかご存知でしょうか?

『発芽毒』とは…?

  • 種子が外敵から身を守るために出す天然の毒成分
  • 発芽をする時期まで種に蓄えており、その間は種を食べられないようにする目的があるとされている

発芽を抑制する働きである『アブジシン酸』は、体内のミトコンドリアにとっては毒となるとされています。

ミトコンドリアはエネルギー代謝にとても重要な細胞小器官ですが、アブジシン酸に毒されることによって下記のような症状を引き起こす恐れがあります。

  • 冷え性
  • 不妊
  • 慢性疲労によるむくみや倦怠感
  • 免疫力の低下
MEMO
チアシードに限らず玄米などの種子にも子孫を守るために動物などに食べられないような働きをするメカニズムがあるので正しい食べ方を知っておくことが重要です!

消化不良

ご存知のとおりチアシードには『食物繊維』が多く含まれています。

適量摂取をすると腸内環境が整い便通もスムーズになるのですが、過剰摂取することによって体内で消化不良を起こしてしまい結果的に下痢や腹痛などの症状を引き起こしてしまう場合も…。

せっかく身体にいいものを取り入れてもマイナス効果に働く食べ方をしては元も子もありません。

スポンサードリンク

チアシードで便秘に?

固形のまま食べるのはダメ!

チアシードは生のままでも食べることは可能です。

ただし注意してほしいのが、『チアシードを乾燥状態のまま食べると、体内の水分を吸収して膨らんでしまう』とういうこと。

体内で水分を吸収することによって、消化器官を詰まらせてしまい便秘症状を引き起こしてしまう原因にも…。

乾燥状態のまま摂取する場合には適量をしっかりと把握する必要があります。

食べ過ぎに注意

チアシードは水分を吸収することで約10倍に膨らみます。

特に乾燥状態で食べる場合では、微量を食べたつもりでも体内の水分を吸収してしまうと多大な量になっていたりするものなので注意する必要がありますね。

チアシードの1日摂取量の目安は約10gほどです。適量をしっかりと守りましょう!

スポンサードリンク

正しい戻し方は?

意外と知らないチアシードの戻し方。適当にやって失敗した経験があるかも多いはず。

正しい戻し方を解説していきます!

水の量

『チアシード量の10倍量』と覚えるようにしましょう。

このときあまりにも水の量が少なかったり多かったりするとチアシードの食感自体変わって人によっては食べづらくなってしまうこともあるので、くれぐれも水の量には注意をしてくださいね。

戻す時間

乾燥状態のままでも食べることができるチアシードは、販売されているチアシードのパッケージによっても推奨時間はバラバラだったりしますよね。

1~2時間水戻しをしてから使用すると書かれているものもあれば10分の水戻しでよいと書かれているものまでさまざまです。

個人の好みもありますが、今回推奨する水戻し時間は最低約12時間…というのも上記で解説したとおりチアシードは発芽毒を持っていますが、毒成分は水に12時間以上浸すことでほぼ抜けるとされています。

すぐに摂取することができないという欠点はありますが、安心安全に確実に効果を得るには多少の準備時間は必要なのではないでしょうか。

摂取量

チアシードの1日摂取目安量は約10g(大さじ1)ほどです。

健康によいからという理由で過剰摂取してしまいがちですが、過剰摂取することによって下記のような症状を引き起こしてしまう場合も…。

  • 消化器官が詰まってしまい便秘を引き起こす
  • 下痢や腹痛を引き起こす原因となることも…
  • 代謝に時間を要するため腎臓に負担がかかる

とくに腎臓に持病を持っているかたや免疫力が低下しているかたについては、代謝するために腎臓に負担がかかってしまい副作用などの症状を引き起こしてしまう可能性も高まります。

くれぐれも摂取量には注意してくださいね。

ジュース類、ヨーグルトドリンクなどに直接入れもOK

乾燥状態のままでも食べることが可能なチアシードはもちろん、ジュースやヨーグルトドリンクなどに直接入れても美味しく食べることができますよ。

基本的にチアシードは無味無臭なので、どんな味にも合いますよ!ミルクティーやオレンジジュース、スムージーなどお好みのものにプラスしてみてくださいね。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたか?今回はチアシードに関する噂の真相を中心にチアシードの正しい戻し方についても解説しました。

この記事をまとめると

  • チアシードは『発芽毒』を引き起こす場合もある
  • 『発芽毒』を無効にするには水に12時間以上浸す必要があるとされている
  • 過剰摂取することによって便秘・下痢・腹痛を引き起こすことも…
  • 代謝に時間がかかるため腎臓に持病のあるかたや免疫力の低下が疑われるかたは特に注意が必要である

栄養価が高いチアシードは積極的に摂りたい食品ですよね。せっかく身体によいものを取り入れるには効果を存分に発揮して頂きたいものです。

正しい方法・適量を守り綺麗になりながら健康的な身体を手に入れましょう!

スポンサードリンク